見出し画像

IGI℠セッション Dさんの旅:雪の上の海 その2

2回目でトリガーになる心理を探れたので、Dさんの3回目のセッションは、再び症状が出そうになった時の対処法に取り組むことにしました。

普段、Dさんは、緊張や大勢の人がいるような場所でアトピーが出そうな気配を感じると、フラワーエッセンスなどをとって落ち着くようにされるようなので、フラワーエッセンスをとることで、同時に心の平安を体に思い出せるようにしていきます。

3回目のセッションで、また、いつもの雪の牧草地を訪れます。チラチラと雪が待っていて、冷たい空気を肌で感じます。太陽が沈みかけて少し暗くなってきています。

赤いスノーブーツを履いた5歳のDさんの元に海が走ってきて、嬉しそうに尻尾を振って横に座ります。

安心する存在のおじいちゃんを呼びます。
椅子に座り、コーヒを飲んでテレビを見ているおじいちゃん。いつもの安心する光景です。この空気感、この光景、落ち着いて、のんびりして、そこにいるだけで、体の左側から足元、お腹、全身へと広がっていく暖かさを感じます。おじいちゃんに海のご飯を作りながら待っていてもらいます。

次にいつも唱えるホ・オポノポノ。
そのイメージをすると、体から力が抜けて楽になり、少し暗かった周りが明るくなり、雪が溶けてきました。暖かく、ほかほか気持ちが良いです。

海がおじいちゃんのそばで待っているのが見えます。ずっとずっとこのままならいいのに。

そこにある全てを統一してもらいます。
小さいDさんが海の上に乗ると、暖かくて硬い毛を感じます。海がおじいちゃんを見上げている。

「どこへでも行けそう。私が海に頼っても、海には頼りになるおじいちゃんがいるから大丈夫。これこれ、この感覚!」

その感覚を手元にあるリモコンで大きくしたり小さくしたりして体感してもらいます。フラワーエッセンスを飲んでいるところを想像しながら、その感覚を自由にコントロールする方法を少し練習をしてもらいます。

ボリュームを小さくしてゼロにしたら、海から落っこちました!

「贅沢だね、よく味わいな」という海。褒めながら、「考えすぎるな、大丈夫」と言ってくれるおじいちゃん。海に「引き続きよろしくお願いします」とご飯をあげます。

皆にお礼を伝えお別れをすると、ドアが開いて眩しい違う世界へ。ドアの向こうではブランコに乗ってふわふわ軽やかに浮いています。

こうして3回目のセッションが終わりました。

【Dさんの3回目のセッションの感想】
インナーアドバイザーの存在が日常に根づき、心地よい日々を過ごしています。

提案くださった、具体的にこれまで使っていたホ・オポノポノやフラワーエッセンスといったツールとのつながりもよりわたしを安心させてくれています。素晴らしいご提案とセッションをありがとうございました。

母と十数年ぶりに同居してからのこの一年余り、母の生活音や精神状態に、わたしの精神状態が想像以上に感化されダメージを受けてていることに気づくことが増えました。そのダメージがちいさなわたしが感じたこととの連鎖として起きていることにも気付けるようになりました。

そして気づいたあとのケアとして、主体的な態度で物理的な距離の取り方を模索しています。いままでは蓋をしており無自覚だった痛みを知覚し、いたわり、予防策を考える。これはセッションを受けさせていただいた後のわたしの生活に新たに生まれたルーティンです。

ときにはインナーアドバイザーを呼んでみるイメージをしています。相変わらず海はやさしく、祖父がいつもそばにいます。

また、これまであまり頼らずにどうにかしたいと事情を話さないでいた弟にもサポートをお願いし、理解と共感を得ることができたのも、ほんとうに驚くようなわたしの変化です。

こうした主体的行動をとるのはわたしにとってはチャレンジングだったと思います。イメージのなかで授けてくださった、安心の場所は、勇気を与えてくれています。

【Dさんのセッション全体の感想】
かなえさんの声やことばのひとつひとつがほんとうに優しく心強く、わたしに寄り添ってくださった時間は宝物のようでした。

なにがなんでも一人で生きる、家族を守らなきゃ、と思っていた部分は歳を重ねるごとにほどけていき、拳の力が抜けてきている自覚がありました。が、今回かなえさんのサポートを受けたことでかなり楽に、一気にステージを飛び級した気がします。こうして時折自分にとって安心したスペースで、集中して自分のイメージに還っていきたいです。心から感謝しています。どうもありがとうございました。

<ガイドのコメント>
Dさんのイメージに出てくるディテールの全てがDさんの大切な心の支えであることがセッションを重ねる毎に沁み入ってきました。

初めて海に会った時にDさんは海にステーキをあげています。毎回のセッションで海にはたくさんのものを食べさせてあげていたのが印象的でそれをお伝えしています。実はこうしたインナーアドバイザーとの何気ないコミュニケーションが、インナーアドバイザーとのつながりを深める重要なエッセンスになっていきます。

Dさんと海のつながり、海とおじいちゃんのつながり。その在り方にもまた深い意味があるのだろうと感じます。また、最後に、全く違う新しい世界のドアが開いたことに思いがけない感動をいただきました。

※セッション内容はクライエントご本人の承諾を得て公開しています。また、セッション内容の解釈はクライエント本人にお任せし、基本的にはガイドが解釈を行うことはしません。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?