小さな飲食店にはインスタ(instagram)とGoogleマイビジネス①
今まで小さいお店や会社の広報のお手伝いをしてきて、その経験が役に立つならとお手伝いした有志によるボランティアプロジェクト「北九州テイクアウトマップ」。
公式インスタグラムの運営に参加して短期間に多くの投稿や、インスタグラムを閲覧するユーザー、飲食店ユーザーと直接対応して学ばせていただき、もしも自分がひとり、または家族で飲食店を経営すると仮定して、一番少ない手間暇で一番効果をあげる自己発信ツールを選ぶとしたら何を選ぶか?についてお伝えしたい。
お店の人にもお客様にも便利なインスタグラム(instagram)が第一
積極的に自己発信していくなら、まずはインスタグラムだと思った。
飲食店を探すお客様たちが好んで利用しているSNS。
Googleのようなネット検索ではなく画像で検索しているし、GoogleのようにSEO対策をしなくても最新の情報であればユーザーの目につきやすい。
「この近くにテイクアウトできるお店ってあるのかな?」→「近所で探してみよう」
(※ここから途中までPCでの画像だけどインスタは基本的にスマホ操作のほうが使いやすい)
検索フォームに「八幡西区」と入力したら候補が出てくる。
この候補の中では「#八幡西区テイクアウト」が該当するのでクリック。
(Googleのような「八幡西区 テイクアウト」スペースは使えない)
「#八幡西区テイクアウト」とは投稿のテキスト内に「#八幡西区テイクアウト」が記載されているデータを見ることができる。
これがハッシュタグ検索だ。
投稿者は情報を発信する時に自由にこのハッシュタグをつけることができるし、インスタが投稿できる文字数は2200字なので、Twitterのように文字数について考慮しなくても大丈夫。
インスタグラムはとてもシンプルなシステムのため、「#八幡西区テイクアウト」と「#テイクアウト八幡西区」は別のデータのまとまりとして扱われるので注意は必要だが、投稿時ハッシュタグを入力すると候補や件数が出てくるのでハッシュタグを付ける参考になる。
ハッシュタグの付け方のコツはとにかくユーザー視点になると簡単だ。
自分が近所でテイクアウトを探す時、「#八幡西区テイクアウト」で情報が多すぎたり好みのジャンルが見つかりにくければ絞って「#八幡西区テイクアウトカレー」「#八幡西区テイクアウト中華」にしたり、それか「#八幡西区カレー」「#八幡西区中華」とジャンルで検索して、そのお店がテイクアウトできるかどうか一件ずつ見ていくだろう。
インスタはさらにお店の情報を調べることも簡単に
「このお店いいかも!」と思ったら、たいてい詳細やレビューを知りたくなるだろう。
そんな時にインスタはとても役に立つ。
インスタグラムは投稿内に「https://〜」のようなURLを記載しても動かない飛ぶことができないが、インスタグラムのアカウントであればリンクが可能。
(リンクが作動しているのは青い文字部分、@または#が先頭にあるテキストであることがわかる)
投稿のテキスト内「@+ユーザーネーム」をクリックすると該当するユーザーのページに飛ぶことができる。
インスタでこのお店を紹介したい!と思うときはこの「@+ユーザーネーム」を投稿に追加しておけば、お店の情報に簡単に飛ぶことができるので、お店を紹介したいときは積極的に使っていきたい。
なお、ユーザーネームとは指で示している部分でユーザーIDでもある。
下の黄色い枠「おりお喫茶𖠚ᐝ」はインスタグラムでは「名前」の扱い。
インスタの投稿は位置情報も設定できる
事前の位置情報の登録(※)が必要にはなるけれど、インスタは場所の情報を紐づけることができる。(Facebookでいえばチェックイン機能)
投稿でいえば、上の画像のユーザーネームの下のテキストが位置情報になる。
※事前の登録=Facebookページで場所の登録が必要。Googleローカルガイド のようにお店の人以外でも登録することができる。
(ここから携帯の画像でご説明)
この情報が登録されていれば
「おりお喫茶」で検索しても下の黄色い枠内に「ofiokissa」のインスタグラムとは別に「おりお喫茶」の位置情報が表示されるし
