じん 

都内近郊を拠点に生きているゲイです。 若さも失いつつあり、キラキラとした(主観)思い出…

じん 

都内近郊を拠点に生きているゲイです。 若さも失いつつあり、キラキラとした(主観)思い出やギトギトした思い出など、ゲイライフの振り返りをメインに日常を綴ります。 完全に自己満ですが、よろしくお願いします。

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  • ゲイの恋愛話

    恋愛にまつわるエピソードです。

  • 当事者が語るLGBTQ

    LGBTQ関連で自分が感じたことなど。

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    ゲイのエロエピソードです...

最近の記事

ストレス解消の落とし穴

以前、飲み会の席で友達に言われたことがある。「お前って、ほんと人の悪口言わないよな。」そこにいるみんなも頷いていた。自分で気にしたことはなかったが、言われてみるとそうかもしれない。 ただ、正確には悪口の対象になる人が身の周りにいなかっただけのことだ。 "苦手かも" "ちょっとイヤかも"という人とは無意識のうちに距離を取っていたんだと思う。学校でも、バイト先でも、会社でも、ゲイの付き合いでもそうだった。なので、"本当に嫌いな人"がいなかった。 前の記事で、自分で命を断ってしま

    • 母との別れと再会

      そこら辺に建っているような、それほど広くもないマンションの一室が俺の実家。 親父が末期癌を患い、その実家に戻った。きょうだいは結婚して家を出ていたので両親と俺の3人で暮らしていたが、余命宣告通りの時期に親父は亡くなった。 二人暮らしになってしまったが、母とは仲がよかった。 平日に休みが取れると、母をよくドライブに連れて行った。 それがとても嬉しいらしく「息子にドライブに連れて行ってもらったの」と周囲に自慢していた。 ゲイの俺は孫の顔を見せることができない以上、できる親孝行な

      • 職場でホモバレ(仲間だねって言われても)

        職場でホモバレと言っても相手もゲイというパターン。 経験した人もいるだろう。 俺の職場での話を。 職場ゲイとの初めての遭遇はクラブでだった。 バーラウンジでハッちゃけている時に声を掛けられた。 「はじめましてー。ちょっといいですか?」 ナンパされたのかと思ってテンション高めに『はい!なんでしょう!』と返すと、「実は僕同じ会社なんですよ 笑。〇〇部の方ですよね?」 ナンパでなかったのは残念だが、それをきっかけに仲良くなった。 同じ会社でもフロアが違う部署で、接点がまった

        • 俺のせい?(後編)

          今までのいきさつはこちら。 三度目。 「注文してた練炭が今日届く。」という一行のメッセージ。 (んー、今までと方法が違うな...) 何かを実行するようなことは書かれていなかったが、すぐに行かなければならない衝動に駆られ、仕事を早退してヤツの家へ向かった。駐車場に車がなく、焦りながらもインターホンを鳴らした。 ヤツは留守にしていて、出てきたのはお母さんだった。 手短に自己紹介を済ませ今までの経緯を話した。そして"今回は本気かもしれない"ことを伝えた。 ポストを確認して

        ストレス解消の落とし穴

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        記事

          俺のせい?

          「俺さ、今すっごい彼氏欲しいんだよね。恋愛したい。」 スマホ画面に表示されている「男一覧」をゆっくりスクロールしながらヤツは言った。 『アプリで彼氏なんか見つかるのかね...』 ヤツと同じ作業をしながら俺は答えた。 『最後に彼氏がいたのっていつだっけ?笑』 「もう忘れた。でもさ、彼氏作ってもきっと長続きはしないんだろうな...」 「2、3年後の自分が想像できないっていうか。多分それまでに自分で命絶ってる気がして 笑」 『また言ってる。楽な方法見つけてからにしな』 「ほん

          俺のせい?

          ゲイの"呼び名"について考える

          まぁ、大した話ではないんだけれども。 メジャーどころのゲイYouTuberさんたち。 テレビ等に出ていなくても、ほぼタレントみたいなもので、YouTubeを生業にしている人たちから人気ドラァグクイーン、アーティストまで彼らには多くのファンがいる。 動画のコメントを読んでいると、女性(と思われる)ファンがかなり多い。 ノンケ男には入りにくい世界なのは昔から変わりなく、やっぱり女性の方が受け入れやすいのかな。 その女性(と思われる)ファンたちが書いているコメントに対してずっ

          ゲイの"呼び名"について考える

          めんどくさい彼氏 その3(ゲイカップルの話)

          前回、前々回の話は記事の下にリンクを貼ったので、興味をもっていただけたらそちらもぜひ。 今回はその彼と行った旅行の話。 移動 海外ビーチリゾートへのパッケージ旅行。 出発地は羽田ではなく成田だった。 前回「その2」で書いたように、当時の俺たちの生活拠点は次の3つ。 1. 俺んち 2. 彼の会社の寮 3. 彼の週末用マンション 一緒に前泊して成田空港へ向かう計画だったんだけど、成田までのアクセスがいちばん良いのは彼の寮だった。でも、そこに俺が泊まるわけにはいかないので

          めんどくさい彼氏 その3(ゲイカップルの話)

