私の魂の成長の話 ⑤
東洋医学を勉強しているとある特定の感情の抑圧は特定の臓器に蓄積される。
というのを学ぶ。
例えば…
怒りは肝臓に、恐れや憂いは腎臓に。
といった具合に。
私が実家を出てまもなく…母が喘息になった。
はい?喘息??
今まで36年一緒に暮らしてきて喘息のぜのじも聞いたことないんですけど。風邪ひいて咳にくる。とかすらなかった人が。
ちなみに、肺に溜まるのは『悲しみ』の感情
完全に精神的な事からきてる症状だ。
分かりやすくて、逆にウケた。
とはいえ、その症状、ストレスだよね?
といっても理解できる訳もなく。自分で乗り越えてもらうしかないんだよ〜と見守っていた。
それと同時に始まったのが、超強力な
『早く結婚しろ〜。』攻撃である。
(正しくはこの頃始まったわけではない。私が20歳過ぎたくらいから言ってる。)
が、いかんせん超強力になり勝手に結婚相談所を決めてきて半ば強引に入会させられた。
ここで、難しかったのが、私も結婚したくない。訳では無いということ。
良きパートナーを得て、自分の家族を作りたい。とは思っているのだ。
ただ、私の中にえげつない程強力に男性に対するネガティブ感情があり。(これについてはまた今度。これまた長くなるので。)
私自身は、この感情がどうにかならない内はまぁ、パートナーとなるべき人は現実に現れないし、取り組むべきは外の世界の誰か。ではなく、内なる男性性を育てなくてはならない。ということが分かっていたので、不毛すぎる…。と思っていた。
その内なる男性性を育てる為にも家を出る必要があったんだけどね。
そんな母の口癖は
「どこかにいい人いないかしらねぇ〜。
完璧な人なんて居ないのよ。お父さんだって…(父への愚痴が始まる)。でも
、一人で居るのは寂しいでしょ?」
このセリフ、書いてて思ったけど、結構な呪いだわ。
若い頃にお見合いとかさせられて社会もわからないまま結婚とかしなくて良かった〜(笑)
今の私とは結婚に対する価値観が違いすぎる。
とまぁ、私が母に対して境界線をもちたいと思うようになると(結婚のこと以外にも)価値観の相違が色々とうまれてきた。
で、私は私の意見を伝えたいわけだけど…
いかんせん、自分はどうしたいか?何を感じていてるのか?を対話してこなかった私達家族。
いざ伝えようとすると言葉にならないの。
声より先に涙が出る…。
それでも、やっとの想いで伝えると怒る。
(まぁ、今まで反抗とかした事なかった娘が急に自分の意見を伝えてきたりするからビックリしたんでしょうね。)
平和主義で争うくらいなら私が我慢すれば丸く収まる。を永い事やってきたので、そうなるともう何も言えないし、言いたくない。
言ってもどうせ分かってもらえない。
母と向き合おうとするとする度に襲ってくる、やるせなさと寂しさ。そして、向き合いきれない自分に対する怒り。
とにかく、苦しくてどうしてこんな気持ちを味あわなきゃならないの…。
折角、1人で暮らし始めて物理的な距離が出来ても精神的な境界線がひける様になるまではずっと苦しいままだった…。
唯一、救いだったのはこの頃の私には家族とは別に、
安心して心をさらけ出せる場や仲間があったということ。ここがなかったら、母と向き合う事も境界線をひこうとも思わなかっただろう。