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鬼と呼ばれた写真家「土門拳」に憧れて国東半島へと。

好きな写真家は、鬼と呼ばれた写真家「土門拳」です。
文筆家とも言われ、文章も素晴らしい。

「昨今ぼくがお寺をまわって、仏像ばっかり撮っているものだから、『土門はお寺屋になったのか』と陰口をたたく人がいるが、ヒロシマを撮っても、神護寺の薬師如来に対峙していても、僕の写真の中では千年前にヴァイタリティを感じたのと同じ日本人が語り合っているのである」

https://www.nippon.com/ja/images/i00058/

土門拳が晩年よく撮っていたのは「寺」です。

「ヒロシマを撮っても、神護寺の薬師如来に対峙していても、僕の写真の中では千年前にヴァイタリティを感じたのと同じ日本人が語り合っているのである」

あぁ、言葉がカッコいい。

それを読んで自分も同じような気持ちで「日本」を撮ってみたいと、車で片道1時間圏内のカメラスポットへ出かけています。

よく行く場所は国東半島(特に豊後高田市)。
被写体は石像や木像です。


国東半島 六郷満山 無動寺

国東半島の歴史あるお寺「無動寺」。
平安時代から鎌倉時代作の木像を間近で撮影させていただけます。
お寺の方にお声かけください。

本堂には本尊の不動明王像をはじめ、大日如来座像、薬師如来座像などの平安時代から鎌倉時代にかけての十六体の木造の仏像が安置されており、すべてが大分県の有形文化財に指定されている。

無動寺ホームページより引用

「え、この仏像を間近で見て写真撮らせてもらえるんですか…!!」と心底驚いたお寺です。

国東半島 真木大堂

真木大堂旧本堂の仁王像。
現・真木大堂内は撮影不可ですが、こちらの仁王像は撮影可と受付の方に確認。

国東半島では珍しい木像の仁王像です。
背後の札がいい感じです。

国東半島 熊野磨崖仏

国の重要文化財に指定されている国内最大級の磨崖仏。
受付の方に撮影してもよいでしょうかとお尋ねしたら「どうぞどうぞ!」と快諾いただきました。

傾斜のある鬼の石段をのぼっていくと、岩に彫られた巨大な石仏が現れます。

使用カメラについて

fujifilmのX-S10を愛用しています。
レンズは新・神レンズ(単焦点)と便利ズームレンズを使用。

新・神レンズは暗い場所でこそ威力を発揮。
最近手放せません。

こちらは万能ズームレンズ。
近くから結構離れたところまでと幅広い。

磨崖仏のように距離がある時はこちらも使用。

撮影とグルメと温泉を楽しむ旅でもある

土門拳に憧れて写真撮影を楽しんだら、食事して温泉が定番です。
紹介したお寺がある豊後高田市は「おんせん県おおいた」の中でも、個性豊かな泉質が楽しめるエリアです。

https://zimosh.com/feature/mudouji-trip

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