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出張!スナックぷろでざ スケジュールから見るそれぞれの働き方

皆さんこんにちは。スナックぷろでざのママをやっているオオカワラよ。
普段は、六本木一丁目のビルの一角でスナックを開いているのだけど、こんなご時世でスナック経営もなかなか厳しいわ(厳しすぎてチーママが一時クビになっちゃったのよ)。うちのスナックの様子を知りたい人は過去のYouTubeアーカイブを漁ってみるといいかも。

今日は週刊プロデザの編集長であるオオカワラさんから、スナックぷろでざで連載を持ってみないかと声をかけられて、それならお客様との会話の様子でもお届けしようかしらと思ってこちらの素敵なデジタルマガジンにお邪魔しているというわけ。

最近あった面白いトピックとしては「実際、みんなどんな感じで働いているの?」ということで盛り上がって、意外とみんな柔軟で自由にやってるのね〜と思って面白かったから皆さんにも紹介するわ。


ママと今日のお客様

オオカワラ(30)

スナック経営難で苦しむママ

タレントマネジメントプロダクトユニット所属。新規機能プロダクトを担当。前職では採用領域のtoB SaaSのプロダクトデザインを4年経験し、SmartHRに入社。

加えて、スナックぷろでざを切り盛りするママ。
スナック生まれスナック育ちで幼い頃から周りの大人には「スナックの申し子」と呼ばれていた。二十歳になり千葉県船橋市に満を持して自分の店を持つも、時代の波には勝てず一度店を閉めることとなる。
その後、修行兼自分探しの旅として各地を転々とし、7-8年ぶりに再びママとしてのキャリアを歩み、現在に至る。
また、スナック営業だけでは我が子(5歳黒猫)を養えないため、日中は株式会社SmartHRのプロダクトデザイナーも兼業し、タレントマネジメント領域のプロダクト開発に従事している。

ura(21)

比較的小さなお酒が好きと噂のuraさん

タレントマネジメントプロダクトユニット所属。新規プロダクト及び人事評価を担当。
前職のデザインファームではスタートアップに対するデザイン支援に従事。2023年1月にSmartHRへ中途入社。
映像を作ったり、グラフィックデザインをかじったり、UI設計をやっていたら、いつの間にかこの仕事とこの会社に辿り着いていた。
常にでかい犬と戯れたいと考えている。でかい犬の方はご連絡ください。

akasaka(29)

酒瓶を抱えながら思いにふけるakasakaさん

すき家のオープン時に行列ができる土地で生まれ育ったしがない会社員。
労務プロダクトユニット所属。文書配付機能、SmartHRアプリ、新規プロダクトを兼務で担当。
大学まで学んでいた財務会計の知識を活かせそうな気がして、ERPパッケージベンダーに新卒入社。なんやかんやあって偶然UIデザイナーになる。以来、企業向けシステムのデザインを考えるのが好きになり、2022年2月、プロダクトデザイナーとしてSmartHRに入社。
趣味は低脂質高タンパクの食べものを探すこと。今ハマっているのは太ちくわ。

drivesketch (38)

お酒は飲まないけどあのテキーラのやつのゲームをやるdrivesketchさん

労務プロダクトユニット所属。基本機能・届出書類機能を担当。
学業も仕事もうまくいかない20代を過ごし人生に絶望しかけた後、30歳過ぎで五反田の小さなデザイン会社に拾われてギリギリで持ち直す。情報アーキテクトとして大規模ウェブサイトと業務アプリケーション製作に従事する中で、業務アプリに特化したいと思うようになり、SmartHRに転職。
趣味はスポーツやボードゲームのルール説明を考えること。最近は大相撲の場所と番付の仕組みを一般スポーツ用語で説明することを試みている。
お酒は飲まないけど飲み会は好き。好きな飲み物は台湾ルートビア。

