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well f.m. 今後の戦略を語る。


 well f.m. 一般社団法人を設立しました創業者の雨降 地固男です。
私は「観光地域づくり法人= D.M.O.」の計画設計等観光再生の専門家です。

well f.m.は「最良の自分でいる為のウェルネスツーリズム推進」を事業の核とし、wellはwell-being、 f.m. はfind myself の略。「最良の状態を自分で見つける」ことを意味しています。
ウィズ・アフターコロナの世界は新しい生き方、働き方、ライフスタイルが求められる中で、ウェルネスツーリズムは、地域(資源・人・コミュニティ)と直接結びつき、地域資源を「ウェルネス資源」という新しい価値として、地域が協働で生み出し、自らの力で自走する雇用が発生し、提供するサービスの付加価値が高まり、生産性が向上。また、地域の1次、2次産業企業との連携により収益の域外移転を抑制する課題解決にも通じます。
私の本業である地域活性・観光地域づくりの観点からも、 「ウェルネスツーリズム」は大型の新規投資が必要なく、地域資源を「ウェルネス資源」という新しい価値として地域が協働で生み出していくことにより、地域に自走する雇用が発生することから、持続可能性の高い地域活性・観光再生の手段であると見ています。

 well f.m.は、事業推進をより加速させる為、国立公園・国定公園内及び周辺の事業連携法人内に研究拠点を全国五カ所に開設し、自然・人・地域とのつながりを創るツーリズム=観光の新しい価値の創出を目指しています。

〇well f.m 研究拠点(22年7月1日現在)
①沖縄Lab  国立大学法人琉球大学 ウェルネス研究分野内
②富士五湖Lab    富士河口湖町西湖 くう株式会社内
③増富Lab  秩父多摩甲斐国立公園 株式会社塚原緑地研究所内
④乗鞍Lab  中部山岳国立公園 株式会社信州未来づくりカンパニー内
⑤佐渡ヶ島Lab    佐渡弥彦米山国定公園  旧浦川小学校隣接民家内

なぜ、国立公園・国定公園内及び周辺の事業連携法人内に研究拠点を置くのかというと、環境省が主導する「国立公園満喫プロジェクト」があります。
2016年に政府がとりまとめた「明日の日本を支える観光ビジョン」の柱の一つとして国立公園が位置づけられ、「国立公園満喫プロジェクト」が進められてきました。
しかし、20年のコロナ禍の影響により国内外の利用者数が大幅に減少し、公園事業者の事業継続と雇用維持が課題となる中、政府は25年までの当面の目標として下記を再設定しました。
・自然を満喫できる上質なツーリズムの実現とブランド化。
 そのための「質」の目標・指標の設定(延べ宿泊者数、認知度等)
・新型コロナウイルスによる影響前の国内利用者の復活
・訪日外国人利用者数1000万人目標を見据えた、同ウイルスによる影響前の訪日外国人利用者の復活

つまり、アフターコロナに向けて、国家施策としての「国立公園満喫プロジェクト」は継続実施されていきます。全国の国立公園には「ウェルネスツーリズム」に不可欠な要素である「温泉」がほぼ存在しており、豊かな自然環境を活かした体験コンテンツの開発が可能となります。

 21年10月発表の米国の大手旅行雑誌「コンデ・ナスト・トラベラー」の読者投票ランキングの21年版では、「世界で最も魅力的な大都市トップ10」の1位に東京、2位に大阪、3位に京都が入り、日本の都市が上位3位を占める結果となりました。
また、国際機関、世界経済フォーラムが22年5月に発表した2021年版「旅行・観光開発指数」の世界ランキングで、交通インフラ、文化資源などの項目で評価が高く、日本が初めて首位になるなど、アフターコロナ期に向けて「行きたい国・JAPAN」の動きが確実に可視化されてきています。

 地域に落とすおカネが大きいことで注目を浴びるアドベンチャーツーリズム(以下AT)は、「ウェルネスツーリズム」との親和性が高い事も指摘されています。ATは、「自然とのふれあい」「文化交流」「フィジカルなアクティビティ」のうち、ふたつ以上の要素を持つ旅行です。自然の中でのアクティビティを通じて地域の文化と自然を体験することで、「自身の成長・変革と地域経済への貢献を実現することを目的」としており、サステナビリティや旅行を通じた地域貢献を重要視する旅行として注目されています。「自身の成長・変革と地域経済への貢献を実現することを目的」として、インバウンド復活で日本でATを体験する層と「ウェルネスツーリズム」の層がクロスして行くことになると我々は予測しています。

 well f.m は、国家施策としての「国立公園満喫プロジェクト」と連携しながら、アフターコロナ期のインバウンド復活に向けて、全国各地の国立公園・国定公園内及び周辺の事業連携法人内に研究拠点を設置する動きを進めていきます。

暫くは、シリーズでwell f.m.の今後の戦略を語っていきたいと思います。

well f.m.の事業については、メール、電話でお気軽にお問い合わせください。
wellfm2022@gmail.com
070-8527-2118(担当:雨降)

◎well f.m. 創業者 雨降 地固男 

観光再生・DMO組成のプロフェッショナル。2020年、コロナ禍を受けて、ワーケーション事業を推進する中で「ウェルネスツーリズム」に出会い「ウェルネスツーリズム」研究を開始。「最良の自分でいる為のウェルネスツーリズム推進」を核としたwell f.m.を設立して事業推進することを、職業人の最終目標と設定する。内閣府地域活性化伝道師・総務省地域力創造アドバイザー・観光庁広域観光圏専門家等の公職を務める。


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