          ゲイの対談やらインタビューやら

          ゲイのYouTubeチャンネルが割と好きでいろいろ観ている。 個人が趣味でやっているチャンネルではなく、エンターテイメントとして運営されているチャンネル。 「しらスタ(のサブチャンネル)」「エンガブ」「2すとりーと」あたり。 ナイモンチャンネルまでいっちゃうとちょっとね。お腹いっぱい感ある... まぁ、そのチャンネルでインタビューみたいなものがあるじゃないですか。 「ゲイ自認はいつくらい?」「自認のきっかは?」というテンプレから「〇〇なエピソード」を教えてください的なもの

          ゲイの対談やらインタビューやら

          ひとりが好き

          ひとりで過ごす時間が好き。 彼氏との同棲はあまり望まない。 ゲイ同士で結婚できるようになったとしても多分結婚しない。 家に帰ってきたときに誰もいないとホッとする。 誰も待っていない家に帰るのが好き。 あれ、俺ってちょっと変?笑

          ひとりが好き

          ごめんなさいというエネルギー

          彼氏と、友達と。 つまらないことでケンカになることはよくあることだ。 そしてケンカの原因ってのは、どちらか一方に原因があるときもあれば、ただの意地の張り合いの時もある。 厄介なのは「意地の張り合い」のケンカ。 前の記事に書いためんどくさい彼氏と付き合っていたときに「どうしたら相手を説き伏せることができるか」ではなく「どうしたら相手に"ごめんなさい"を言えるか」を考えるようになった。 すごくエネルギーを使うことだけど、相手の言い分を認めて自分の悪かったことを探してみて。

          ごめんなさいというエネルギー

          追わない恋愛は相手を傷つける(ゲイの恋愛)

          追いかける恋してますか? 掲示板で知り合った5歳年下の彼。 二丁目でフラフラしているところに偶然連絡があり、「こっちも二丁目にいるから会いましょう!」というノリで初対面。そこで後日のデートの約束をした。 泊りがけで行くほどの場所でもないのに泊りがけで八景島デート。 キリっとした眉で眼力強めな感じなのに、やんちゃ風でよく笑う姿はとても可愛かった。 横浜のホテルにチェックインし、コトを済ませベッドでウダウダしていると、「ねぇ、俺と付き合おうよ!」と屈託のない笑顔で言ってきた

          追わない恋愛は相手を傷つける(ゲイの恋愛)

          性癖マイノリティー

          ちょっと感じたことを。 先日、"LGBTQのくくり”の記事を書くにあたり、トランスジェンダーの記事やらいろいろ読んでみたんだけど、そこに出てきた「トランスチェイサー」の存在。 トランスチェイサーの人たちって"くくり"としてはノンケなんだろうか。 (トランスチェイサー=性対象がニューハーフなどMtFの人や女装) とあるトランスチェイサーの人へのインタビューによると以下のとおり。 見た目も中身も女性が好きだけど、ちんこが好き。 むずかしい... これって「性癖」と呼んでし

          性癖マイノリティー

          モテるゲイとは

          ブレない 媚びない しゃしゃり出ない "イケメンマッチョ"だけじゃダメ。

          モテるゲイとは

          当事者からみるLGBTQの話 ② ひとくくりでいいのか?

          ゲイであることで差別されたことがありますか? 考えてみると「差別された」と思うことはない。 思春期の記憶と同性婚については別の記事に書くつもりなのでここでは省くが、世間のいろいろな制度・サービスで「男女のカップルや夫婦を想定しており同性カップルは想定外」というものは多い。でも、それって”差別”だろうか? ”不便”に感じることはあっても"差別"と感じたことは一度もない。「いいじゃん、カップルで同じ男湯に入れるんだから」くらいにしか考えていなかった。(楽観的すぎ) 少なくとも俺

          当事者からみるLGBTQの話 ② ひとくくりでいいのか?

          お花見わっしょい

          東京で雪が降ったこの数日は、この冬でも一番寒さを感じた。 まだまだ実感がわかないけど、来月の末にはもう桜が咲き始める。 桜といえば花見。ゲイはお花見大好き。(偏見) でも、どうも"集団の花見"が好きではない。 花見に限らず「大人数でウェイ!」こそ正義だと考えてた時期もあった。 しかし、ある時に気が付いた。「俺、大人数苦手かも 」と。 ゲイのお花見。会場はだいたいどこも同じ。 どのグループに参加するにも20人以下にはならない。なぜ。 そして、複数案件からお誘いがあればどれか

          お花見わっしょい

          ワンナイトにも礼儀あり

          ※ゲイ同士の性描写がありますので、抵抗がある方はBackしてください。 ワンナイトで会うにしても、最低限のマナーというかそういうものって必要だと思う。目的が目的なので、細かいことまで気にしないという人も多いんだろうけど。 色々とドン引くことはあったけれど、ここではライトな出来事を書いてみる。 念入りすぎ その日は、相手の部屋におじゃますることになった。マッチングアプリのメッセージで家の住所を教えてもらい、Googleマップで調べるとすぐそばにコインパーキングがあるのを見

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