2.7 雑貨と思い出品は、とりあえずまとめておく

 ざっくりと多くのものを廃棄してスペースができたところで、業者さんに廃棄をお願いするものを3階、残すものを4階に分別するように設定し、毎日その仕分けをしていくと、目の前のモノの山が少しずつだが「明らかに」片付いていく。

このまま一気に片付けは進むものと思ったのだが、そういうわけにはいかなかった。
アルバムをはじめとした思い出品、そして細々とした雑貨類を、細々とひとつずつチェックするような時間的余裕がなくなってきた。

 片付けも大事なのだが、私たちがすむ5階のリノベ計画についても考えなければならない。疲れ果ててリノベにエネルギーが残らず、最終的に不本意な家に住むことになったら後悔するのは必至だ。

片付けを行う場所は電気がつかないところもあったので、夕方になり暗くなると作業の手を止め、お風呂に入り、そこからは自分たちのリノベ計画をたてる時間にあてていた。だから実際に毎日の作業はこの「日が出ている時間」に限定された。最初のうちは夜を徹してがんばれば数日で終わるのでは、という甘い考えもあったが、そんな簡単なものではないと気づいてからは、疲れたらすぐに休み、暗くなったら作業中断、というユルユルなテンションで継続していた。
そして思い出品をまとめて置いて置く場所は、ある程度は固めて見やすいように置いていたりもしたが、それ以上のことは一切できそうもなく、そんな自分たちを責めるのはやめようと思っていた。ここまでがんばっただけでも成果あり、だ。廃棄するものさえキチンと廃棄しておけば、あとの小物は生活しながらボチボチと整理することもできるだろう。それがあと何年かかっても、誰に迷惑をかけるものでもなし。

 そんなこんなで4階部分にどんどんとモノが積み上がっていった。その量を見て「うそやん.......」と思ったりもしたが(汗)、そんなこんなも時間さえかければいつか終わるだろうと祈るような気持ちで淡々とモノを運んだ。

 ちなみに義母は大量の和服を所有しており、和箪笥とそれに収めきれない着物と和装グッズについては、私が判断できるものなどなく、一枚も廃棄することなく残しておくことになった。いつかこれも整理しなければいけない日が来るのはわかっているのだが、それは今ではない。義母はもう着ないとは思うが、私たちが勝手に処分できるものではない。旅行好きな私たちが、もし飛行機事故にでも会ったら、子供たちがその整理をすることになるのかなと思うと少し強い気持ちで処分した方がいいのではと思ったりもした。が、いかんせん和装の心得がないから、何が大事で何がいらないものなのかが全くわからない。
これらのわからないもの、思い出品、細かい雑貨の数々は、とりあえず判断すらせずに一時的に保管することにした。

このあたりで、実家の片付けのステージ1は終了だ。次は掃除だな。

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