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生き直しをしている感覚


人生100年時代なんて言われてから
気付いたらもう半分過ぎの年齢になっていて。
昔から自分の50代以降の生き方が
イメージ出来ていませんでした。

人から見ると、バリバリに働くキャリアウーマンに
見えているようですが、そんなかっこいいものでも無く
とにかく無我夢中で生きてきたような人生。

人一倍、好奇心も旺盛だけど
どちらかと言えばもともと男っぽい性格で
父には「お前は間違って女の子に生まれた」と
よく言われていました。

たしかに・・
車好きの父の影響もあり、子供のころから
集めるおもちゃはミニカーだったり(笑)


子供の頃は女の子とおままごとするのが苦手で
男の子たちと自転車で走り回ったり、ジャングルジムで
遊んだり女の子らしさのかけらも無いような子供時代でした。


絵を描いては漫画家になりたいなぁとか思ったり
ピアノとエレクトーンを習い始めたら音楽にどっぷりハマったり
初めてみた映画に感動して世界を旅してみたいと思ったり


そんな自分の興味や好きという感覚を案外中心に置きながら
いつも生きてきた。
そして、色々な所に旅行に行ってみたいと思ったところで
大学では無く、観光系の専門学校へ行きたいと進路を決めた。


自分で学費を稼ぎながらホテルの仕事が学べるシステムは
本当にありがたくて。
たぶん、どちらにせよ、故郷でじっとしている性格では
無かったのです。


ところが
好き勝手に自分のやりたいことを中心に世間知らずの私が
飛び出した世界は、それまでの環境の違いに適応できず
すっかり歪んで行き、一気に人間不信に陥った。
故郷の同級生は皆、心配して「帰っておいで」と
言ってくれたが自分の意地でそれは出来なかった。


あのころ、未だ世の中を全く知らず18歳で飛び出した社会は
想像以上に男尊女卑の世界で、今からはきっと想像も付かないくらい
女といえば、男のモノのように扱われる衝撃体験が
私のプライドをズタズタにしたし、それまでがどれだけ親の保護の元
幸せに暮らしていたかを知り、本当に心の底から感謝した。


それでも途中で辞めず、実家に戻らなかったのは
大学進学を切に願っていた親の気持ちに逆らって自分の選んだ道を
どうにか修正しながら突き詰めたかったから。
今思うと、そんなに意地を張らなくてももっと軽く生きる道を
選べばいいのに。。と思うほど、実は不器用なのです。


甘えることが出来ない。
「助けて」って言えない。

それは案外今でもそう。

そうこうしながら、いつでも自分の中心にある美学だけは
ぶれずに持ってきた。


中々にハードな半生を送ってきたおかげで、学びもたくさんあったし
カラダも壊し、自分の限界をいつも感じながら。。
自分の人生の最後に弔辞を読んでもらうときに、
「あなたは〇〇〇な人でした」って誰かにいってもらえることを
想像して、皆の記憶の中にどんな人でいたいかな、と
今はそんなことを考えながら生き直し中です。


この半生、後悔はしたことない。
山のような失敗も全部経験でしかない。

この経験がこれからの時代を生きるだれかのヒントになれば
いいな、とそんな思いで残された人生は、自分の使命を探す
と同時に生き抜く力を伝えていきたい、

そんな風に思ってます。

人生後半は、生き直し。
やり残したことは無いか、思いが置き去りにされてないか
ひとつひとつ紐解きながら、でもこれが必ず私流の
ウェルネスな生き方になると信じて今日も楽しみます(^^)/


#生き直し #キャリア #自分の使命 #不器用 #ウェルネス

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