ダイエッター看護師のダイエットhistory ーリバウンドの正体は!?−
13Kg痩せた私もずっと太っていたわけではなく、痩せていたときだってあるのです。
今回は私が経験したダイエットの成功と失敗について書いてみました。
1,人生初めてのダイエットはトマトダイエット『か弱い女子にあこがれて』
私の人生初のダイエットは思春期真っただ中の中学1年生のときでした。
中学生になったら部活に入ることが必要で強制的にどこかの部に所属することになっていました。
田舎の中学校なので部活の数は限られていて
野球・バレーボール・卓球・音楽部・生物部・長距離部
この6個の部活しかなく、球技が苦手な私はバレーボール・卓球は無理。
野球は男子だけなので除外。
音符が読めないので音楽部も無理。
生物部は恐竜の骨らしきものを水道で洗っているのをみて
「ないわ(・ ・;)」と思い入部を断念。
消去法で長距離部に入部しました。
そこまで好きでもない部活に入部したわけですが部活嫌いになったのは部員構成。
学年で女子は私一人。
そのほかの部員は全員男子。
そして顧問は元自衛隊員。
おのずと男子優先の練習で自衛隊メニューになるわけです。
雨の日の部活は学校の廊下を匍匐前進させられていました💦
そのほか、坂道で腹筋50回してからダッシュしたり熊のでる峠を走ったりと今思えばよく耐えたなと思うメニューばっかりでした(;^ω^)
人生初の活動量となった中学1年生の夏。
そのころは「食欲がない」といういわゆる、
か弱い女の子がかわいいとされていた時代でした。
地元ではの話ですがねf(^_^;)
もちろん私は親が五体満足に生んでくれたおかげで健康体そのものでした。学校を休むのも本当の病気ではなく仮病💦
まあ、仮病で休むことも少なかったです。
部活では紅一点、過酷な練習(訓練?)をこなすワイルド女子だったのでか弱い女の子とはかけ離れてました。
かけ離れていたゆえに憧れは募る一方・・・。
ふりでもいいからやってみたくなったんですよね。
地元のスーパーに売ってたトマトをおこずかいで購入し「食欲ない」といってご飯を食べずに部屋でこっそりトマトを食べていました。
なんでトマトを選んだかは分かりません。
季節が夏だったからおいしそうに見えたのかもしれません。
もしかしたら身体が欲していたのかもしれないです。
夜、トマトだけ生活をしていたある日、
母から「なんか痩せたんちがうか?」といわれ、
そういえば制服のスカートがゆるく感じると少し前から思っていたことを思い出しました。
もともとお調子者で褒められると嬉しくなって図に乗るので
このときも期待通りに調子に乗りました。
嬉しそうに母へ
「痩せたしスカートのホックがゆるいから付け替えてほしい」
というと
「大丈夫、それ以上痩せへんわ。」
と返されました。
母はすべてお見通しだったのかもしれません。
もしかしたら付け替えるのがめんどくさかっただけかもしれませんが・・・。
母の予告通りこの後は痩せることなく体重は右肩上がりになるのです。
このとき、
「私、痩せてるんだ。じゃあおやつをもっと食べても大丈夫やんね」とおやつを食べるようになりました。
部活の男子優先の自衛隊メニューにも慣れ(匍匐前進うまくなってました)痩せたことですっかり気が緩んでしまいました。
季節は食欲の秋。
爆食が止まらず体重は夏前の数値を余裕で超えて人生初のダイエットは見事リバウンドを果たしたのです。
2,2回目のダイエットは総合格闘技 『自分の身は自分で守れ』
2回目のダイエットは20代。
看護師になって間もないころでした。
当時、住んでいた近くで傷害事件がありまして
「自分の身は自分で守らなきゃだな。よし。護身術を習いに行こう」と決めて近くの総合格闘技のジムへ通い始めました。
このとき、看護師になりたてで業務や人間関係にうまく立ち回れない自分がイヤで落ち込む日々でした。
仕事に行くのがイヤで職場を休んだ夜、偶然見かけたテレビ番組で女子格闘技を放送していました。
その番組で戦う女の子をみて
「私には格闘技があるやん。落ち込んでないで立ち向かってみようかな。」と自然と向き合う気持ちになれました。
支えられるものがあると人って強くなります。
前向きな気持ちで業務や人間関係に取り組むと乗り越えられるんですよね。
