出張サロンin山梨英和大学

初出張サロンin山梨-夢を語り合った日-


初出張サロンは山梨にて

 山梨英和大学の「Good Samaritans」のみなさんに招待していただき、大学でワークショップを共催させていだたきました。その出張サロンのレポートです。
 まず初めに、招待いただだいた経緯を主催者の方に書いていただきました。

 今回「友となり語ろう」という大きなテーマの元、初めて出会う人たちがその場でお互いの夢を応援し合い、そして今後も思い出し合う”友達”になってほしい、という想いを込めて企画を立てました。この企画を立てる際に「WELgeeさんと一緒にやらせて頂きたい!」そう思ったのは、”TALK WITH”という姿勢がまさに、出会い・話し・知り合い、そして友人となるその過程に不可欠だと思ったからです。
  Meal for refugeesというプロジェクトを中心に活動を重ねてきた私たち自身にとっても、この企画が「出会い」と「新しい関係性が始まるきっかけ」となるのではないか、そんな期待を胸に当日を迎えました。


出張サロン当日


 WELgeeスタッフ、internationalsも期待を胸に当日を迎えました。スタッフもinternationals も初めてだった山梨県への特急に乗り、出発。石和温泉駅に着き、駅前の足湯に入り、初めての足湯、自然に囲まれている駅、それにinternational members※は大興奮!昼ごはんのお蕎麦屋に向けて、歩き始めました。その時、道にザクロが落ちているのを発見したMさんは「ザクロだ!」と叫び、Sさんも一緒になって落ちているザクロを食べ、美味しいと言い出す。少し進むと、小川に少年の銅像と彼のライフヒストリーが書かれており、Sさんはその話に感動そして写真を何枚も取り始めました。お昼に着かないのではと思ったスタッフ。何とかお蕎麦屋さんに到着、初めてのとりもつを食べ、気に入ったMさん。おいしいお昼ご飯をいただき、ようやく山梨英和大学に向かいました。大学に着くなり、民族衣装に着替えるMさん。その衣装は、とてもきらびやかで、彼女は大学の学園祭でパフォーマーの誰よりも輝いていました。人生初のチョコバナナに感動する2人。「なんて簡単でおいしいおやつなんだ!」と。 ※難民申請者の方を「志高い、多国籍な仲間」としてinternationalsと呼んでいます。

そしてついにワークショップの時間が。


 ワークショップ概要
第一部 講演 UNHCR天沼耕平氏 「UNHCRと難民支援 私たちにできること」
第二部 ワークショップ 「友となって語ろう」これを共催させてもらいました!
· アイスブレイク NASA ゲーム
· ディスカッションタイム 「10年後の夢を語り、応援し合おう」→お題にそった共通項に合わせて、ペアで自分の夢を語り合い、応援メッセージを書いて渡す


ワークショップの背景


 私たちは、WELgeeサロンを企画するときに、「難民」ではなく、「〇〇さん」と呼び合う友だちのような関係になってほしいと思っています。そのために、難民問題をテーマに設定せず、違うトピックを設定しました。また、ワークショップでは短時間でもお互い友だち同士のような会話が生まれることを願って、まずは共通の誕生月や趣味を持つペアを探し、そのペアで話すようにしました。誰もが友だちなるときに、共通項を見つけていますよね。同じように、簡単に緊張がほぐれました。それから、お互いの夢を語る時間。Mさんは日本で歌手になり、自分の体験を本にして、母語、英語、日本語で出版したいと話しました。異文化の地で歌手になり、さらに出版もしたいという夢に感銘を受けながら、資格試験の勉強を頑張りたいと行っていた男性。「あなたの夢もきっと叶えられるから、お互いに夢を叶えられるように頑張りましょう。」と互いに鼓舞し合う姿も見られました。参加者の方からは、「初めて、海外から日本へやって来た当事者の方と出会った。夢を語り合い、何だか励まされ、楽しかった。」という感想をいただきました。

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出張サロンのCo-creator(共創者)になりませんか?


 このように、今回のワークショップで様々な会話がうまれました。これは難民という理由ではなく、友だち同士のごく普通な会話です。「難民」と言われたらなんだか壁を感じるかもしれません。しかし実際には、「難民」という言葉では表されないユニークな個性を持った人たちがいます。そんな彼ら彼女らと話し、友だちになりませんか?
 このようなつながりを生み出すためにも東京だけでなく様々な場所で出張サロンを行っていきたいと考えています。そのために、一緒にワークショップを共催をしてくださる方を探しています。

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 「難民」という言葉は聞いたことはあるけど、実際に会ったこともなく、自分に何ができるかわからないと思っている方はいませんか?「難民」と呼ばれる若者と話し、自分にできることは何なのか?それは支援だけでなく、一緒に社会を作っていくことかもしれません。そのようなことを学ぶ機会になると思います。そのような場を一緒に作りませんか?
 出張サロンに興味のある方、ぜひ下記のフォームよりご連絡ください。ワークショップを開催予定の方だけでなく、何かしたいけどどうしようか、 ともやもやしている方もぜひご相談ください。一緒に考えましょう。

ご相談フォーム→https://forms.gle/t8NMvwC75H9waScD9 

  後程、フォームを記入していただいた方に連絡をさせていただきます。私たちは、”Not talk about refugees, but talk with refugees” を大切にしておりますので、出張サロンは無償では行っておりません。交通費実費+謝礼金(応相談)を頂きたく思っています。みなさまと共に企画を作り、有意義な場を設けたいと考えています。

 最後に主催者の方から頂いた感想を掲載させていただきます。↓


 当日、会場にはそれぞれの夢や趣味や色んなことについて会話する参加者の色とりどりの声が溢れていました。今回、参加者がワークショップに来てくれた理由や期待は様々だったと思います。運営チームもま、様々な期待を抱いていたと思います。「難民の方と話してみたい」「友人が頑張っている姿をみたい」「色んな人と夢を話してみたい」
一つ一つの想いが達成されたかどうかはわかりませんが、「普段隣にいる人と夢を語り合うなんてしないから、自分のことを考えるきっかけになった。インターナショナルズと話して、はっきりした想いを言葉にしていて刺激された。」という感想を参加者から聞いた時に、難民だから、学生だから、留学生だから、などは関係無しに、一つの場に色んなバックグラウンドを持った人たちが集い交流したからこそ生まれた会話や刺激が、あの空間にあったのではないかと感じました。多様な人が集い、友となるための言葉が飛び交った今回のワークショップは、「初めて」の試みであったこと以上に、参加者・開催者双方にとって新しい視点を得ることができた素晴らしい機会になったと思っています。

 ここまで読んでいただき、誠にありがとうございます。ぜひ、「難民」と呼ばれる若者と社会・未来を考える場を作りませんか?ご相談お待ちしております。


WELgeeの応援をありがとうございます。みなさまからいただいたご寄付は、主に難民申請者一人ひとりへの長期的なキャリアの伴走のための『JobCopass』運営費や、組織の継続的な基盤づくりに使わせていただきます。