映画:君への誓い

『The Vow』2012

実話をもとにしたラブストーリー。

幸せな結婚生活を送っていた夫婦が事故に遭い、二人とも一命はとりとめたが、妻は夫と出会う少し前から後の記憶を失っていた。
夫は妻の記憶が戻るように努力するが、一向に記憶は戻らない。


物語の舞台はシカゴで、時折シカゴの街の風景や、夜景が映る。
シカゴの夜景は本当に綺麗。明りの色の中にネオンカラーがなくて、ろうそくの光のような温かみというか、安心感がある。

シカゴ美術館で結婚式を挙げるシーンも本当に美しい。
映画のタイトルである、誓いの言葉を言い合うシーン。
二人の誓いの言葉は、表現の仕方は違うけれど、
お互いへの愛と、結婚生活に対して誠実であろうとする姿勢が伝わってきた。

レイチェル・マクアダムス演じるペイジ(妻)が、幸せそうで、本当に可愛い。
ウエディングドレスは、ショート丈のピンクのドレス(ワンピース)で、これも本当に似合っていて可愛い。
白をじゃないところに、ペイジの個性を感じる。

友人たちと名画たちに見守られながら誓いの言葉を言い合う…
と、そこへ美術館の警備員がやってきて、
全員で外へと逃げ出すシーンはなかなか面白かった。
(確かに、無断で結婚式あげられたら美術館としては困る…)

素敵な結婚式のシーンがある映画を観ると、
結婚はたくさんの人から祝福されて、そこにいるみんなが幸せそうで、
人生のきらきらした瞬間だなぁ、と、
こっちまで幸せな気持ちになれるから嬉しい。

事故に遭ったこと、記憶をなくしたことは不幸だったと思うけれど、
それを乗り越えて、もう一度出会えた二人は本当に素敵だと思った。

これが映画の中だけの話ではなくて、
現実の世界でも起こった話だということに希望を感じた。
世界には素敵なご夫婦が、きっともっとたくさんいるんだろうな。

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