良い姿勢でいるためのコツ/本質を考える頭を作る
自分の姿勢が気になりますか?
先程の患者さんから「良い姿勢でいるためのコツを教えて下さい」と質問がありました。
皆さんなら何と答えますか?
僕の答えは「姿勢を気にせずに立つことです」でした。
姿勢はバランスを取るために崩れる
多くの方は、『姿勢が崩れたから症状が出た』と勘違いされますが、実は逆です。
例えば、こんな場面をイメージしてみてください。
「あなたは姿勢を崩さずに靴が履けますか?」
きっと姿勢を崩さずには履けないですよね。
顔はやや下を向き、体を丸め、股関節や膝を曲げるはずです。
多くの方は、この時に崩れる姿勢は気にならないと思います。
もし症状が出るとしたら、顔が下に向けなかったり、体が丸まれなかったり、股関節や膝が曲げれない時ではないでしょうか?
【体は症状を受け流すために、姿勢を崩します】
つまり、セルフケアで姿勢が崩れないようにすればするほど、体は症状を受け流すことができなくなるので、発症するしかなくなるんです。
都合の良い例外は論外
「いやいや、靴を履く時は一瞬だから症状が出ないだけです」
こんな事を言う方がいますが、論外です。
「体に悪いことを連続で繰り返したら、悪くなりますよね。だったら、健康のために歩くっておかしくないですか?『歩行』は片足立ちの連続です。設置している足に体重が乗る度に、姿勢は歪んでいます。」
一瞬で崩れる言い訳には気をつけましょう。
まとめ
街を歩いていると、『あなたの症状は姿勢が原因です』のような看板を見かけますが、残念でしかありません。
僕のところには、そんなところで、正しく歪めない体にされた方が来店されます。
姿勢が崩れるのは結果であって、原因ではありません。姿勢を気にすればするほど、姿勢は崩れていきます。
『あなたにとって正しい姿勢』は、あなたが一番ラクな姿勢です。それが『きれいな姿勢』とイコールの人もいれば、そうでない人もいます。
もしあなたが、『一番ラクな姿勢=きれいな姿勢』になりたいのであれば、ぜひこんな考えのセラピストを訪ねてみてください。
きっと気がついた時には、『一番ラクな姿勢=きれいな姿勢』になっていると思いますよ。
ではまた
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