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不妊治療中の女が少子化を考える

出生数が初めて80万人を割ったという記事をyahooニュースで見ました。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6455412

いや…あの…驚いたように言ってますけど、
もうずっと右肩下がりでしたよね?
何も対策を打たないでどうして増えると思ったんですか政府は。
という感情論を抑えて、どうして子供を産む女性が減ってしまったのか考えたいと思います。

それは余白を許さない世の中になったからではないでしょうか。

昔は女性は結婚したら家庭に入ることが一般的。
それを聞いて、若い頃の私は「そんなの嫌だ!だって私仕事楽しいもん!」と思っていました。
実際月の残業は60から80を越えるような働き方をしていて、それでも楽しいと思っていました。仕事内容も上司も大好きだったからです。

自分に合う仕事って、いいですよね。
満たされてしまう。

私は稼働時間の割に高収入ではなかったけど、お金を貰えて、それで自分を養っていた。
そんな暮らしの中で、たまに着飾ったりして、仕事の苦労話を肴にいい店で同じような独身女性たちでお酒を飲んでみたりする。推しという愛でる存在を持っていたりもする。
最高です。地に足がついてる感じがします。

でもそうやって男性と同じような快楽を得てしまった女性が、
子供欲しいなぁ…とステージを降りるのは中々度し難いものがあると思います。
余白なく頑張ってきたからこそ、そこに価値を見出している。
少なくとも私はそこに未練を感じながら、不妊治療をしている。

いいですか政府ーーー!
一般女性でもこんなに自分で働く生活が楽しいんですよ!
その上で第三号とかなくして働け働け言われたら「そっかぁ働いてればいいのね」ってなるじゃないですか。
手にいっぱいいっぱい持っていると、新しい荷物は持つ気にならないどころか、降って湧いてきた荷物だって落としてしまう。

正直、本当に正直に。
人権とか尊重したら男女平等に反しているって話になるんでしょうけど、
正直に言います。

男と女は違うって教育しないと少子化は進みます。
女性はどうしたって、余白を持っていないと子供は埋めないと思う。

子供を産みたくない人は産みたくない人で尊重されるべきだとは思うんですけど、やっぱり子が生まれないと国が成り立たないという教育は重々しなければならない。子供を産み育てることによる利益を作り、なぜそうなっているのか丁寧に啓蒙していくべきなのだ。子を産まない人も、廻り回ってそれで利益を得ていることに気付けるように。
社会を分断しないように。

インフラを維持できるかどうか怪しいラインの人口減になってきた今こそが真のチャンスなのかもしれない。


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