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【コンロ使わないもん】エンサイでなんちゃってウゴジクッ(우거지국)

9月になっても暑い。

カナメ「いやぁ、暑さ寒さも彼岸までって言うし。」

絶対やな。
お彼岸過ぎたら涼しなるんやな。
絶対やな?

カナメにケンカふっかけたとしても、涼しくなるわけではないが。

さて。

夏に植える葉物といえば、我が家では「エンサイ(空芯菜)」である。

タネを撒いて水やりをしていると、ほどなくもれなく芽を出すが、そこから収穫までの期間が意外と長く感じられてしまう。

脳内では「エンサイってなんぼでも生えるよね」という感覚に陥るのだが、それは「収穫期を迎えてから」の話。

それまでの間は、そこそこの日数をかけてチンタラと育つ。

そして、その様は、あんまり可愛くもなんともない感じである。

なので、心を無にしてに水やりを続けていると、それはほどなく「食えるサイズ」にまで成長する。これからはエンドレスな感じで収穫できてしまふ。

そこで初めて「まぁ、エンサイちゃん。大きくなったわねぇ♪」と私の視界に入る。

若いツバメを品定めするようなイヤラシイ目つきで彼を料理するのだ。

人間って本当に欲まみれでいやぁね(私だけ?)。

でもさ。

エンサイといえば、ニンニク油炒めと、油を入れたお湯で茹でてオイスターソースかけて食べる油菜、時には卵炒めにする、くらいしかレシピのレパートリーがない。

そんなある日。

エンサイを炒めるのも面倒くさいと、ホットクックでお味噌汁を作るときに、その葉の部分だけを入れて出したところ……..

カナメ「え、これ、もしかしてウゴジクッ(우거지국)?オレ、好きなんだよね。ひゃー、懐かしい!!」

と大ウケであった。

なるほど。
汁物にもイケるのか。

ということで、その作り方をメモっておこうかなと。

ところで、ウゴジクッ(汁)のウゴジは、「高菜っぽい感じの葉物」と思っていたのだが、実は「白菜や大根の葉を茹でて乾燥させたもの」のようなのであーる。

元々は、キムチを瓶に漬けるときに「白菜の外葉の捨てる部分」で上部を覆ったもののことらしい。で、瓶の中のキムチを食べ切った時に底に残った「キムチ漬けされた外葉」も、捨てずに汁物などに転嫁したんじゃないかと。

で、そこから転じて「白菜の外葉や大根の葉を塩で漬けたり、塩茹でしたりしたもの」になったみたい。

商品としては、それを乾燥させたものが売られたりしている。

こちらは塩で漬ける方法。

塩茹でしてから冷凍保存する方法は、こちら。

カナメ「オレ、ウゴジっていう野菜があるのかと思ってたよ。」

同感である。

これを初めて食堂(シクタン)で食べた時は、「独特の味だなぁ。あえて注文しようと思わないけど、栄養はありそうだから、まぁ食べるか。」的な位置づけのものであった。

が、慣れてくると、「なんか美味しいよね……」になり、時々無性に「ウゴジクッが食べたい……」と思ってくるものである。

それで、生のエンサイを入れたお味噌汁が、カナメには「ウゴジクッ」に思えたらしく、もう一度それを食べたいと言われたわけである。

いつも通り、ホットクック さんに丸投げだーい。

1、ホットクックの内鍋に、水、ダシ、ざく切りにしたエンサイの葉、輪切りにした白ネギ、ニンニクみじん切り、青唐辛子(小口切り)、味噌を入れる。

ダシは、イリコダシでも韓国ダシダでもなんでもOK。ニンニクはチューブ、青唐辛子がなかったらキムチを入れるといいよ。

昨夜の夕食がポッサム(※)とキムチのごま油炒めだったので、その残りも刻んで投入。ダシはポッサム用の豚ブロックの茹で汁(固まった油除去済み)に水を追加してダシダも投入。

2、混ぜ技ユニットをつけて、ホットクックの「具沢山みそ汁」メニューを選択してスタート。

韓国唐辛子は、買ってきた唐辛子の種を植えたら、ちゃんと育つよw

はい、召し上がれ!

青唐辛子にキムチまで入っているので相当辛いのだが、カナメはいたく気に入った模様。

カナメ「まじでウゴジクッ。これなら毎日でも食いたい。」

家庭菜園でエンサイを持て余し気味の方は、ぜひぜひお味噌汁の具材にしてみてね!

(※)ポッサム用ゆで豚の作り方

1、ホットクックに、豚バラブロック、ひたひたの水、たっぷりのお酒(または白ワイン)、白ネギの青い部分、生姜スライスを入れる。

2、ホットクックの「ポトフ」メニューをセットしてスタートボタンを押す。

3、できあがったら豚ブロックを取り出して、粗熱がとれたらスライスしてサーブ。スライスしたものをフライパンで少し焼くと香ばしくて美味しい。

4、残ったら刻んでスープに入れたり、チャーハンに転用したりできる。

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