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白黒写真で時間がない世界を楽しむ。

その撮影スタイルからかつて「鬼」と呼ばれた写真家がいる。

彼の名前は土門拳。
昭和を代表する写真家だ。

彼の白黒の写真集から、子供が川で何かを撮ろうとしている後ろ姿の写真、船上で働く人の写真を見た時、その表現が適当かどうかはともかく「うわー、古くない。昔の写真じゃないみたい」だと思った。

「今っぽい」といえば語弊があるんだろうけど、「最近撮りました」と言われても納得したろうし、そして何よりシンプルに格好いいと感じた。

▲立ち読可能


それから自分が仕事で写真を撮って補正作業をしているうちに気がついたことは、色味に強くその時代らしさが現れること。

最近のトレンドである青みがかかった、透明感がある写真がそう。
同じ写真であっても、色味を操作するのとしないのでは印象がかなり違う。

補正前
補正後


写真の「色」に時代が現れるのであれば、ではその逆は。

最近撮ったものなのに、「30年前に撮りました」と言っても違和感はないかも。

仕事でもプライベートでも近頃は動画が多かったけど、やはり写真も面白い。

カメラを持ってどこかに撮りに出かけたいと無性に思った。


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