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本番:緊張しないためにできる工夫もある、ぜひ実践を!(第16号2023/1/15)

こんにちは。インストラクターChiakiです。
今回のテーマは「本番(大会・試合)での緊張」です。

試合本番、大会で緊張しないようにする、ってむずかしいですよね。
わたしも、どちらかというとスポーツ系は緊張しやすいタイプです。試験とかの勉強系の本番はあまり緊張しませんが、スポーツの試合・発表会なんかは緊張しっぱなしでした。

なので、「こうやれば絶対緊張しない!」というアドバイスはむずかしいですが、「これをすれば少しは緊張が和らぐ」ということはお伝えできます。


そのポイントは、「自分の試合に集中すること」。
より具体的に言うなら、自分がコントロールできることだけに集中する(意識を持っていく)こと、です。

たとえば、記録で争う競技や採点競技などの場合、試合後の記録そのものの良し悪しばかりを気にしていると、「良い記録が出なかったらどうしよう」「良い点数が出なかったらいやだな」という気持ちになって、余計に緊張してしまうと思います。
試合前にやるべきことは、結果そのものを気にするのではなく、試合前と試合中に自分がやるべきことのおさらいです。


事前のストレッチやウォームアップはいつも通りにできているか、スタートラインに立ったときの体勢はどこに注意を置くのか、ダンスなど演技系であれば、演技構成のなかで気をつけなければならない部分はどこか、などです。

相手のいる球技系・コンタクトスポーツ系の試合も、相手の動きをコントロールすることはできませんが、自分のミスを減らすための注意点をおさらいしておくことはできると思います。


自分が直接コントロール(関与)できないことは考えない。ふだんの練習で実践していることを落ち着いておさらいする。こうすることで少しづつ心拍数の上昇を緩和できると思います。


ちなみに、わたしは高校時代に弓道部に所属していましたが、弓道の大会ではあまり緊張を感じることはなかったです。
弓道は的に当たった矢の数で競いますが、弓を引いて矢を放つまでの動作の型、一つひとつの所作がかなり重要なので(型がきっちりできていれば的中もしやすい)、自然と「自分がコントロールできることのみに集中しやすい」競技だったからかもしれません。


緊張しないように、と考えると余計緊張してしまうと思うので、本番では、ぜひ「自分ができることを再確認して臨む」ということをお子さんに伝えていただけたらと思います。
年齢によっては、自分がコントロールできることとそうでないことの区別があいまいかもしれませんので、できれば試合の何日か前に確認ポイントをおさらいしておくと良いと思います。


本番前に何をすべきか?については、2019年フィギュアスケート世界選手権のウォームアップエリアを見た感想の記事でも少し触れています。良かったらご参考に。

最後までお読みいただきありがとうございました。


◎今週のやってみよう!

ランニングマンポーズでの脚の切り替え(体幹バランス)

片足立ちをしたまま、腕と脚を前後に動かす動きです。
ポイントはお腹に力を入れて、軸足を床に突き刺すように立つこと。
足の裏でしっかり床を押すようにして立てるとお腹に力も入りやすいです。

いくつかパターンがあります。順番に実践してみてください。
①軸足側の手を壁について、小さいボールをひざの裏にはさむ(画像1)
②ボールは使わず、その場で実施(画像2)
③ボールをひざ裏にはさんでその場で実施(インスタ動画)

①軸足側の手をかべについて、動かす脚のひざ裏に小さいボールをはさむ


②その場で脚を前後に動かす


もし気に入っていただけましたら、次回の更新もぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。