マガジンのカバー画像

運営者の雑感

123
スタジオWeBA(ウィーバ)の運営者が書く、日々感じていることなど。不定期更新。
運営しているクリエイター

#スタジオ運営

#94『 読みたいことを、書けばいい。』読後に実践したこと

青年失業家・田中泰延さんの著書『読みたいことを、書けばいい。』(ダイヤモンド社)を先日購入しました。 「#読みたいことを書けばいい」というハッシュタグを検索すると、読んだ方の感想がたくさん出てくる話題の本です。 わたしも読み終わったときはなにか書きたい思いに駆られました。でも先日行ってきたトークイベントでご本人を目の前にしても感想らしい感想を言えずじまいだったし、たぶん思うところはたくさんあってもひとに伝える言葉に置き換えるのには時間がかかる気がする。そういうことに気づく

#91 場所がサービスを決める

スタジオ運営もいよいよもうすぐで丸3年です。 江東区大島という場所に開業したのは何か理由があったわけではありません。事業内容を考えたときにどうしても天井が高い物件が必要だったからです。 (左は内装前の状態、元工場の物件でした) 天井が高い物件は日本ではあまり無いので、それさえクリアしていればあとは家賃との相談で場所にこだわりはありませんでした。 なので、本当にたまたま偶然です。でもいまの場所で良かったなと思っています。 実はいまの場所を探し当てる前、めちゃくちゃ良い

#84 集客はコントロールしない

店舗運営をしていると、ときどき遭遇する”狙ったような偶然”があります。 先日は、あるレッスンの参加者から開始時間の2時間前にキャンセル連絡がありました。 そのレッスンは夕方から夜にかけて10分おきに3レッスン続く真ん中のコマです。つまり、コマの前と後ろにもレッスンがあって予約も入っています。 この日は真ん中のコマのキャンセル連絡を受けた後に、その前のコマの個人レッスン枠の方から「事故渋滞で遅れます」と連絡がありました。 幸い?と言ってはなんですが、真ん中のコマが休講になっ

#79 売りつけられたいのではなく買いたいのだ

本格的に年末商戦の時期になってきました。 わたしもついついその流れに乗っかってモノを買ってしまう時期でもあります。 わたしの中で12月はなんとなく「買い物したい」気分が一番高まる時期のような気がしています。(やっぱりセールの時期だから影響されるのでしょうか・・?) とはいえ、お金も時間も制約があるので最近はそういう気持ちも徐々に減ってきているような気もしますが、「買い物」という行為を楽しみたい気持ちはどこかで常にウズウズしています。 そんなウズウズを抱えていたら、ちょう

#77 すり込まれているセールス手法

スタジオで物販を少し始めることにしました。 といっても、わたしが長年悩んでいた手脚や背中の乾燥肌、むくみ、セルライトに効果的な保湿ジェルとクリームなどを少し扱うだけで、本格的に大々的に展開するわけではありません。 自分が使っていて良いなと思っていたものなので、これまでにも、乾燥に悩むお客さんには「amazonで買えるよ~」とURLをお伝えしていました。お伝えしたお客さんのなかには、購入して使用している方もいらっしゃって、効果もそれなりに出ているとおっしゃっていただいてます

#72 スキマ時間を使うステップ

発信することについて、インプットとアウトプットの両方をバランスよく、頻度高くできるようになってきたなと、最近感じています。 自社サイトやこのnoteでいま合計で300記事くらいあるのですが、それを経て、やっとスタートラインに立てた気分。長ーいアップ(準備運動)からようやく抜け出せたような感じ。 インとアウトをバランス良くできるようになってきた理由はいくつかありますが、スキマ時間を使えるようになったことが大きいです。 「スキマ時間を使う」と聞くと、空いた時間をうまく使えば

#68 コンサルに何を依頼(期待)するか

先日見たテレビ番組(NHKのクローズアップ現代)に、ふと思うことがありました。 放送内容の趣旨は、元会社員がそれまでのキャリアを活かし、地方自治体が運営する企業支援センターのセンター長として就任するという転職事情を紹介しています。センター長のポジションは最高で年収1200万円、契約は1年ごと、だとか。いまこのポジションの応募へ人気が殺到しているそうです。 ざっくり言うと、転職先として地方自治体と契約し、その土地でビジネスを展開する企業や店舗のコンサルをする、ということのよ

