身体の成長:できてたスキルができなくなってきたときの対処法(第37号2023/8/15)
こんにちは。インストラクターChiakiです。
今回のテーマは身体の成長です。
ゴールデンエイジ期から思春期にかけての段階で、以前はできていた動きができなくなるということはまぁまぁあります。
パーソナルトレ受講者の場合、一番多いのは柔軟性(とくに股関節)がやや落ちるという現象です。
そして、柔軟性が少し落ちたことでそれまでできていた動きがやりにくくなってしまったということもあります。
思春期に入るととくに、大きな筋肉(背筋や太もも、おしりの筋肉)が発達してくるので、それにともなって関節の可動域に制約が出てきます。
短距離走が好きだったり、ジャンプ系の練習量が増えてくると股関節の可動域は制約されやすい傾向にあります。
そのほかにも、バランス感覚を必要とするような動作(ピルエットなどの多回転ターン、フィギュアスケートのジャンプ等)も身体の成長に伴って体重や重心位置の変化の影響を受けることが多いようです。
このような場合にどんなふうに対処したらよいか。
まずは自分の動きを動画撮影して、正しい動きになっているかを確認してみてください。
身体の成長に伴ってちょっとした細かい動きに変化が出てきている可能性もあるので、自分の動きを確認することは必要です。
柔軟性の低下については、これはもう、「諦めずにストレッチやトレーニングを続ける」に尽きます。
硬くなってきて不安になる気持ちは分かりますが、そこでやはり止めてしまうとどんどん柔軟性は落ちていくので、とにかく継続すること。
気持ちのコントロールとしては「現状維持」がおすすめです。周りと比較してしまうと焦りも出ますが、「いまはそういう(=身体が成長している)時期」と割り切って取り組むほうが精神衛生上も良いです。
スタジオのパーソナルトレでは、ちょうど第二次性徴期に突入しているの受講者(男:小6~中2,女:小5~中2)もいるので成長過程を目にする機会がありますが、柔軟性に関してはストレッチを続けている場合には「硬いな」と感じる時期は一過性(およそ2~2.5ヶ月前後)で、そのあとは再び軟らかくなってきています。
一方、筋肉系の発達も目に見えて成長を感じるので、パワー系の動きや瞬発力を要する動きは”キレ”が良くなったりしています。
身体の成長期は、思うように身体が動かずに停滞したり、かと思ったら急にできるようになったりと変化があるので戸惑うことも多いと思いますが、客観的に自分の動きを確認しつつ、練習やトレーニングは中断しないようにすることでしか次の成長を得ることはできません。
以前に書いた、こちらの記事も参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、次回の更新もぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。