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彼女との結婚を見据え、一生働くつもりで新卒入社した電力会社を4年で辞め、無職になったワケ ー 『続けたいことで生きていく①』

2022/11/04作成
※本文は全て無料です

2022年7月31日、新卒で入社し、4年4ヶ月いた電力会社を退職しました。

安定していて、待遇も良くて、いい会社でした。
つい最近まで「僕は一生この会社で働くんだろうなぁ」と思うぐらいに… 。

でもこの度、そんな会社を思い切って退職し、そして無職になりました。
そのきっかけは、“彼女との結婚を意識するようになったこと”です。

今これを読んでいるあなたは「なんで??」と不思議に思うかもしれません。

今日は“彼女との結婚を見据えた結果、なぜ無職になろうと思ったのか?”“これから何をするのか?”について、お話しします。

僕の話が、「『私の人生このままでいいのかな?』『現状を変えたいな』と思っている人の、今後のキャリア選択の参考になれば良いな」と思って書きました。
読んで、そして応援していただけるとうれしいです。

このままこの会社に居続けていいのだろうか?

退職はしましたが、会社員時代はそれなりに満足のいく日々を送っていました。
希望通りの仕事はできたし、お給料も良かったし、同期とは今でも仲がいいです。

それでも主に3つの理由から、「このままこの会社に居続けていいのだろうか?」という思いを抱えていました。

理由① 会社員って実は安定していない

電力会社のいいところは、「The 日本の大企業」といえる安心感にあると思っています。
そこそこの仕事で平均以上のお給料がもらえ、福利厚生もしっかりして、定年まで安心して働けるイメージがあります。

しかし実際に勤めてみて、「そもそも会社員って、そんなに安定していないのでは?」と思うようになりました。

まず働く環境が自由に選べません
仕事の内容や、一緒に働く上司や部下、勤務地、ライフスタイル(現場に配属されればリモートワークなんてできませんし、忙しい部署に配属されれば自分の時間が確保できなくなってしまいます)、それら全てが思い通りにいくことはまずないと思います。

働く環境に不満があれば、上司や人事に異動の希望を出すことはできます。でも、すぐに異動ができるとは限りません。
そもそも、“自分が働く環境を選ぶ権(限)を他人に握らせている状況”に、僕の心の中にいる冨岡義勇の怒りが抑えきれません。

引用:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』1巻

また安定していると思っていた収入すらも、不安定になるリスクを抱えています
昇進できないと、思っていたほどお給料がもらえません。
残業が多い部署から、毎日定時退社できる部署に異動すると、残業代がなくなってしまいます。その結果お給料が半減することだってあります。
それだけではなく、予期せぬ事象により給与が大きくカットされる可能性もあります。福島原発事故後の東京電力や、コロナ禍のJTBやANAは、社員の給与を数十%カットしていました。

「『大企業に入ったから』と安心して、自分の人生を会社任せにするのって、実は非常に不安定なのでは?」と思います。
そして「会社に依存するのではなく、自分の力で生きていけるように、専門性やスキルを身につけたい」と思うようになったのです。

理由② 専門性や尖ったスキルが身につかない

4年強の会社生活のうち、後半の2年間は、新事業開発を行う子会社で経営企画の仕事をしました。

会社全体をみれる非常に楽しい仕事で、会社経営や事業開発に関する幅広い知識がつきました。
ただ、幅広くも浅い知識しか得られず、専門性や自分だけの尖ったスキルは身につきませんでした。
かなり忙しい部署でしたので、資格の勉強や副業をするための時間も確保できずにいました。

専門性や尖ったスキルがないままでは、転職や独立をしようとしても厳しい戦いになると思います。
自分の人生を自分で切り拓くことができない状態にあることに、ひどく危うさを感じていました

理由③ 僕と会社が目指すものにズレがあった

僕が電力会社に入ったのは、「防災の仕事がしたい」と思ったからです。
しかしその防災に関して、僕と会社が目指しているものに微妙なズレがあることに気がついたのです。

そもそも僕が「防災の仕事をしたい」と思った理由は、自らが被災した経験にあります。

僕は茨城県南部の出身です。
そこで2011年の東日本大震災と、2015年の関東・東北豪雨の2度、大きな災害を経験しています。
特に2015年の関東・東北豪雨の際には、鬼怒川の決壊により、自宅が半壊するほどの大きな被害を受けました。

