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Weekly Follow-up

こんにちは!
 276人が亡くなった熊本震災から14日で7年を迎えました。震度7の揺れを2回経験し、熊本城をはじめとして多くの家屋に影響が出ましたが、今年に入り仮設住宅に入居する人がゼロになったり、新たな熊本空港のターミナルや東海大学のキャンパスがオープンしました。一方で、コミュニティの形成や震災の記憶・教訓の継承に課題が見えます。
 以下は、筆者の独断と偏見で選んだ1週間を振り返るにあたって押さえておきたい5本のニュースです。


前半戦

 統一地方選挙の前半戦が始まった。前半戦の目玉選挙区は大阪府と奈良県である。大阪選挙区では大阪府知事と大阪市長のダブル選が実施されいずれも大阪維新の会の候補が当選した。奈良選挙区では直前まで自民党内での候補者調整が難航した結果、保守分裂選挙となり日本維新の会の新人である山下真氏が当選を果たし日本維新の会は大阪以外の知事候補が初めて当選した。日本維新の会は他の選挙区でも勢いを見せている。

人口減少

 総務省が公表した人口推計によると2022年の人口は、前年よりも55.6万人減少し1億2494万7千人となった。これで12年連続で減少したことになる。東京都を除く全ての道府県で人口が減少した。岸田総理は少子化を喫緊の課題にあげ少子化対策を行うとしているが、具体的な政策や金額が未だ発表されず見通しは不安定である。


再びの惨禍

 アメリカで再び銃撃事件が発生した。ケンタキー州ルイスビルの銀行で銃撃事件が発生し、5人が死亡8人が負傷した。犯人はこの銀行の従業員で警察官によって射殺された。動機は依然不明のままである。アメリカでは今年に入ってから複数人が銃殺される事件が15件発生しており、死者は約80人にのぼる。先月もキリスト教系の学校で児童を含む複数人が凶弾に倒れている。バイデン政権は銃規制に取り組む姿勢を見せているが、進捗状況は芳しくない。


機密文書流出

 アメリカ国防総省は10日機密文書が流出したと発表した。また、同時に司法省も捜査に着手した。この結果、21歳の空軍州兵が逮捕された。流出した文書にはロシアによるウクライナ侵略に関してウクライナ軍の戦力や武器の消費スピードなどが含まれている。更に国際機関や他国政府機関の高官の通信を盗聴したという報道もある。


技能実習制度廃止へ

 政府の有識者会議は、現行の技能実習制度の廃止を求める提言の素案をまとめると共に新制度の提案を行った。技能実習制度は国際貢献を目的として約30年間続いたが、新たの制度のもとで外国人自在の確保を目指すこととした。新制度では人権問題であると指摘されている「転職」についても緩和する方針だ。最終報告書は今秋にもまとめられる予定だ。


それでは皆さん良い週末を!

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