柔軟性は気にするほどに低下する
毎週土曜日は、生活に役立つ情報を配信しています。
今回は、治療系カイロプラクターが【柔軟】を推奨しない理由についてです。
【柔軟性】は、ほんとうに必要?
柔軟性について2つ問題を出します。とても大切なことなので、よく考えてみてください。
Q1
「体が硬い」と言われた経験がある方はとても多いと思いますが、「カラダが硬いから症状が治らない/再発する」と思いますか?
A1
もし柔軟性と症状が結びつくなら、バレエや新体操をやっている人のほとんどは無症状で、カラダの硬い人のほとんどが症状を持っていることになります。
では、2つ目の問題です。
Q2
カラダが硬い間は、症状が治らないと思いますか?
A2
経験上、アスリート以外は、柔軟をしない人のほうが早期改善・再発予防できます。
ノンアスリートにとって「柔軟性と症状」は無関係
まず大前提として、ノンアスリートにとって「柔軟性と症状」は無関係だということを知ってください。
正しくは、「柔軟性低下の原因と症状」が関係していると理解してください。
つまり、いくら努力しても、原因が残っているかぎり柔軟性が改善することはありません。
毎日ストレッチをしている人なら、気づいているのではないでしょうか。
・効果が長持ちしない
・毎日しないとすぐに硬くなる
・以前よりも硬くなった気がする
・症状は全く改善していない
端的に言います。
セルフケアで【柔軟体操】をしても、原因にアプローチできないので、効果は期待できません。
カラダが硬くなる原因
カラダが硬くなる原因をセルフケアで何とかする方法は、残念ながらありません。
しかし、原因を増やさない方法はあります。
<例>
腕を伸ばすと痛い時に、腕を曲げる筋肉は硬くなることで、腕が伸びないようになります。
この時の硬さは「正常」です。
硬さをとったり、伸びやすくすればするほど、防御反応で硬くなります。
つまり、自分で原因増やさないためには⇩の2つをしないことです。
・硬い関節をストレッチする
・硬い筋肉をマッサージする
原因が増えなければ、カラダは治りやすくなります。
最大で1ヶ月放置して、改善しないようでしたら、プロに依頼するようにしてください。
正しく原因を取り除けば、より早く改善することができます。
まとめ
いかがでしたか?思っていることと違う話を聞かされて、困惑した人もいるのではないでしょうか?
しかし、落ち着いてよく考えていただいたら、今回の話が真実だということに気づくと思います。
特にセルフケアについては、正しい認識を持ってください。
セルフケアでは、壊れたものは治せません。壊れなくする方法を選択することが大切です。
どうすればいいか分からなくなった時は、積極的にプロを活用してください。
いくらググったところで、検索者が素人である以上、何が正しい知識なのかを判断することが難しいものです。
皆さんが早く健康を取り戻せることを願っています。
ではまた
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