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【レシピ】濃口しょうゆ+αでビシッと決めろブラックチャーハン

何事も決めつけはよくないが、「チャーハンを作ったことがない」という人はたぶんいないんじゃないだろうか。ある程度の年齢を重ねれば、人生のどこかで必ずチャーハンを作るターンは巡ってくるように思う。それだけ心理的技量的ハードルが低いせいか、「料理とかします?」と聞かれると、「いやあ、チャーハンくらいが限界ですかね」と返す一種のテンプレートにも使われがち。謙遜の象徴、それがチャーハンである。

しかし、それだけ多くの人々が手掛けてきたせいか、どうもその製法というのもまちまちなのでは。オリジナリティといえば聞こえがいいが、恐らくちゃんとしたレシピに基づいて作られていないのではないかという疑惑も。で、正直そんなにおいしくなかったりもするし、たとえおいしくても再現性が低い。おいしい料理を作ってくれていた実家の母(このところ登場頻度多め)のチャーハンもそこまで..だったし、何なら永谷園のチャーハンの素を振りかけるのが最も安定感あるかもしれないと思うほど。

そこでご紹介したいのが、半永久不変的においしい我が家のブラックチャーハン。濃口しょうゆとおろししょうがだけでビシッと決まるので、ぜひ一度お試しあれ。そして気に入ったらあなたのご家庭の統一規格としてご採用ください。もうチャーハンでは迷わせません。

■ 必要な道具
・ フライパン(直径20cm〜) ※大きめが炒めやすい
・ 包丁まな板
・ へら
・ お椀(たまごを割る用)

■ 材料(1食+作り置き分少し)
・ ごはん:お茶碗4杯分
・ たまご:2コ
・ 焼豚:2枚~ ※ベーコンで代用可、最悪なくてもいい
・ 白ねぎ:1/4本 ※たまねぎ1/4個で代用可
・ 濃口しょうゆ:50ml
・ おろししょうが: 大さじ1 ※チューブでOK

■ つくりかた
[1] 炊きたて、もしくはレンジであつあつにしたごはんをボウルかバットで15分ほど冷ます。
[2] たまごをお椀に割り、濃口しょうゆとおろししょうがを混ぜておく。
[3] フライパンに油を引き、熱が通ったら溶いたたまごを入れて軽く混ぜる。
[4] 程よく固まったらお椀に戻す。
[5] もう一度サラダ油を引き、白ねぎを炒める。
[6] 火が通ったら焼豚を入れ、軽く火を通す。
[7] ごはんを入れ、[火を通したたまご]を戻して具と混ぜる。
[8] 混ざったら[濃口しょうゆとおろししょうが]を入れ、さらに混ぜる。
[9] 満遍なくブラックになったら完成。

■ あとがき
工程そのものは極めてオーソドックス。特にこだわりもない。ただ強いて言うなら、「ごはん問題」だろうか。冷えたごはんの方が水分が飛んでパラッと仕上がるという説もあるようだが、個人的にはほかほか状から熱と水分を少し飛ばすくらいがベストかと。具と混ざりやすいし、かといってぺちゃぺちゃもしないし。
ブラックチャーハンというだけあって、その名の通り黒い(厳密に言えば濃い茶色)。恐れ多いながらも京都の老舗ラーメン店「新福菜館」のチャーハンに姿が似ていると自分でも思う。あちらの方がより黒いけど。
これ書いてたら食べたくなったので今週末のどこかで作ろうかと。冷凍庫に自家製チャーシューも眠ってるからね。ででん。

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