心を強くしてくれた格闘技は身体も強くしてくれました。
身体にもいい変化をもたらしてくれました。
総合格闘技に通い始めて、活動量が摂取量を上回り体重が自然と減っていきました。
筋トレサーキットやスパーリングをほぼ毎日していたので筋肉もついてウエストもくびれて当時、働いていた職場の先輩や後輩に
「いいなー。おなかがへっこんでてうらやましい」とよく言われていました。
ここでも調子にのってごはんを食べた後におやつを食べて疲れてたら寝るという生活をしていました。
しばらくして柔術の締め技を体得した私は総合格闘技に満足して通うのをやめてしまったんですが食事量は変わらないままだったので今度は摂取量が活動量を超えてしまいここでも前回と同じくリバウンドを果たしたのです。
20代でもリバウンドを経験しここから10年つづく万年ダイエッターとなっていくのでした。
3,振り返ってみえたリバウンドの傾向 『調子にのたったらリバウンドする』
今回、このブログを書くにあたり気づいたことがあります。
【調子に乗ったらリバウンドする】ということです。
正確には調子に乗って横柄になることだなと過去のリバウンドのパターンを振り返って感じました。
私は痩せた時に自分の存在を認められて安心したんだと思います。
「痩せたね」「すっきりしたね」「うらやましい」と褒められて注目を浴びてそれが嬉しかったんですよね。
そして「認めてくれた。私これでいいんだ」と安心しました。
痩せた→認められた→安心した
ここまでは良かったんですがついつい調子に乗ってしまうのが私の癖で
「痩せたんだからもう大丈夫。」
と横柄になってしまうことがリバウンドした原因です。
4,リバウンド防止のコツ『身体に誠実であれ』
中学生のときと20代の時のダイエットで共通なのはそれらの行為がダイエットのつながると思っていませんでした。
ダイエットをする目的でトマトと食べたり格闘技をしていたわけではなく
・か弱い女の子を演じたい
・格闘技で護身術を身に着けたい
という目標をかかげて行動した結果、副産物としてついてきただけです。
自分のなかでダイエットは盲点(意識に上がってこなかった)でした。
痩せたことでダイエットの盲点が焦点へ切り替わります。
よくあるパターンだと思います。
女性であればきれいでありたい。
誰でも願うことです。
太ってきたし同じダイエットメニューの強化(食べることを更に制限するや格闘技の練習を増やすetc)をすればいいと思うでしょうが意識してしまうとダイエットは効果がありません。
意識的なダイエットは
・数字を追っているため体重の増減に一喜一憂する。
・痩せるために始めた運動や食事に対し「○○しなければならない」という命令になっていく。
・できない自分に対しダメ出しをする。
以上が世間で言われるダイエットがつらいという理由です。
更に
ここまで痩せたし大丈夫。
もう太らない。
と、痩せたことがあたりまえになるとリバウンドに拍車がかかると思います。
こころと身体の健康を学んで今思うことは
痩せて周囲に認められたという実績は
身体が実現してくれたからこそだと思うのです。
身体に対し誠実であることがリバウンドを防止する秘訣だと思います。
身体に対して誠実であること=感謝すること
これに尽きると私は思います。
5,おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございます。
このブログを書いていくうちに自分が陥りがちなリバウンドのパターンについて気づくことができました。
この陥りがちなパターンはリバウンドだけではなく他のエラーでも陥りがちなパターンなんだと思います。
例えば
・調子に乗って不要なものを購入したり
・調子に乗って余計なことを言ったり
人間関係にエラーが起こったりする可能性だってあるわけです。
今あることがあたりまえなことなんて何一つなくて
過去の出来事はすべてリソース(資源)でしかないです。
渦中にいるときはそんなこと思えないかもしれませんが振り返れば自分の肥やしになっているかもしれません^^。
そんな風にみれたら世界は少しずつ変わっていくと思います。
本日も最後まで見ていただきありがとうございます。
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