廃墟ビルリノベ、シーズン4の計画スタート

 義父が建てた田舎の6階建てビル。バブルの頃には1〜4階までテナントさんが常時入っている状態だったようだが、今はその面影はなく。周辺にも同じような高さのビルが建ってはいるが、住んでいる方はいない模様。よって町内会みたいなものも機能せず。

 この廃墟ビルの5Fを当面の滞在場所としてリノベしたのがシーズン1。コロナ禍で海外旅行に行けず、この家にずっと住んでいるが、何の問題もないばかりか、カナメのリノベ欲は留まるところを知らず。6階を和室ベースの客間としてリフォーム(シーズン2)。現在は100%オンライン授業になってしまった大学生の三男バクが滞在している。完全に玄関ドアで区切られているプライベートフロアなので、三男はやりたい放題でゲーミングルーム化してる(汗)。6畳二間のワンルーム、フルシステムキッチン、浴槽ありの浴室とトイレを一人で使い放題。時々、私が掃除に入る。サービスドアパートメントかよ。帝国ホテル30泊36万円よりもコスパいいよ(汗)。ご飯の時だけ5階に降りてきて、私のFactorioの進行チェックをして、時々ご指導をかます。海外で教育を受けた彼の指導は、日本人の感覚で言うとステップバイステップでもなければ、懇切丁寧でもない。

「ママさん、この部分は高速アップグレードしておいた方がいいからなおしといてね。電力増やさないと。ソーラーがいいので作ってみてね。できるだけたくさん。ここはこのアイテム作ってロボット化するといいよ(=ロボット化が何かという基本的な話はググれ)。この画面見て(英語圏のサイト)、これ完コピしていいから。がんばってね。」と言い残して行く。それを必死でポストイットにメモを取り、できたタスクをクロスアウトしていく。なかなかの辣腕マネジャーぶりである。いや、Factorioの話がしたいわけではない。

リノベの話に戻す。

 過去に水漏れトラブルがあったので、屋上を防水加工処理し、3㎡弱の小屋を潰し、そのフレームだけを残して屋上テラス化がシーズン3。これがまだ終わっていない。

 ところで、この屋上テラスには、混合栓シャワーヘッドと蛇口が付いている。個人的には見るたびにツッコミを入れるのだが、この屋上に浴槽が設置される予定。それを年末年始に帰ってきたボーイズ(長男、次男、三男)に、いかにカナメが無謀な計画をしているかを滔々と語ってみたのだが。なぜかボーイズの反応が想像したものと違っていた。

次男レン「えええええ、めっちゃいいじゃん。それ、どうせなら先にやっといてほしかったよね。俺だって入りたいよ。」

長男ギン「まぁ、いいんじゃない?パパさんがやりたいんだったら。まぁ、あったら入るかな。」

三男バク「にゃー。入りたいにゃー。作ってにゃー。」(猫ではない。一応人間の大学生。)

えっ.........

ちなみにその計画をリモートで長女に伝えたところ、

長女セリ「あれでしょ?だって、やりたいんでしょ?露天風呂やってみたいんでしょ?いいんじゃない?パパさんが自分のお金で何やったって。まぁやりたいことは、なんでもやってみたらいいよ。」

大体女の子の言うことは、ママの言うことと同じ。過去に私が子供たちに言ってたことそのまんま。「やりたいことはやったらいいよ。やってみないと合ってるかどうかなんてわからないしさー。もしダメだったら、ダメだということがわかって、それも経験値アップだよね」とよく言っていた。そうだよね、カナメくんも、やってみたいことは生きているうちにやらなきゃだよ。

カナメ「だろ?男のロマンなんだよー。露天風呂。夜景見ながら風呂入ってビール飲むとかさー。」

まぁ女性からすると、どこで誰かに見られるかもしれないと思うと、のんびりお風呂なんて入っていられないから、そんなロマンないのよね。

 と言うことで、シーズン3の屋上リノベは途上である。現在は、デッキ部分の周囲を家庭菜園化し、その土作りをやっているところと、そのプランターの目隠しを、カナメがDIYで設置している。デザインと設置は彼で、木に木材保護塗料を塗るのが私の担当。木材にこの加工をしておかないと、簡単に朽ちたりシロアリさんが来ちゃうからね。

(私が塗っているのは、このウォルナット色。二度塗りすると良し。)

 この作業と並行して、4階ジム化計画もスタート。これがシーズン4。フロアの半分を土間仕上げにして、そこにトレッドミルゴルフ練習エリアDIYエリアを設置。もちろん、土間部分の天井は抜く予定。残り半分に水まわりを持ってくる(天井設置)。最大ポイントはサウナ暖炉設置だそうで、毎日毎日その動画を見まくっている。

 サウナと暖炉で色々と計画がぐにゃぐにゃ。

 サウナになんの興味もない私であったが、フィンランド式サウナロウリュで、アロマオイルを使うことを知り、俄然興味が湧いてしまった。精油の新たな使い方のご提案出来ちゃうやん!とノリノリであったが、現実的に、このフィンランド式サウナの設置のコストと管理、そして老体に対するインパクトその他を考えると、遠赤外線サウナの個室をサクッと設置してもらうのが、最も利便性が高いのかなとちょっと考えている。室温が高いならば、精油の香りを漂わせる方法はいくつもあるなぁとぼんやりと考えているところだ。カナメは屋上に浴槽を設置するのであれば、その横に仮設のサウナテントを設置するのが良いと考えているようで、戦々恐々としている。

 こういう商品があるのよーっ(汗)。

 なんか脳の血管切れそうな気がするのだが、シニアな私たち、大丈夫なのであらうか。

 薪ストーブに端を発した暖炉構想は、最終的にはバイオエタノール式暖炉をサクッと配置することにしようと考えている。このフロアのメイン用途はジムで、現在もトレッドミルとDIY作業場として使っているのだが、冷暖房はなし。夏場は扇風機をちょっと稼働させただけ。長時間滞在する場所ではないので、今後も本格的な冷暖房設備を入れる予定はない。なので、バイオエタノール式暖炉というのは、暖を取るというよりも、ちょっと炎を見て癒やされる時間がほしいなという程度だ。

 本格的な暖房としての薪ストーブは、ど田舎で薪がタダ同然で手に入る環境で、かつ煙突設置が容易な家なら選択肢に入るだろうが、我が家は小さいビルである。薪ストーブでは、煙突だけではなく換気システムにもコストがかかるし、臭いが充満したりするので、なかなか難しいのである。ちなみに過去に暖炉のある家に何回か住んだことがあるが、暖炉のある生活って、本当に癒されるのよねぇ。

 ちなみにバイオエタノール暖炉は、特に大掛かりなものでなければ、サクッと置くだけですぐに使えるし、意外と安いよ。薪ストーブは置けないけれど、炎を眺めてぼんやりしたいという方は、ぜひぜひトライしてみて。我が家にも年内には設置したいなぁ。


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