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砂糖と現代人との相性は?


果糖はとても貴重だったのに…現代では病気の原因に

果糖(フルクトース)は果物、野菜、蜂蜜などの天然食品に含まれているのに、現代ではジュースやお菓子などの加工食品から摂取される事が本当に多くなりました。ヒトが昔、狩りで食料を摂っていた頃は、食物から最大限のカロリーを摂る事が目的でした。なぜなら手に入れられるのはほんの少量でしたので、糖分の選り好みなんて必要なかったのです。加工食品だらけの今の世の中はあらゆる食品に無理やり果糖を入れているため、知らぬ間に完全に摂取過多。シリアルバー、パスタソース、ジャム、チョコレート…いつでもどこでもすぐ手に入ります。病気の原因は果糖だ、と多くの科学者が発表しているのですから、砂糖が大量に手に入る今の世界と人間の体は相性が良いとは言えないのかもしれませんね。ただ、人間の体や精神の驚くべき点は、こうして体が悪い方へと向かっても、それに完全に適応してしまうところ。

悪者にされがちな砂糖ですが、多くの食物に「糖」は存在します。大切なのはどの食物からどのように、そしてどれだけ糖を体に摂り入れるか。それによって体への影響が大きく異なりますので、摂取源は本当に大切です。

「糖分・糖質・糖類」 違いが分かると素敵です

「糖分摂り過ぎちゃったかも」「糖質オフなの」「糖類ゼロだって」
聞いた事があるだけでなく、実際自分でも言った事きっとあると思います。
「へぇ〜、糖類ゼロってどういうこと?」と聞かれてたら?
サラリと答えられたら、なかなか素敵だと私は思います。決して専門的な化学記号まで覚えておく必要があるわけではなく、自分の日常生活に必要は部分を正しく知っておくと、友人やご家族との会話も弾み、そして話す内容も変わって人生は楽しくなります!

  • 糖分は、甘いもののことを指す言葉なので、定義はありません。

  • 糖質は、炭水化物から食物繊維を引いたもの。なぜかと言うと、糖質は炭水化物のうち、体内で分解・吸収されエネルギーとして使われるものを指しますが、炭水化物にはエネルギーにはならない食物繊維も含まれているからなんです。(2つ目の図を参照)

  • 糖類は、単糖類と二糖類の事を指します。(1つ目の図を参照)そう、まさに「白いお砂糖」は糖類ですね。


意外と簡単だから見てみて!2つの掲載図

一生懸命作ったので見て欲しいのぉというわけでなく(すみません…)今回掲載した2つの図について理解しておくと、糖質について多少難しい話を聞く機会があったとしても理解度が全然違ってきます。

日常でそんな会話や場面はないから私は大丈夫ぅ♡と思うより、深い話は決して暗く退屈なモノではないので、知識はどんどん有効活用していきましょう!

「糖類ゼロ食品には白いお砂糖や水飴は入っていないけど、甘みを補う代用として天然の甘味料、例えばラカント等が入っているかもしれないから血糖値の上昇は抑えられると思うわ♡」な〜んて、言葉がサラリと出る日もすぐそこです。(今日の午後にでもどうぞ!)


多糖類が消化・吸収されるには、二糖類 → 単糖類、と順を追って結合された糖分子が吸収されやすいサイズまでカットされます。その働きをするのが消化酵素!

セルロースは人が持つ酵素では分解できないため、エネルギーにはなりません。だからカロリーゼロ。でも!草食動物たちはセルロースを分解できる消化酵素セルラーゼを持っているので、草だけでもバリバリ健康に生きています!

曖昧さをなくす習慣は、人生を楽にする

曖昧にしていたけれど、今まで何とかやってきたから大丈夫、ま、いっかと思う事、日常には意外と溢れているかもしれません。
例えば、食品の表示ラベル。「どうしてだっけ?」「多分、これかな?」と小さな疑問はあるもののチラ見して終わらせていた事もあるかもしれません。こうした小さな迷いの放置はストレスに繋がったりするもの。お買い物の度に食品表示ラベルの内容を全て熟読する必要はないと私は思いますが、「炭水化物の欄をチェックすれば、糖質の量が計算できる」と覚えてしまえば、迷いがひとつ自分の人生からなくなる、そんな考え方は決して大袈裟でもなさそう。

是非、お買い物の予定がある方は、食品表示ラベルを見て炭水化物から糖質のカロリーを計算してみて下さいませませ。意外な場面で役立つ事があるかも!


次回予告 〜皆んな大好きスムージー〜

次回は「皆んな大好きスムージー」についてのドキドキな事実をお伝えします。それほど恐ろしい話ではありませんのでお楽しみに!

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