↑家の近くを流れていた鬼怒川が決壊したことにより、街全体が水に浸かりました
↑家の中に流れ込んだ水と土砂を掃除している時の写真。家電や車など、1階にあった家財道具はほとんどダメになってしまいました

電気・ガス・水道などのライフラインが十分に確保できない状況にいて、それらのありがたさを痛感しました。
そして「将来はインフラ系の企業に入りたい。そこで防災を通じて、人々の当たり前の生活を守りたい」と思うようになったのです。

入社後は希望通り、防災の仕事をすることができました。
2019年に東日本で大きな被害を出した台風15号と19号の対応をしたり、防災関連の新規事業の企画に参加したりしていました。

ただ、防災の仕事をする中で「僕の目指す防災は、この会社が得意なことではないかも?」と思うようになりました。

会社で行う防災事業は、“災害に強い設備・街を作る”というものです。災害が起きても停電しない。もし停電しても早期に復旧することを目指して、設備設計や運用方法の検討をします。

一方、僕が豪雨で被災した時に最もショックだったことは、幼い頃に描いた絵や学校の卒業アルバムがなくなってしまったことでした。
“モノ”そのものよりも、モノに込められた“思い出や過去の記録”を失った時の方が、喪失感が大きいと気づいたのです。

災害に強い設備や街を作るだけでは、思い出を守るには不十分です。
災害以外にも、思い出を失うリスクが日常にたくさん潜んでいるからです。
火事で家財が燃えてしまうかもしれないし、スマホを水没させて撮りためた写真が消えてしまうかもしれません(僕は過去、スマホが壊れて危うくデータが飛びそうになったことがあります)。

「僕が目指す防災を実現するなら、IT企業に入って、“思い出を整理し、いつでも引き出せるクラウドサービス”を企画する方が近道だなぁ」と思ったりしていました。

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というような、「このままでいいのかな?」というモヤモヤした気持ちと、「現状を変えたいな」というぼんやりとした思いは持っていました。
でも結局は「他の仕事も興味があるけど、専門性やスキルもないから行動できない。それに、ここは安定した会社だし、今のままでいいや」と思っていたのです。
あと数年経つと30歳になってしまう。そうしたら、若さを武器にいろいろ挑戦できなくなってしまう… 。それなのに、日々の忙しさに追われて何もせず、ただ時間だけが過ぎていきました。

そんな僕に、“結婚”という人生最大級のイベントが近づきつつありました。

彼女との結婚を意識して湧いてきた、「僕の人生このままでいいのか?」という焦り

僕には付き合って2年7ヶ月になる彼女がいます。
彼女はとても素敵な人です。
一緒に暮らして2年も経ちますが、毎日本当に楽しく過ごせています。そしていつかは、結婚するつもりです。

彼女は僕と同い年の28歳で、「30歳までに結婚したい」と言ってくれています。
あと2年したら僕に家族ができて、さらに数年したら、子どもを育てているのかもしれない。
そんなイメージとともに湧いてきたのが、「僕の人生このままでいいのか?」という強烈な焦りでした。

焦り① 自分の人生の主役を、子どもにはまだゆずれない

結婚して、さらに子どもができたら、自分のために使えるお金や時間は少なくなります。
しかしそれでは困ります。僕にはまだまだやりたいことがあるからです。

「まだまだ遊び足りない」とは思いませんが、「もっといろいろな経験をしたい」と思いました。
「海外旅行に行って、さまざまな文化に触れたい。社会人になってようやく読書や勉強の楽しさを知ったので、もっと本を読みたいし歴史などを勉強したい」と思ってしまったのです。

また会社の仕事は楽しかったですが、「充実した日々を送れている」と言うには、何かが足りていませんでした。
「全身全霊で打ち込めて、日々が充実するような、天職と言える仕事。それを探そうともせずに、このまま諦めちゃっていいの?」という焦りが、日々強くなっていくのを感じていました。

焦り② 子ども目線でつまらない親になってしまう

会社の先輩たちを見ていると、自分の未来もなんとなく予想ができます。
会社で偉くなるほど忙しくなり、毎日夜遅くまで、時には土日も働いている姿を自分に重ねてみました。その結果「このままだと、子ども目線でつまらない親になってしまう」と思ったのです。