働くタイミングの柔軟性

ママ「まずはみんなの代表的な1日のスケジュールがどんな感じか見てみましょうか〜。」

3人の代表的な1日のスケジュール

ママ「こうしてみると休憩する時間とか自由な感じでばらついているわね〜。この中だとuraさんが一番のびのびと働いているように見える!」

ura「そうかもしれないですね。疲れて夕方にお散歩したり、まだちょっとやっておきたいことがあるときは夜に休憩から戻ってきて働くこともあります。」

ママ「夜に休憩からよく戻ってこれるわね〜!けっこうガッツがないと無理......」

ura「そうですね〜」

ママ「生活のタイムゾーンが遅いのはakasakaさんね。深夜の1〜2時に寝てるってこないだ聞いたけどこれ睡眠時間足りてるの?さすがにおばさん心配だわ」

akasaka「実は足りてないんですよね笑 足りてないからお昼休憩の時間に昼寝があったりします。」

ママ「いやそうよね!? 私もスナックのママという仕事柄、どうしても生活が不規則でお昼寝しちゃうんだけど他の人もそうしてるみたいで安心したわ。そして、akasakaさんも夜に戻ってきて作業するのね〜」

akasaka「私は18時半ごろに一旦家族が帰ってきてここで集中力が切れるので、ごはんを食べてまだ元気だったら続きをやる感じです。」

ママ「ふむふむ。一方で生活時間帯が逆なdrivesketchさんは朝4時半起き!?」

drivesketch「一旦起きて5時からSlackの確認やら小さなタスクなどをします。そして、朝の時間は子どものお世話があってそれが一段落あってからまた仕事に戻りますね。」

ママ「朝ごはん食べさせて学校行かせて保育園まで送って〜とか盛りだくさんありますもんね〜。夕方も送り迎えとか夜ごはんの準備もあるし17時きっかりで退勤なのね。」

drivesketch「です。働く時間や予定、寝る時間なども基本的に子ども中心になっています。」

ママ「やっぱりそうよね〜。」

drivesketch「たまに年に数回とかですけど、夜に子どもの世話が全く発生しないタイミングがあって、妻とまだ帰省先から戻ってないとか、あるいは夜にイベントがあって、早めに出社してオフィスにいたりすると、仕事のやめ時が分かんないです。」

ママ「あ〜!明確な、『今は仕事終えてごはん作りはじめないと間に合わない』とか『保育園のお迎え間に合わない』とかがなくなっちゃうから!」

drivesketch「そうなんです。みんなどうやってやめているんだろう...。」

ママの「ここがポイント☝️」コーナー
- 働く時間はフレキシブルタイム(5:00-22:00)の間なら自分の予定に合わせて自由に!
- 実際、途中でお昼寝休憩をしたり子どもの保育園送り迎えに行く人もたくさんいる!

モブデザやレビュー会を中心とした開発との関わり方

人生相談中

ママ「スケジュールを見ていると、開発に関してはモブデザインやレビュー会が多いみたいね〜。uraさんのところにある『統合思念体』って何なのかしら?」

ura「これはあれですね。タレントマネジメントユニットはこれまでプロダクトごとにバラバラにデザインをする感じだったんですけど、タレントマネジメントという領域をマクロに捉えて、一連の業務をデザインするにあたって「1つの思念、1つの意識として製品群をデザインしなければならない」という天啓によってできた会議ですね。」

ママ「はあ...。つまるところタレントマネジメントユニットでのレビュー会とか、みんなでモブデザインしていく場ってことかしら...。」

ura「そんな感じです。」

ママ「思想の強めな名前でちょっとびっくりしちゃったわ。」

akasaka「私のユニットは『労務プロダクトユニット レビュー&モブデザ会』がそれにあたりますかね。その前の時間の作業タイムで『ここどうなんだっけ?』と疑問に思ったところをシュッとレビュー会に持っていく、みたいなのは最近よくやっている使い方で助かってます。」

