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「老後◯万円問題」を解決する方法(後半)


なぜ政府はNISAをすすめるのか?

日銀は物価安定上昇を2%に設定しています。

これは毎年2%の物価上昇を認めることに等しいですが、継続すると35年で現在の2倍になることを意味します。

言い換えるなら、現在2,000万円の貯金があったとしても、35年後には今の1,000万円と同じ価値になるということです。

価値を維持させるためには、年利2.315%以上の金利商品を見つける必要があります。

手っ取り早いのは銀行の金利を上げることですが、景気が上昇しきっていない段階で金利を上げてしまうと、景気が後退してしまいます。

そこで選ばれたのが株式投資です。

過去30年間は「平均3%UP!」

日経225の株価は、過去30年間で年平均約3%上昇しています。

ピンと来ない方は、日経225に投資すると「23年で貯金が2倍、37年で3倍になる」と思ってください。

つまり700万円を貯金感覚で投資すれば、37年で2,000万問題は解決するんです。

蛇足ですが、金利が0.2%になると話題の銀行に23年預けると1.05倍、37年で1.08倍になります。

35年後には、物価が2倍になるというのに、まったく話にならないですよね。

貯金なんて貯める余裕なんてない

とはいえ、「貯金なんてする余裕はない」という方もいると思います。

でもね・・・
現実はそれでも、少しは貯めないといけないんです。

今年の1月から始まったNISAは、「つみたて投資枠」の商品なら100円からはじめることができます⇩。

たとえば毎日100円ずつ投資すれば、1ヶ月で約2,000円、年間24,000円です。

これなら現実的だと思いませんか?

「でも毎日100円なんて、大した額にならない」なんて思わないでください。

3%の割合で上昇すれば、10年続後には283,000円、20年後には664,000円、30年後には1,176,000円になります。

貯める余裕なんてないと言っていたはずなのに、こんなにも貯まるなんて嬉しくないですか?

2,000万円は一例であって、自分の生活には当てはまらないかもしれませんが、100円投資が助けになることには違いありません。

未来の自分を助けることができるのは、現在のあなただけです。

一つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか?
それではまた

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