朝は子どもよりも早く家を出て、子どもが寝静まった後に帰宅して…
寝ている子どもの頭を撫で「愛してるよ。おやすみ」と小声で言うことしかできない親。
たまに取れた休日には「仕事疲れたなぁ。休日ぐらい家でゆっくりしたいなぁ」と思いながら家族サービスをして、日曜の夜は「明日から働きたくないなぁ」という雰囲気を家で出してしまう親。

そんな夢も希望もない大人なのに、子どもには「将来のために勉強しなさい」とか「子どものうちから色んなことを経験しておきなさい」とか「俺が若い時は…」と言ってしまいそうです。

「そんな親にはなりたくないなぁ」と思いました。

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子どもができたら、人生のフェーズは次の段階に進むのだろうと思っています。
“自分の可能性を広げ、追求するフェーズ”から、“それまでの人生で得たものを、次の世代に繋げるフェーズ”に、です。

でも、今の僕はまだ自分の可能性を追求しきれていないし、そんな状態では子どもに伝えられることが何もありません。
そして、「残り数年のうちに、子ども目線でかっこいい大人になるには、今のように会社に身を任せて生きているだけでは間に合わない」と思いました。

そうして僕は、会社を退職する決断をしたのです。

“続けたいこと”で生きていけるかの挑戦

たくさん悩んで、彼女とも会社ともたくさん相談して、無職になることを選びました。
今はスキルも何もないけれど… 、自分のありたい3つの姿を目指して、背水の陣で頑張っていきたいと思います。

目指すもの① “続けたいこと”で人生を充実させる

自分の可能性を追求できて、心の底から充実していると思えるには、何をすればいいんだろう?と、ずっと考えていました。
その結果、”続けたいこと”がそれにあたるという結論に至りました。

あなたにとって続けたいと思えることはなんですか?

例えば僕は、海外旅行や歴史などの勉強を続けたいです。この世界に何があり、それらがどのような歴史を経てできたのかを知ることは、自分の見識を広げ、人生を豊かにしてくれると思います。
また、豪雨で被災して以来、気象予報士になりたいと思って勉強を続けています。こうして文章を書くことも、自分の内面と深く向き合うきっかけをくれるので、これからも続けていきたいです。

僕にとって“続けたいこと”というのは、“いつまでも興味・関心が尽きず、常に意欲を持って取り組めること”。そして、“それを通すことで自分の価値が上がり、人生が充実すること”です

また、生きていくということは、“誰かが「価値がある」と思えるものを生み出し、お金を稼いでいる”ということです。

「自分が続けたいと思うことを通じて、価値あるものを提供できている状態」こそ、僕が目指す充実した人生のあり方です。

目指すもの② 自分の力で稼げるような専門性やスキルを磨く

フリーランスや個人事業主として生きられれば、働き方を柔軟に選べます。
会社などの組織に所属しなくても、専門性やスキルを武器にして、どこにいても活躍できる状態こそ、僕が実現したい“真に安定した状態”です。

これからは、続けたいと思えるテーマ(旅行、読書、歴史、気象予報 etc…)の知識を深め、
続けたいと思えるメディア(文章、SNS etc…)のスキルを高めて、
さらにそれらを書け合わせた事業を起こすことで、“真の安定”に到達したいと思っています

目指すもの③ 子ども目線でかっこいい親になる

僕は子どもに「あれやれ」「これやれ」というような親にはなりたくありません。

というのも僕は、「自分が本当に好きなものは、自分で出会ってきたもの」だと思っている人間だからです。
例えば、友達に「面白いよ」と勧められた映画が本当に良かったら「あぁ、もったいない。もし自分から観ていたら、この映画は一生心に残る作品になっていただろうに」と思ってしまいます。

あなたにも、そんな経験はないですか?

もちろんお勧めしてもらったものの中にも、本当に好きになったものはあります。ただ、他人から伝わってきたものは、自分の経験として消化するのに余計な時間がかかってしまうように思うのです。

そんな僕だから、子どもに「やりなさい」と言ったものが、本当に子どもの人生の糧になるとは思いません

それならば僕が親として子どもにできることって、何があるでしょう?
それは、“自分が楽しく充実した人生を送っている姿を、言葉ではなく背中で見せて伝えること”だと思います。

その結果、子どもの方から「お父さんの人生って楽しそうだよね。若い時どんなことしてたの?」って聞いてもらえて、「そうなんだ!私も何かやってみようかな!」と思ってもらえる。そんなかっこいい親になりたいと思ったのです。

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彼女とは「30歳になっても自力で生きていける兆しが見えなければ、おとなしく再就職して結婚する」という、まるで上京して来たバンドマンみたいな約束をしました。
これは期限つきの挑戦なのです。

僕が具体的にどんな活動をするのかについては、次回からお話ししたいと思います。

頑張っていきますので、応援していただけるとうれしいです。

あなたからの応援をお待ちしております!

