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だけ友のパリとニューヨークの国際結婚

2 国際結婚 タイトル

ノートの記事にもちょくちょく登場する旦那たち。アメリカ人の彼とフランス人の彼との結婚はどう?ニューヨークとパリに暮らしてるだけの私達が、出会ってから結婚するまでを振り返ってみた。

国際結婚:国籍を異にする当事者の結婚。(日本大百科全書)
私達はピッタリこの定義に当てはまるわけだけど、普段はあんまり国際結婚だと意識することはない。なんせ、フランスはいろんな人種がいる国だから、珍しくないし、アメリカも、移民の国やから、おお!とはならない。
それでも、やはり自分と同じ国籍や、同じコミュニティー、同じルーツの人と結婚したほうがいいと思ってる人たちもいて、どの国でも人それぞれによって感覚は違うよう。


違う国の人との結婚と言えば、異文化との戦い!そこまで行かなくてもたしかに、異文化と直面する機会は多い。それが問題になったり、喧嘩の元にもなるけど、文化の違いが解決してくれることもある。
たとえば、私達は、嫌なことをされて気分が悪い時は、相手に察してほしいと思う。でも、旦那達は、直接はっきり説明してもらいたいらしい。そんなん、考えたら分かるやろーと怒るけど、いちいちそんなクイズしてたら、コミュニケーションにならんやん!と言い返される…とまあ、こんな感じで埒が明かない。文化の違いというより、私達カップルの性格が似すぎなだけだったりして。(笑)


こんなことがよくある一方、ちょっと相手にとって変なことをパートナーがしても、お互いに、そっか、向こうはこうなんだ。文化が違うし。とすんなり納得できちゃう。私達の嫁姑関係が良好なのも、このおかげかもしれない。異文化ありがとう。
付き合いはじめは文化の違いによく気が付いたけど、今じゃあもう、文化の違いなのか、男女の違いなのか、個々の違いなのか分からない。何かあるたびに、これはどれ?と考えるようになった。(笑)


フランスでは、カップルが一緒に人生を共にしていく過程において、結婚は必須ではではなく、パックス(連帯市民協約)という契約を結ぶこともできる。これによって、お互いに共同生活を送る責任が生じるとともに、結婚と同等の権利が与えられる。結婚しないカップルは特別とは受け取られないし、パックスを経て結婚するカップルもいる。
アメリカも、好きな人と一緒に人生を歩むことに、結婚は必ずしも必要ではない。子供ができてもこれによる行政的なデメリットは無く、結婚してなくても子供がいる事実婚のカップルもいる。日本では、カップルにとって、結婚はとても自然なことだけど、NYには、「若いうちは結婚なんかせず、仕事を頑張ったほうがいい。」「結婚は絶対にすべきだと思うには時代遅れだ。」などと思ってる人たちもいる気がする。

ゆりは、結婚することによって、自分が家族の所有物になって、役割のレッテルを貼られるような気がして、怖かったからしたくなかった。でも、彼の結婚に対する価値観にふれて、結婚をしても、役割やキャリアは、2人が納得する形を選べるし、結婚は制度というよりか好きな人と”Grow togher協定(一緒に成長していく)”を結ぶ事なんだ、と理解して旦那と結婚する事にした。それに、国際恋愛でネックになる問題(就労や在留資格など)は、結婚したら概ね解決されるので、それも移住する上での安心材料だった。

3 国際結婚 イラスト

結婚に対する感じ方や、見方は国によって、文化によっても違うし、人ぞれだけど、なんといってもやっぱり、ずっと過ごしたい人と一緒に幸せ人生を歩めればいい。今回、振り返ってみて、国際結婚だからこそ気づいた文化の違いはあれど、たまたま一緒にいたいと思った人が外国人だっただけで、どこに居ても変わらないなーと感じた。

もう少し、私達の出会いや結婚、家族の反応など、振り返ってみて気づいたことを詳しく知りたい方は、ポッドキャストもどうぞ。


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