心地よい生活空間に欠かせない3要素

 屋上を補修&リフォーム中なのだが、IKEAのウッドデッキ用タイルをちらと敷いて、撮った写真をFamilyWallにあげたところ、長女からコメントがついた。

ウッドデッキ用タイルは、これね。

「いいなぁ。うちは隣のアパートのおじさんがよくベランダに出ているので(丸見えなので)、あんまりベランダに出られないのよ。」

というコメントを見て、「あああああ、そうだった」と納得したのである。

都会のマンションやアパートでは、集合住宅が密集していたりして、となりの建物まで距離がない場合には、丸見えになっちゃったりする。いや、実際は、かなり遠くにある建物であっても、室内で電気をつけていれば、外から中は丸見えであったりする。見ているテレビ番組が何かまで、わかっちゃうよね。

自分の家のベランダなのに、自由に出入りできない不自由さ。悲しい。

都会の住居のベランダって、周囲から本当に丸見えだよね。いや、さすがにこの動画に出てくる展望ステージは、行き過ぎだと思うけどw

(リノベして以来、家や内装に興味が出てきて、こういう動画をめっちゃ見てしまう。意外と参考になることがあるよ。)

 こんな些細なことなのに、こういうストレスが積み重なると、人間は色々とよくない反応を起こしてしまう。この時の私のように。

自分の家のリノベが終わったら、想像以上の住み心地で驚いたという話は以前書いた。

その際に、快適な住み心地の要素として、以下の2つを挙げた。

1、自分の好みが実現された家

 自分自身が望むライフスタイルを具現化できる家。間取りや色味、設備などに妥協がないもの。

2、不便さが一切ない家

 絶対にやりたくないこと/イヤなことから逃げられるように工夫してあること。つまり自分にとって不便だなと思うことが排除された家。

 が、これだけではなかった。ということで、もう一つ追加しておく。

3、外的なストレス(主に人間関係)にさらされない家

 人口は多すぎず、かつ不便さのない地方都市の場合、住宅がそれほど密集しているわけではない。マンションであっても、すぐ隣に同じサイズのマンションが建っていることは少なく、意外とプライバシーは保てる場合が多い。戸建てでも、隣との間が物理的にそれほど接近していない(または、個々の家がかなり大きい)ので、あまり近隣住民との間に問題は起こりにくい。騒音問題で揉めてるのも聞いたことがないしね。

 我が家は特に周辺に人は住んでいないので、屋上でBBQをやっていても、室内で大音響をかけていても、誰からもツッコミが入らない。

 ストレスフリー過ぎる!

 人間の悩みは、こういった人間関係に起因することも多い。人間関係におけるストレスが起こり得ない環境は、やはり心地よい生活の一要素として挙げておくべきだと思うに至った。

 最近、古民家を改装して住む若者の動画をよく見るのだが、彼らもきっと同じ気持ちなんじゃないかなと思う。そこには人間関係のストレスは一切なく、それは他の何物にも代え難い「自由」そのものである。

 都会で家探しをする時は、周囲の建物との位置関係も見ておいた方がいいのかもしれない。そこを見極めておくだけで、QOLがぐっと上がるかもしれない。

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