#64 好きなことを”辞めない”覚悟

昨日、箱根駅伝の予選会の様子をチラッとテレビで見ました。出かける準備をしている最中だったので、ながら見でしたが。 どの大学の選手かは忘れてしまいましたが、事前のインタビューで『これで結果が出なかったら辞める覚悟でやっています』というようなニュアンスの話をしていました。 あぁ、とても大学生らしい。真剣なんだな~ と、彼の気持ちがとても伝わってきました。 わたしも真剣に何かを取り組むとき、大学生や20代くらいまでだったら、きっとそういうふうに思うタイプだったかもなーと思い

#54 ”事実”と”解釈”は分ける

会社員時代に上司から口うるさく言われて良かったなシリーズ、2回目。 先日「言葉の定義」について書きましたが、今回は”事実”と”解釈”をごちゃ混ぜにしない、ということについて書いてみたいと思います。 会社員時代、提案書を作成するときやお客さんとの商談の場において、書いていること・話していることは、”事実”なのか”解釈”なのかを常々、意識するようによく言われました。 ”事実”を基に、どう”解釈”したか、そしてどのような”判断”をしたのか。 よく使われる事例をご紹介すると

#51 あいまいな言葉は具体的にする

会社員のときに叩き込まれたことで、いまでも「あれは良かったな」と思うことがいくつかあります。その中でも ”言葉の定義” について口うるさく言われたのはとても良い経験でした。 コンサルティング会社が作成する提案書は、とにかく "言葉" の定義に重きを置く傾向が強いと思います。 「この単語、どういう意味?」 「この表現とこれはどう違うの?」 しっかり意識して言葉を選ばないと、上司が提案書をレビューする時に矢継ぎ早にツッコミが入ります。 とくに、よく注意されたのはこちらの

#50 指導者に必要だと思う要素

「良い指導者」「教えるのが上手い先生」と言われるためには何が必要なのか、ということをインストラクターになってから特に意識するようになりました。 ”特に”と書いたのは、会社員のときも一緒に仕事をする後輩やチームメンバーをマネジメントすることがあったため、ひとに何かを教えることや伝えることについては、以前から常に頭の片隅にある課題でした。 noteを始めてからこれまでにも、伝えることや教えること、教わることなどについて雑感をいくつか書いています。 そして、自分が吸収したこと

#47 投資か消費か

同じ時間とお金を費やすなら、その行動は「消費」よりも「投資」であるべき。 以前の私はこういう考えでした。 正確にいうならこういう考え方で、自分で自分を ”支配” していました。 「費やす以上、何かを得る」という心づもりで行動するのと、なんとなくダラりとお金と時間を使うのでは、結果は変わると考えていたからです。 それは今でも間違ってはいないと思うし、「取り組む以上、これは投資だ」と思ってやってきたことから何かのリターンを得たり、次につながったりという経験を実際にしてきて

#46 いまさら勉強して発信する理由

昨日書いた、理科のおさらい(5)の湿度とパフォーマンスの話は 文字にする前に、レッスン中に口頭でお客さんに説明したことがあります。 そのときにお客さんからは「なんで勉強しようと思ったのですか?」と聞かれました。 たしかに、ポールダンスを教えているひとから、湿度がどうとか、表面張力が、とか、重力は・・いう単語が出てくると、ちょっと違和感があるのかもしれませんね(笑) いまさらのように義務教育過程のことを勉強する理由はいくつかあります。 ただ知りたい、興味があるから分かる

#45 大事なことなのに教わってない、という表現

SNSをつらつら見ていると、ときどき目にする”表現”があります。 「〇〇はわりと大事なことなのにみんなちゃんと知らない。学校では教えてくれないけど大事なこと」 というニュアンスの投稿です。 〇〇に入る部分は投稿者が得意としている分野の内容が入ります。よく目にする代表格はなんといっても「お金」。 ざっくり”お金”とくくるひともいるし、そこから細分化して”投資”や”税金”について、「大事なこと」と書いているひともいます。 これまでの日本の風潮として、お金の話をおおっぴら