ライブのステージ撮影なんてしたことがないのに仕事で撮ることになってしまった時の対処法
カメラのオート機能って便利ですよね、シャッターを押したらだいたい良い感じで撮ることができる。
ちょっと失敗したなと思ってもレタッチしたら、ソフトやアプリのおかげで何とかなる。
初心者向けの本を読んで、マニュアル撮影について一応は勉強したものの、現場直行型の撮影ではだいたい絞り優先オートで撮影してやってきました。
が、あるイベントの撮影を後日に控えていた時の雑談で、聞き捨てならないことを耳にしました。
「あのイベント会場のステージの撮影するんですか。撮った人の様子だと、相当難しかったみたいですよ。」
「ライト当たっている人の顔が白く飛んでいたような…」
え、なぜ?と思い、会場を事前に見せてもらったらほぼライブ会場だったんですよね。
暗いなか、ステージでスポットライトがあたるところだけ明るい。
それまでイベントといえば、そんな極端な明暗があるような場所で撮ることはありませんでした。
似たような状況でどんな設定で撮影したらよいのか、ネットで調べました。
「絞り優先。ISOは高感度12800ぐらいならOK。絞りはほぼ開放値」
「ズームは極力使わない」
「明るめの望遠レンズを使う」
しかし記事によって、違うことが書かれていて、どれが正しいのかが分かりません。
それにイベント会場の広さと撮影ポジションを考慮すると、使うレンズは決まっていました。
▲近くから遠くまで撮れる便利ズーム。しかし明るくはない。
とにかく事前に対応をと、自宅で同じような条件下をイメージして撮影して試してみても、撮影現場で同じように撮れるかといえば自信がありません。
圧倒的に不足しているその状況下での場数。
年齢だけは重ねているので、それがいかに危ういかだけは察知していました。
「いやー、まずい。撮れるかどうか」と悩みを他の人に話していたところ、以前取材でお会いしたことがあるプロカメラマンの方がちょうどやって来て「最近、写真教室したいと思っているんですよね。大規模やより少人数、マンツーマンがいいかな」などど仰るではないですか。
その方がそのような現場でバシバシ迷いなく撮影していてるのを見たことがありました。
ワラをも掴む気持ちで「え、それは、私のように一応お金をいただいて撮影しているなんちゃってフォトグラファーレベルの者にも…?」と尋ねたところ
「いいですよー」と返ってきたので、「じゃあ是非お願いします!」と教えていただけることになりました。
「ネットでは今回のような暗い場所では『絞り優先オート、ISOは高めに設定して、RAWで保存』という設定がおすすめとの情報が多かったのですが、その設定は正解ですか?」と先生にお尋ねしました。
すると「半分正解で半分誤りです」と、詳しくなぜ半分正解で誤りなのかについて教えてくれました。
「これをちゃんと知っている人は結構少ないんですよ。カメラを仕事にしている人でも」
「理解できたら、あとは数です。カメラの設定で悩まなくなれば、被写体をもっと見つめられるから、今よりよい写真が撮れるはずです。」
先生のおかげで何とかイベント撮影を無事に終えることができましたが、教えてもらわなかったら本当に危なかったと思います。
自分と同じように「やばい。その環境で撮ったことが無いのに失敗は許されない」という状況に陥っている方は、先生に相談がおすすめです。(先生にはOKいただいてますので、インスタのDMからまずはお問合せを!)
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