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遺伝的にストレスや不安に弱い日本人が幸せになる方法①

世界的にも不安やストレスを抱えやすいと言われている日本人ですが、その理由を遺伝的な側面から考えていこうと思います。

また、その遺伝子が負の側面ばかりではないことも解説します。

セロトニントランスポーター遺伝子とは

ご存知の方も多いかもしれませんが、セロトニンは「幸せはホルモン」と呼ばれることがあり、僕たちの気分や感情に大きな影響を与える神経伝達物質です。

このセロトニンの働きを調節するのが、セロトニントランスポーター遺伝子であり、その型によって不安感や幸福感が左右されると言われています。

SS型、SL型、LL型

セロトニントランスポーター遺伝子には、セロトニンの再取り込みを行うタンパク質の量を決定する「S型」「L型」の2種類があります。

S型はセロトニンの再取り込みを促進し、結果として脳内のセロトニン濃度が低下する傾向にあります。

これに対して、L型はセロトニンの再取り込みを抑制し、脳内のセロトニン濃度を高める作用があります。

ちなみに僕たち医学の世界では、SSRIという種類のお薬を使ってセロトニンの再取り込みを阻害することで、うつ病の治療を行うことがあります。

SS型遺伝子を持つ日本人

SS型遺伝子を持つ人は、ストレスや不安を感じやすいと言われています。これはセロトニンの濃度が低く、不安やストレスに対する耐性が低くなるからです。

日本人はこのSS型が多いという研究結果もあり(3人に2人程度)、僕たちの心配性や不安感の強さに影響を与えている可能性があります。

環境が整えば大きな幸福感を得られる日本人

一方で僕たちの大半が持つS型の遺伝子は、「不安感を強める遺伝子」ではなく、ポジティブな刺激に対しても、ネガティブな刺激に対しても強い感受性をもつ遺伝子とも考えられています。

①遺伝的に強い不安を感じやすい日本人は自ら環境変化を望まない傾向にある

②文化的にストレスの強い社会を作ってしまう

上記のため閉塞感を感じながら生きている日本人は多いですが、ひとたび自分が望む環境へ飛び込めたなら、他国の人と比べてより高い幸福感が得られると言えそうです。

僕も一歩ずつではありますが、幸福度を高めるため、自分の望む生き方に向けて準備を進めています。

その中で、「他人のための人生」ではなくて、「自分や家族のための人生」を歩むためには、どうしても土台となる「お金」が必要になることを痛感しています。

これからも微力ではありますが、人生や幸福、資産運用等の情報発信をしていこうと思います。

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