「患部が治療対象にならない理由」を説明できますか? (2021.5.8更新)
このnoteは、【治療系】セラピストが「なぜ患部以外を治療するのか?」について、分かりやすく説明したものです。
<こんなセラピスト向け>
・患部をマッサージやストレッチで治そうとしている人
・何でもかんでも患部以外が悪いと思っている人
・患部治療と患部外治療の見極めができない人
・患者さんに症状のメカニズムを説明できない人/苦手な人
・治せる確率を上げたい人
メカニズムを説明できますか?
治療対象を患部にするのか、患部外にするのかの大前提には、『そこを治療すると改善する』という理由がなければいけません。
そこで皆さんに質問です。
あなたは目の前の患者さんに、
『施術ポイントと、症状の因果関係』を説明できますか?
「なぜそこを治療するのか」の理由を説明できる人は、⇩の3つを小学生低学年でも分かる言葉で説明できます。
・【患部】とは何?
・そこで何が起こっているの?
・どうすると症状が消えるの?
しかし、同じ説明でも理解が浅い方は、専門用語を使わないと説明できません。
専門用語は、専門家同士でのみ有効
先程の回答に、少し不快感を持った方もいるかも知れません。
しかし、ご存知の通り、専門用語は多くの言葉と意味を集約したものです。つまり、受け手の知識量により意味が異なります。
これからあなたが「症状と治療ポイントの因果関係」を説明する相手は素人です。
少なくとも、小3でも分かるレベルまで言葉を分解できなければ、すべての人に対応することは難しくなります。
もしそれができないようであれば、あなた自身が「なぜそこが治療ポイントになるのか理解していない」可能性があります。
おそらくみなさんも、過去の経験の中で「理解していない人から、理解できない言葉で説明されても、何を言っているか分からないという経験」をしたことがあると思います。
そんな時
「もっとかんたんな/分かる言葉で説明してください」
と言ったことはないですか?
今回の話は、コレと全く同じです。
ほとんどの患者さんは、先生が専門用語を使い始めた段階で
「この先生勉強してはんねんな~」
と、他人事のようになってしまいます。
それでは治るものも治りません。
しいては、コレが先生の実績に響いてきますので、患者さんには理解しやすく分かりやすい言葉で伝えるようにしてください。
具体例を教えます
ココからは、僕が実際どのように患者さんに伝えているかを、具体例を使って説明していきます。
また【患部治療と患部外治療の考え方】についても分かりやすく説明しました。
今日から使える知識ですので、ぜひ活用してください。
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