【コンロ使わないもん】ホットクックで揚げそば

 トータルで20年ほど海外に住んでいたのだが、昨年帰国したという話は何度か書いた。

海外から完全帰国するとしばらくの間は、日本のスーパーマーケットやコンビニで絶叫に次ぐ絶叫の限りを尽くして、アイテムの一つ一つを写真に撮りまくる日々を送る。誰に見せるわけでもないのだが、撮らずにはいられないのだ。

「アジアの東の果てに、何という素晴らしい桃源郷が........。しかも見よ、この価格を!原価がいくらで従業員の月給がいくらなら、この価格が実現できるのか想像もできない..........」と違う意味で色々とドキドキしてしまったりもする。

 そして旅行者目線から居住者目線になってくると、また絶叫が始まる。

 海外から帰国して食べて歓喜したものは、もしかするとずっと日本に住んでいる方にとっては意外なものかもしれない。海外にいた時は、もちろん自分で食事を作っていたので、素材さえ揃えば一通りの和食は家で作って食べることができる。そしてアジアに住んでいる限り、食材も割と容易に手に入るのだ。さすがにブランドの出汁パックなどは手に入らないので、一時帰国の際にたっぷり持ち帰る必要はあるのだが。

私が個人的に食べたかったのは、(自分が作るのではなく、誰かが揚げてくれた)天ぷら蕎麦や唐揚げ、カツ丼などの揚げ物だったのだが、それは一度食べれば気が済むようなものでもあった。

が!

カツオのたたきは、何度でも食べたいし、実際に連日食べてしまった。

海外では、素材だけでなく、薬味がそもそも手に入らない。

生姜、ニンニク、ネギあたりはどこの国でも買えるのだが、ミョウガ大葉が手に入らない。その薬味をこれでもかと大量にのせて、ポン酢をかけて頂くカツオのたたき。ああああ日本に帰って来て良かった!としみじみと思ったりもしたのだが、そんな日々は長くは続かず。

カナメが痛風発作を起こしてしまった(汗)。わかりやす過ぎだろ。プリン体満載なカツオくんを食べまくっていたからねぇ。

っちゅうことで、カツオのタタキなどの魚介類はほどほどにしようということになった。お寿司もおあずけ、である。

 とはいえ、やはり海外では手に入らなかったものに目が行く。

 焼きそばも海外では手に入りにくいものの一つである。

正確に言うと、高級スーパーや日本食材店などに行けばあるにはあるが、めちゃくちゃ高額なので買う気が起きない。もともとB級の代名詞のやっすいイメージしかない3人前の茹で麺の焼きそばパックが、海外だと700円くらいするとなれば、それはもう買わない一択である。

なので帰国してからは頻出メニューである。ヘルシオさんに作ってもらう。プロセスはこちらに書いた。

そして絶対に海外で手に入らないものが、この「揚げそば(皿うどん)」である。しかも今は、麺自体はすでに揚げてあるから、さらに楽に使える!!

これは各社出しているのだが、私がいつも購入するのは、2人前で100円以下というSurpriseな価格の商品である。アマゾンなどで買う代物ではない。どこのスーパーでも売っているし、なんならブランドは関係なく、どこのメーカーのものでもなぜか味がほとんど一緒。安ければ安いほどいい。ってか原価考えても安いだろ、とは思う。

なのに、なぜあれほど美味いのか!!!!

我が家では、これも週一くらいでランチ時に作ってしまう。野菜たっぷり取れるのでめちゃオススメなのよね。さて、プロセスをご紹介。

1、冷蔵庫に残っている野菜や豚バラ肉、冷凍のシーフードミックスやカマボコなど、片っ端から(大量に)ざく切りしてホットクックに打ち込み、オリーブオイルを回し入れて3分炒める
2、付属のスープと指示通りの量の水を投入して2分煮る
3、揚げそばをお皿に盛り付けて、ホットクックで完成した具材をかける

ホットクックは基本的にフタを閉めて調理するものなので、煮込み料理などは「フタを開けた場合に蒸発する水分量」を最初から省いておくことが必要で、それは大体200~250ccくらいを目安にしている。が、この揚げそばの場合は、煮込む時間も短いし、中華餡は多い方がよく絡むので水分量を減らす必要はない。

ホットクックさんに調理してもらうと、油はねすることもなく、焦がすこともなく、それでいて完璧に美味しく仕上げてくれるので、私が自ら時間を投じて中華鍋の前で悪戦苦闘しようという気持ちなど、一ミリも沸き起こらないのである。

ホットクックを使ってみたいけど、買うのはリスクがあるなぁ、と思う方には、レンタルもあるみたい。

私自身は「ないと死ぬ」「バックアップマシンとしてもう一台欲しい」くらいなのであるが、「買ったけど全然使わない」という方もいるみたい。こればかりは全員にフィットするかどうかはわからないので、レンタルでしばらく使ってみるのは良いアイデアだと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?