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【3歳神話よ邪魔するな】保育園は私も子供も救ってくれた

3歳神話なんて信じなくて良し

「3歳まではママが育てるべき」という3歳神話がある。
知らなければ知らないままでいい。

保育園はどうしても外に働きに出なければならない人が預けるところ。
保育園はやむを得ず家庭保育が出来ない人しか預けられないところ。

“0歳から預けるなんて子供が可哀そう”
“ママの近くにいる方が子供は幸せ”
“まだママに甘えたい時”

だからなるべくお家で育てましょう。

誤解だよ、誤解。
邪魔くせぇなぁ。

少なくても、うちは、保育園に救われた。
喋れない子供の本意はさすがに分からないけれど、
聞いたの?「保育園じゃなくてママと毎日お家にいる方が楽しいの?」って。
すべての子供が、「絶対に」お家にいたいとは限らないのではないだろうか?

保育園に入れないと私が死んでまう・・・

私は比較的ゆったり働くフリーランスなので、労働時間も自由に決められるし、半分専業主婦のようなものなので、息子が3歳になったら幼稚園に入れようとぼんやり思っていた。
同時期に出産した方が育休を取得し終え復帰するタイミングでの保育園応募はスルーした。

しかし、コロナウイルスによる緊急事態宣言で、児童ホームは休館。
イオンなどの遊び場も、無料の開放プレイルームは当面閉鎖。
田舎に住んでいるので公園も近くになく、あったとしても人がいない。
友人とテレビ電話をしようにも、旦那さんがテレワークなので大きい声が出せないと言われる始末。
実家に帰ったとしても、両親は働きに出ているのでワンオペに変わりなし。

・・・詰んだ。

このままではどこにも行けない、毎日毎日宇宙語を話す子と2人きり。
つらい・・・大人と話したい・・・

前の記事でも書いている通り、育児不向きな私には地獄のような毎日が待っていた。
おもちゃの種類を増やしたり、本を読んだりテレビを見せたり。
それでも、毎日毎日時計を見ては「まだこんな時間か・・・」とため息をつく毎日。
家の中ばかりでは疲れないのか息子は昼寝もたっぷりしない上に、成長するたびに体力がバカみたいに増え、私の体力は反比例して奪われていく。

これがあと2年・・・もう耐えられなかった。

保育園は先入観なく探してみるもの

最寄り駅の、自宅とは反対方面に幼保園ができた。
出来たばかりで綺麗だし、そこはスポーツにかなり力を入れていて、教育プログラムもしっかりしていた。

ある事がフラッシュバックしてきた。
私は小さい頃いろいろな習い事をやらせてもらえた。
両親なりの選択肢をたくさん与えてくれ、ピアノから水泳、公文、体操、塾。
いろいろ連れてってもらった。
その中で、体操の習い事が大嫌いだったのだ。
身体を動かすのが嫌いで、今の今まで運動はあまり好きではない。
そんな私から産まれた子供もスポーツが嫌いだったら保育園行っても大変なのかな、家でのんびり過ごしたほうがいいのかな。なんて思ってしまった。

本当に無駄でやってはいけない考え方。
子供は子供、私は私。
私は子供が産まれる前から意識していることがある。
「私と旦那さんから産まれる子だけれど、全くの別の人間」だということ。
つまり、親はこういうものが得意だから子供もこれが得意だろう、
親はこういうものが苦手だから子供もこれが苦手だろう。
こんな決めつけは一切通用しないということ。
なのに、まだ言葉を話せない子供を目の前に、歪んだ判断力で決めてしまっていた。

行くのは子供。行ってみないと分からない。
そう気づき、すぐに見学予約を取った。
運良く入れたその新設園に、晴れて正式入園をした。

息子は保育園大好き!

「えーーーーーん」
私とバイバイするのが嫌で泣く朝は慣らし保育3日目で終わった。
さすがに先生もビックリ。でも楽でしょう?笑
預ける罪悪感すら早々に無くなり、息子は居場所を見つけたようだ。
毎日お友達とおもちゃで遊んだり、一緒に体操をしたり、ご飯を食べたり。
楽しいよね、本当に楽しそう。
私も生活にメリハリができ、余裕ができた。

家では食べない野菜も、保育園では食べてくる!
家にはないおもちゃも、保育園にはたくさんある!
家では教えてあげられない英単語も、保育園ではネイティブ先生に教えてもらえる!

たくさんの刺激と笑顔は、ママだけではないあらゆるものから得られる!

\\\保育園バンザイ!!!///

保育園が必要な親がいる。それと同時に保育園が必要な子供もいる。

救われた。本当に救われた。
育児不向きとうっすら気づいている人は、早くから保育園に入れる賢い方もいるだろう。
複雑な性格の私は、できるところまで何でも自分でやらないとという変な概念に押しつぶされていた。

保育園が必要な親がいる。
私だけではないだろう。
保育園が必要な子供もいる。
息子は生き生きとしている。

うちは<これが正解>だったのだ。
3歳神話よ、さようなら。

今は、「今日は保育園で何をしたの?」と問いかけると、
まだ「アレロアレロ」と言われるだけ。

いつか「今日はこんなことをしたよ♪」と話してくれるのが一番の楽しみた。


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