果たせなかった夢と終わらない夢
いつものように風が吹いている
あの日と同じように
鳥が笑っているのは嬉しいから
あの日見上げた空のように
一緒に遊んで欲しいのなら
そう言えばよかったのに
出来ないことが多過ぎて
出来るようになりたい
気持ちは何処に
寂しそうな目をした犬は
僕の手を振り払って
何処かへ
あの痛みと怒りは
果たせなかった夢
終わりを夢見て
終わりを恐れていたのは
夢を見たことがないから
言い返せなかった言葉は
風が何処かへ飛ばしてくれるから
その時
果たせなかった夢を
終わらない夢へと
この鎖を外してくれ
と叫ぶんじゃなく
一緒に遊ぼう
と
※岡真史君へ捧ぐ
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