ママ「他のプロデザメンバーと相談しながら進められるのはとても助かるわよね〜。」

akasaka「ですね〜。」

ママ「あとは全員スクラムイベントがスケジュールの中にあるけど、ガッツリ参加してるみたいで時間取られそうね。」

ura「自分は2つプロダクトを兼務してますが、開発チームとの期待値調整次第かなと思います。片方は今ほぼスクラムイベントに出ていなくて、スプリントレビューで最終的なインターフェースの品質を確認する、くらいになってますね。」

akasaka「私の場合はチーム立ち上げ期なのもあって、火曜なんかは2時間もリファインメントあってけっこう疲れます...。」

ママ「2時間はヤバいわね。開発チームのフェーズとかメンバーでここらへんはだいぶ変わるのかしらね〜。」

akasaka「そうなんですよ〜。」

ママ「uraさんやdrivesketchさんのスケジュールにある『Figmaライブラリ更新会』とか『開発チームのアクセシビリティ改善会』は見慣れないのだけどこれは何なの?」

ura「ここらへんは有志で集まってやっているやつですね。ReactライブラリであるSmartHR UIの変更をFigmaの方に取り込むっていう作業の会だったり、アクセシビリティをやっていきたいメンバーが集まって、ここでガッと作業したり議論したりをやってます。」

ママ「自分のWillをもとにこうやって有志で集まってやれることもあるのはいいわね!」

ママの「ここがポイント☝️」コーナー
- デザインはユニットのメンバーで集まってみんなで相談しながら進めるのが主流!
- スクラムでのアジャイルな開発がほとんどだけど、その関わり方はチームによって異なる!
- 有志で集まってやっていくサイドプロジェクト的な取り組みもある!

働きやすさに対する正直な感想

盛り上がりを見せる3人

ママ「3人のスケジュールを見てて、割とみんな自分のペースで働いているのかなと思ったけど正直もっとこうなってほしいなとかはあるの?」

akasaka「ぶっちゃけもっとミーティングは減ってほしいなと思っているんですけど、私の場合開発フェーズ的にはしょうがないのかな〜と...。」

ママ「あ〜プロダクト立ち上げとかだとどうしても密度高めのコミュニケーションが必要だしねえ。」

akasaka「そうです。ただ、時間の使い方の柔軟度には満足していますね。」

ura「自分もミーティングを減らしたいというのはありつつ、実際の集中力って割とムラがあるのでやりたいときにガッとやって、休みたいときに休んじゃうというように柔軟に動けるのはすごく楽です。」

ママ「いや本当にそうよね。私がこのスナックとSmartHR社での二足の草鞋を履けているのはこの柔軟性のおかげだわ。」

drivesketch「自分の場合は働きやすいように要望して実際に変えてもらいました。入社した当初、フレキシブルタイムが朝6時からだったんですけど、全社の検討の場で5時からできるようにしてほしいと提案して5分で承認されました。」

ママ「たしかにあれの起案はdrivesketchさんだったわね!」

drivesketch「こうやって要望すれば変えてくれるという環境なのはとてもいい会社だなと思いました。」

ママ「毎週木曜の夕方にやっているレビュー会もdrivesketchさんが参加できるように16時からに変えましたもんね〜。」

drivesketch「あと、働きやすさという意味ではそもそもフルリモート・フルフレックスじゃないと明らかにできない動きを僕はしています。スケジュールを見るとわかると思うんですけど、通勤をはじめとした移動時間が差し込めないんですよ。」

ママ「たしかに、移動は無理だわ。」

drivesketch「家でやれて、しかも早朝でやれるっていうおかげで、子どもの世話をしてても8時間働けるし、フルタイムで働けてる。フルタイムで8時間、しかもサポート的な業務じゃなくて、ちゃんと責任のある方の仕事をやらせてもらえるというのがありがたいです。」

ママ「そうよね〜。あとは私なんか持病の影響で体調があまりよくない日とかあるんだけど、そういうときでも自分のペースで時間を調整できるのがとっても助かっているわ。」

ママの「ここがポイント☝️」コーナー
- 柔軟な時間の使い方で作業も休憩も自分のパフォーマンスを最大化できるようになっている!
- 働きやすいように提案をして実際に制度が変わることもある!

おわりに

……という感じで話していたのだけれど、改めて個々人がそれぞれ働きやすいスタイルで働けるというのが、働きやすさにつながっていて、この会社のいいところなのかしら。

仕事ってたいていの場合1日8時間くらいするものだけど、それだけの時間を費やすならやっぱり働きやすい方がいいわよね。SmartHRのプロダクトデザイナーとして働くことに興味が出てきた人はまず気軽にカジュアル面談をしてみるのがおすすめよ。もちろん、面接も歓迎〜♥

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