ユーザーネームの下に表示されている「位置情報(ここでは『おりお喫茶』)」をクリックしたら
「情報を見るボタン」、「地図」、「お店の人、お客様関わらず、位置情報が紐づけられたデータ」が一覧で表示される。
お店の人が知らないうちにファンの投稿でいっぱいになっていることも多いようだ。
この情報が登録されていたら便利なのが地図の機能。
「情報を見る」ボタン、または「地図」の地点をクリックしていき、スマホで地図アプリを開くところまでできる。
(PCだと地図が開かないし、「情報を見る」ボタンも非表示に)
情報を見るボタンから
地図を直接クリックしたら
お店からのお知らせ・HPへのリンクはプロフィール欄を活用
インスタグラムでは黄色い枠の部分に全角半角関係なく150字まで設定ができる。
この緊急事態で時間がない、そんな時でもインスタグラム内の編集ならすぐにできるし(携帯・PCどちらでも)、お客様がチェックするとしたらここだろう。
変更が多いことや、反映にタイムラグがあること、できたら事前に電話やDMで直接確認してほしいことなど、お店からのお知らせを入れておくと便利だと思った。
営業時間に定休日、臨時休業日なども。
URLもここだけはリンクが作動するので、入れておきたい。
インスタグラムのURLとは?
インスタグラムのURLはちゃんとある。
名刺やチラシに記載したり、ポータルサイトやGoogleマイビジネスの登録にだって利用できる。
URLの簡単な調べ方は、アプリではなくChromeやSafariといったブラウザでインスタグラムにログインして開き、URLをコピーすればいい。
コピーをしてメモアプリにでも貼り付けておけば便利。
instagramのURLの構造は
https://www.instagram.com/ に ユーザーネーム(ID)をつなげたものでもあるが、コピペのほうが間違いがない。
ビジネスで使うならビジネスアカウント(無料)移行がおすすめ
インスタグラムにはビジネスアカウントというものがあり、無料で利用できる。
プロフィールにメールアドレス・電話番号・住所が設定できるようになるし、インサイトといって、地域・年齢性別・時間帯・アクセスの多い投稿などをざっくり知ることができる。
私はフォロワーが1000件を超えるぐらいまで一般のアカウントを使っていたためビジネスアカウントの利点であるインサイトを知らず、目視でどんなユーザーの方が北九州テイクアウトマップを利用してくれているのか見ていたけれど、インサイトのデータがちゃんと一致していたので、最初からインサイトが扱えたほうがラクだと思う。
例えば北九州のテイクアウト情報を届けるのなら、北九州市および周辺のユーザーが見てくれているかどうかすぐに確認できる。
インスタグラムの今後の可能性
アプリ「Picks」やUber Eatsとの協業でインスタグラムから注文できる仕組みが出来つつある。
これが北九州ですぐ開始されるかといえば難しいかもしれないが、これまでよりもずっと早く浸透していくのではないだろうか。
インスタグラムをホームページがわりに、そしてGoogleマイビジネスと連携
コロナという緊急事態で日々多忙な飲食店の方はさらに多忙になったはず。
ホームページに営業変更やメニュー変更、テイクアウトの開始や休業の情報など更新したくても、間に合わないお店も多かったと思われる。
でもインスタグラムなら、今どんな状態なのかをスピーディーに手軽に発信できる。
もしも自分がひとりまたは家族経営でお店をするならばと仮定したら、そしてまだ何も自己発信ができる情報発信ツールを持っていないのであればどれを選ぶかといえばインスタグラムだろう。
それにプラスするならGoogleマイビジネス 。
これについてはまた次回に。
今回画像に使わせていただいたお店
おりお喫茶
テイクアウト可能
手作りのお弁当やコーヒー
〒807-0825 福岡県北九州市八幡西区折尾1丁目6−8
喜酒快膳 夢玄
テイクアウト可能
5/20(水)から細心の注意を払って営業再開
福岡県北九州市小倉北区京町2-1-4 2F(小倉駅より徒歩2分)
※ご利用の前には営業時間やメニューなどのご確認をおすすめします
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