ここまで、僕の話を読んでいただき、ありがとうございます。
あとほんの少しですので、最後まで読んでいってください。

今日は僕が無職になるまでについて、お話ししました。
これは僕の話ではありますが、僕が抱えていた「私の人生このままでいいのかな?」というモヤモヤや、「現状を変えたいな」という思いは、誰もが持っているものだと思います

これを読んでいるあなたも、きっとそうでしょう?

でも、「現状を変えるために、何か始めよう」と行動に移すことは、なかなかできることではありません。その行動を継続するのは、さらに難しいです。

それでも、ここまで僕の話を読んでくれたあなたは、今抱えているモヤモヤの正体を見つけ出して、現状を変えるために行動するきっかけを掴めたはずです。

これからも、副業や転職や個人事業など… 、あなたがモヤモヤの正体を見つけ出し、現状を変えるヒントになるような投稿をしていきます

そして「僕が“続けたいことで生きていく”を実現することが、あなたの希望になれればいいな」「それまでに歩んだ奇跡が、あなたの人生の参考になればいいな」と思って、これから頑張っていきます。

…ですが、この活動はひとりではできません。
あなたができる範囲で、僕の活動を応援していただけないでしょうか?

最後に僕からのお願いを聞いていただければと思います。

お願い① これからも見守ってください!

退職してこの投稿をするまで、3ヶ月もかかってしまいました。
そうなんです。今や無職で誰にも強制されない環境にいるので、すぐサボってしまうのです。
あなたからの応援が、きっと僕の力になります。これからも見守っていただけるとうれしいです。

また投稿が面白いなと思ったら、いいねをいただけると喜びます。
コメントやアドバイスなどあれば、どんどん送ってください。あなたと一緒に考え、行動していければと思っています。

Twitterも新しいものを作りました。フォロー待っています。

お願い② 僕の事業にアイデアやスキルをお貸しください

何をやりたいかについては、今後お話ししますね。
どれも、僕ひとりの力ではできないことです。
あなたの「こうしたら面白そう!」というアドバイスやアイデア、スキルをいただけると非常に助かります。気軽にコメントしてください。

お願い③ シェアしてください

僕の活動は見てくれる人がいないと始まりません。
僕の記事がたくさんの方に届けばいいなと思っています。
また、一緒に考え、行動する仲間がたくさんできればいいなと思っています。

なので、身近な人への口コミや各SNSなどで、この記事をシェアしていただけるとうれしいです。

お願い④ ライティングのお仕事をいただけたら全力で頑張ります

続けたいと思える“文章”で、これから生きていくために、ライターのお仕事をしようと思っています。
お仕事をいただけるようでしたら、ご連絡ください。全力で頑張ります。

お願い⑤ サポートいただけたらどれだけ感謝すればいいか想像もつきません

無職なので、現在は収入がありません。
毎日スーパーのチラシを見て買った安い食材で自炊したり、余計なものは買わないようにしているのですが、思ったよりお金がかかります。

この記事に価値を感じていただけたら、その価値の分だけ下方のサポート欄よりサポートしていただけるとうれしいです。
もしサポートしてもらえたら、うれしすぎて、一体どれだけ感謝すればいいか想像もつきません。その時は最大限の感謝をしようと思います。

また最後に、有料部分をつけています。値段は100円です。
といっても、書くべきことは全て本文に書いてあります。有料部分にはおまけとして、“彼女の好きなところ”を書いておきました笑。
「収入がないのは可哀想だし、100円ぐらいあげようかな」と思っていただけたら、ぜひ購入ください。

・・・・・・・・・・

これにて、終わりです。
たくさん書いてしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

僕は無職だけど…夢がある無職です。

引用:かっぴー nifuni『左利きのエレン』2巻
左利きのエレンまじで面白い

そして、『私の夢は、みんなの願い』だと思って頑張ります。
あなたの応援があれば『私は最強』です。

これからも、どうぞよしくお願いします!

だいき

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