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webサイトの運用において、直帰率が高いことはNG?

みなさん、こんにちは。
毎度、お越しいただき本当にありがとうございます。
本日のテーマは「webサイトの運用において、直帰率が高いことはNG?」になります。
前々回に記事で直帰率とは何かについて説明していますので、まだ読まれていない方は、是非そちらも読んでいただけると嬉しいです。

直帰率とは
直帰率とはユーザーが最初にサイトに訪問したページ(ランディングページ)を見て、2ページ目に行かず、サイトを離れてしまった(離脱)状態のことですが、必ずしも「直帰率が高い=悪い」というわけではありません。

直帰してしまう要因(問題あり)
■求める情報と異なっているorユーザーが情報を見つけられない
■内部回遊の導線がうまくいっていない、設置されていない
■ユーザーにストレスを与えている

上記のような要因から直帰をされているのであれば、悪い傾向にあります。理由としては、ユーザーに向けての情報発信、誘導、満足度の向上ができていないからです。SEOの重要な考え方としてUX(User Experience=ユーザー体験)があります。
簡単に説明をするとユーザーがサイト内においてどれだけ良い体験をしたか、良い情報を得られたか、良い感想をいだいたかが大切になります。

みなさんがサイトを見たときに、
良いなと思うサイトはどんなサイトでしょうか。
・欲しい情報がしっかりと載っている。
・専門的なことをわかりやすく伝えてくれている。
・サイト内の導線がわかりやすい
・ページ表示速度が速く、ストレス無く見れる
・サイトの使い勝手が良い

一部ですがこれらが挙げられるかと思います。
先ほど記載した直帰する要因の3つはこれらの逆となっており、会社自体のイメージを悪くしかねません。そのため、これらが原因で直帰率が高くなっているのであれば、改善をする必要があります。

直帰してしまう要因(問題ないと考えられる)
■ユーザーの目的がランディングページで解決

例を挙げると、サポートページ、Q&Aなどです。
サポートページやQ&Aの主な目的としては、既存のお客様のお問い合わせを減らすことにあるかと思います。サポートページの直帰率が高い、なおかつ記載している内容と同様の問題でのお問い合わせが少ないのであれば、お客様がページを見て、問題をご自身で解決されているということなります。

また、地図やアクセスのページも問題のない直帰率になります。
実際にご自身が、アクセスページをランディングページとして見る時は、行くと決めて、場所がどこにあるか確認するときが多いのではないでしょうか。アクセスページに関しては、来店しようとしてくださっている方の割合が高いページになるので、ユーザーの欲しい情報がランディングページで完結している例に当てはまります。

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何を元に直帰率の善し悪しを判断するか
Google Analyticsを使用して、データの分析を行います。

■誰がどんな目的でサイトに来ているのかを理解する。
・性別、年齢、どんな情報を探しているのか。
・どのページがよく見られているのか。
・どのようなキーワードでサイトに流入しているのか。
・流入経路は何が多いのか

■ランディングページ、直帰ページを知る
ユーザーはどのページをランディングページとして、流入しているのか、また、どのページで直帰されているのかを理解する。
直帰ページが意図して直帰されているページなのか、それとも、情報、思いなどを伝えて来店につなげるページなのかを確認し、原因を考える。

■簡単な例
例1.40代の女性向けのサイトなのに、20代の若い子によく訪問されているのであれば、ターゲットが異なっているため、求めていた情報ではないと直帰されていると推測できる。その場合、キーワードの選定が良くない可能性があるので、キーワードを新たに考えることが必要になる。

例2.病院のサイトを運用していて、流入キーワードが診察時間が多かった。ページの直帰率が70%を超えていた。この場合は、診察時間を知りたい人に対して、求めている情報を提供できている戸推測されるので問題の無い例になります。

例3.レジャー体験のキーワードで流入をされることが多く、体験メニューのページの閲覧数も多いが直帰率が高い。サイトを見た際に、申し込みフォームやお問い合わせフォームまでの導線がわからなかった。この場合、お申し込みはこちらというバナーや他にもおすすめのレジャーがあるのあれば、そのページに飛ぶリンクをページ内に作成をして、サイト内の回遊率を向上することが必要になる。

まとめ
簡単な例を挙げましたが、本来は複数の要因が絡まり合っていることが多く、直帰率が高くて悪い事例と直帰率が高くても問題の無い事例があるので、データを元に分析をしていきながら良いサイト運営をしていっていただければと思います。

少しでもみなさんのお役に立てると幸いです。
本日もご拝読いただきありがとうございます。

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