治療成果があがる思考
毎週日曜日は、セラピストに向けてのコンテンツをリリースしています。今回は、「治療成果があがる思考」についてシェアします。
目的のとらえかた
A:〇〇さんの症状を改善する
B:症状を改善する
セラピストにより、治療目的は様々ですが、大別して⇧の2つに分かれます。
理想を尋ねると、Aと答える方が多いですが、実際はBを行っている方がほとんどです。
皆さんは大丈夫でしょうか?
例えば、腰痛患者さんがココに1人いても、10人いても、100人いても、同じ治療を行っているということはないですか?
誰もが一度は通る道ですが、いつまでも続けているのは、治療系セラピストとして失格です。
治療したいのであれば、Aの考え方に切り替えていかなくてはいけません。
考え方を切り替える方法
B頭をA頭に切り替える方法は、ズバリ「楽(ラク)しない」です。
楽(ラク)とは、つまり⇩の考えですが、コレを捨てましょう。
・治療パターンを学ぼうとする思考
・治し方に興味をもつ
この2つを必死で覚えたり、メモしている間は、治せるようになりません。
その上で、「目の前の患者さんに興味を持って」ください。
・どんな生活をしてるんだろう?
・職業はなんだろう?
・僕の知っている△△という仕事は、立ち仕事だけど、この方の職場環境はどうなんだろう?
・「一日中痛い」って言ってるけど、痛みがマシになる時はないのかな?
・「一日中痛いってわりに何もしてない」って本当かな?
など、何でもいいです。
そして、「得た情報」と「症状」と「体」を照らし合わせてください。
一致すれば、原因はもう見えているはずなので、それを取り除けばいいだけです。
足りないピースの探し方
<最も早く的確に見つけるための方法>
(✕)予想を立てる
(○)患者さんに聞く
一致しなければ、情報が足りません。足りないパーツを埋めるための質問をしてください。
足りないピースは必ず患者さんが持っています。
目の前に答えを持っている人がいるのに、正しいかどうか分からない予測を立てても時間のムダです。
そもそも質問が浮かばない
理解している=何が足りないかが分かる
理解が足りない=何が足りないか分からない
質問が浮かぶとき/浮かばないときの差は【理解度】です。
つまり、現状得た情報の整理をすれば、理解度が進み足りないものが見つかります。
足りなものが分かれば、あとは聞き出すために質問をするだけです。
積極的に整理をしてみましょう。
まとめ
治療成果を上げるために一番必要なのは、目の前の患者さんと向き合うことです。
しかし多くのケースで、患者さんは自分の体にも関わらず、関心が薄い状況です。
自分自身の体に興味がない人から、情報を引き出すのはとても難しいことですが、うまく聞き出せれば症状が治り、先生の大ファンになってくれます。
ぜひ頑張ってください。
ではまた
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?