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各ゲームタイトルの配信および視聴時間推移

配信技術研究所のTwitterで公開されている日本国内における毎月のゲームカテゴリにおけるライブ配信の視聴時間TOP20に関して、2020年4月より推移をまとめた。

  • データの引用元 配信技研 @GikenTV

  • 注意① 2021年9月分のデータについてはエラーによるデータ不足があったようで月別データが公開されていない。

  • 注意② 2020年4月以降のデータしか公開されていない。

主要タイトルの比較

上記は、人気度を比較するため同一のグラフにまとめたモノ。
簡単にまとめると『Apex Legends』の圧倒的人気、『VALORANT』の増加傾向、『Rust』の異様な台頭が見て取れる。
次からはタイトル別の推移を掲載する。

1.Apex Legends

左側の軸が視聴時間(青)・右側の軸が総配信時間(橙)

 コロナにより外出を控える傾向が強まり、順調にライブ配信の視聴時間を伸ばしてきた『Apex Legends』。ストリーマーの総配信時間自体は2021年をピークに2022年に入って減少しているものの、視聴時間は維持されているように見える。2021年12月は『VALORANT』、2022年6月は『Rust』と『VALORANT』に視聴時間を奪われた為、谷間となっている。シーズン13は2022年6月29日より始まっており、ランクシステムの変更による影響については7月以降のデータが公開されれば分かるだろう。(気が向いたら更新する。)

2.VALORANT

2021年1月はTOP20にランクインせずデータが確認できない

 2020年6月に正式サービスが公開された『VALORANT』だが、初動こそ総配信時間が伸びているが視聴時間の獲得に苦戦しており配信時間自体が低下する形に。世界大会の「VCT」やコミュニティ大会の「CRカップ」をきっかけに視聴時間が伸びはじめ、2021年にはいってから競技シーンでの人気が高まったことにより総配信時間・視聴時間ともに増加傾向にある。2022年4月に開催された世界大会にて日本チームの「ZETA DIVISION」が3位の成績を獲得したことも国内での人気増加の後押しとなった。

3.Rust

 ゲーム実況動画の投稿や配信を行っている「ソバルト氏」がストリーマーイベントを開催したことにより突如ランキングにあらわれた『Rust』。ゲーム自体は2013年12月に早期アクセスとして公開され、その後2018年2月に完全リリースとなっているタイトルである。睡眠中の時間も拠点を襲われてしまう仕様やチーターなどにより配信向きではなかったものの、「ソバルト氏」によりストリーマーに限定された招待制のサーバーが構築されたことにより配信者も気軽に遊べるようになったことにより総配信時間・視聴時間ともに大きく伸ばす形となった。そのゲーム性から配信者vs配信者という構図となるため視聴者による「炎上や配信者への攻撃」が目撃される為、今後のストリーマーイベントのルール如何では今後はランキング外も十分考えられる。2021年6月に一度ランクインしているのはおそらく「加藤純一氏」が配信でRustを遊んだ為と思われる。

4.Minecraft

 2011年11月に「Minecraft1.0」が公開されて以降、長い間人気を博している『Minecraft』。総配信時間は安定しているが、視聴時間にはバラつきがある状態。
※Minecraftの配信事情に詳しくないため情報求む。

5.Among Us

 2020年10月に海外の配信者である「sodapoppin氏」が配信したことにより人気となった『AmongUs』。ゲーム自体は2018年6月にはiOS/Android向けに公開されており、それまで話題にはならなかった。2020年から2021年前半は安定した総配信時間・視聴時間を維持していたものの、2022年からは急激な減少傾向にある。公開されているTOP20のランキングにおいては、2022年4月で8位、5月で12位、6月で11位と好順位を維持して安定的にランクインしているが、完全に他ゲームタイトルに配信者・視聴者を取られているようである。

6.Escape From Tarkov

 定期的にワイプと呼ばれる強制データリセットが行われ、所持品や経験値やタスク進行状況がリセットされることにより、配信・視聴が盛り上がりを見せる『Tarkov』。それ以外の期間はTOP20にランクインしておらずデータを確認することができない。

7.Dead by_Daylight

 2016年6月に公開された『Dead by Daylight』。冒頭のタイトル比較のグラフには掲載されていないが安定してTOP20にランクインしているので、推移をまとめた。毎年6月には周年イベントが開催されており総配信時間・視聴時間ともに大きく伸びる形となっている。
※Dead by Daylightの配信事情に詳しくないため情報求む。

8.フォートナイト

 2017年7月に公開された『フォートナイト』。こちらも冒頭のタイトル比較のグラフには掲載されていないが安定してTOP20にランクインしているので、推移をまとめた。視聴時間は右肩下がりで推移している。おそらく対抗馬である『Apex Legends』が数値を伸ばしたことにより影響を受けていると思われる。依然として子供には人気だが、成長に連れて他タイトルへ流出しているのではないだろうか。

9.あつまれ どうぶつの森

 2020年3月20日に発売された『あつまれ どうぶつの森』。コロナ初動タイミングで発売されたことにより4月は総配信時間・視聴時間ともに大きく伸びたものの、パッケージの買い切りで長く遊ぶゲーム性ではないため右肩下がりとなりランキングからフェードアウト。2020年4月時点では、総配信時間・視聴時間ともに1位であった。

次回は配信者(ストリーマー)別の推移をまとめる予定。おそらくそちらのほうが面白いデータだと思う。

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