【リノベ備忘録】BriwaxとWATOCOオイル


我が家の作業用デスクとキッチンの作業台は手作りである。ホームセンターで板を購入し、カットしてもらい、それをサンディング(研磨)して、塗装したワークトップに足をつけたり、IKEAのKALLAXと繋げてみたり。

そのワークトップの作成については、以下にすでに記している。

自分的には「かなり美しく仕上がった」ワークトップを、ほぼ半年使い続けていてどうなったか、という話である。

まず、液体にさらされる可能性の少ない場所にはBriwax、防水性が必要な場所にはWATOCOオイルを塗装することにした。

具体的にはデスク周りにはBriwax、キッチンはWATOCOオイル仕上げにしたのだが、これについては正解だった。確かにデスクでコーヒーをこぼしたりすることもあるのだが、その場合はすぐに布で拭き上げれば全く問題がなかった。そもそもワックスだから表面にある程度の油膜があるはずで、ずっと水につけておくようなことがなければ問題はなさそうだった。っていうか、今のところ全く問題はない。キッチンに施したWATOCOオイルについても、日々水分が飛び散る環境にあるが、全く問題はない。つまり、防水に関しては両社とも用途を間違わなければ問題はないのである。

が。

全く想定してなかったことが起こった。

まずデスクである

幅145センチ、奥行きの60センチという、私にしてみれば小さいデスク上には、27インチのiMac、Windowsのデスクトップマシンの23型モニターが固定で置かれていて、Surface GoとASUSラップトップとiPad Proを状況に応じて置き換えて使っている。使っていないモバイルデバイスは、その上の棚に都度置かれる。棚の上にはスタンドライトもある。ちなみにデスクトップマシンの本体は、デスクの下にある。

これらのマシンを小さなデスクに配置しているので、どうしてもモニタは自分から離れた場所に置こうとするわけである。そして手元のスペースには、できるだけキーボードとマウス以外はないようにしている。つまり割とデスク表面は見えている。

そのデスクでご機嫌に作業をしていて2ヶ月ほど経ったころ、デスクの手前側(つまり私が座っている側)の色がめっちゃくちゃハゲていること気づいた。いや、その前から薄々は気づいていたのだが、あまり実害はないので特に明示的にカナメに伝えた事はなかったのだ。でもその色が、ほぼ「白っすか?」というレベルにまで達した時に、やっぱりこれはまずいなと思い、カナメに言ってみた。

「ちょっと、マジで色落ちてきてるんだけど、これってワックスだから上からぬればいいんだよね。」

カナメ「あ、やっぱ気づいてた?」

と言うが早いか、階下からBriwaxの缶とウエス(布)を持ってきた。

いきなりかよっ!!!!

カ「え、そうなの?そうかな、そういえばそうだな。これってどうすればいのかな、もう一度上塗りすればいいのかな、じゃぁ今度やる?」

バ「そうね。今は作業中だから、作業が落ち着いた頃にでもまとめて塗り直すか......」

って言う会話をはさみませんか???

Briwaxの缶の蓋をカパっと開けて、ウエスでたっぷりワックスを取り出した状態でカナメが言う。

「どけて」

え?ええええ???あああ、このキーボードとかマウスとかペンとか??

私はあわてて備品を取り上げて場所を移して、色がハゲてどうしようもなくなった部分がキレイに見えるようにした。そしてカナメはいきなりBriwaxを塗り込む。

そして同じように自分のデスクの色落ちした部分にも塗り込む。

へぇ〜!!!!

白くハゲハゲだった部分が周囲となじんで違いが分からなくなった。ワックスだから塗るのも簡単だけど、落ちるのも簡単。でもこうやって時々塗り直しすればいいってことなのかな。ちょっと面倒かもしれないけど、大して難しいわけでもない。

このBriwax、一度でも自分で塗ってみるとかなり感動しちゃうのである。こんな簡単なことで「それっぽいもの」が確実に出来上がるのである。色味の違いはこちらを見ると少しわかるかも。

塗った板の全体の雰囲気を見るには、こちら。やはりアイアン素材との相性はいいよ。

まぁBriwaxについては色味がカッコ良くてハゲて塗り直すのも醍醐味っちゃぁ醍醐味なので、特に大きな問題はない。

が。

WATOCOオイルである。

今まで順調にキッチンの過酷な環境にも耐えて、というかビクともしなかったのだが(一度ガツンと固いものの角をぶつけてしまって、そこの塗料は小さくハゲたが)、実に昨日のことだが、やらかしてしまった。

私が。

このご時世なので、子供たちにアロマ除菌スプレー(ティーツリー版とラベンダー版)を作って送っているのだが、今回は「無水エタノール原液でいい。自分で薄める」と言われたので、エタノールの大容器から遮光瓶に移し替える作業をしていた。別に遮光瓶でなくてもいいのだが、いかんせん今はアルコール耐性のある軽い容器の方が入手困難なのだ。

で、その無水エタノールの移し替えを、こともあろうかキッチンのWATOCOワークトップ上でやらかしてしまった。いつもならキッチンのステンレスの上なのだが。

子供たちに無事配給をする準備が整い安心していたら、カナメが大声を出した。

「バンリ、これなにーっ!!!」」

見ると、キッチンのワークトップ状に白くて丸い輪が二つ..........orz

くっきりとついてる.......

拭いてもとれない..........

めっちゃ目立つところ(涙)。

ご注意ください。WATOCOオイル塗装の板に無水エタノールはあかんかった......。

それ以外は非常に快適に使っていたので、WATOCOちゃんもおすすめである。次回、暇を見つけて上塗りする予定(ふぅ)。


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