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税理士との付き合い方で注意すること

税理士は我々の資産を大きくする上で非常に重要な存在です。しかし、その関係性を誤ると、逆に資産形成の足かせになることも。今回は、私の失敗談も交えながら、資産形成を加速させる税理士との付き合い方について考えてみたいと思います。以下は私個人の経験に基づくものが多いため個別の状況に応じて専門家に相談することをおすすめします。

なお、税務調査への対応力を考慮して私は会計・税理士事務所の税理士にお願いしています (独立された個人で素晴らしい方も多いと聞きますが、同時にあたりはずれも多いとききます) ので主に以下は事務所との関係性の構築と捉えてください。

  • 価値観の一致を確認する: まず、事務所や税理士を選ぶ際に最も重要なのは、あなたの経営理念やライフプランに対する価値観が一致していることです。税理士にも色々な考えの方がいるのが事実なので注意が必要。

  • 相続に強い税理士を選ぶ: 特に資産運用会社では相続を意識しながら資産形成を図ることが重要。相続に強い税理士はかなり少ない印象です。

  • 経費管理を税理士に一任しない:「領収書を全部渡して、あとはよろしく!」というスタイルは経験則にはなりますが危険。売上と同様に、費用管理も経営者自身がしっかりと行うことが資産形成には不可欠。

  • 長期関係でのルーズさに注意: 付き合いが長くなると経費算入や領収書確認などお互いにルーズになりがちです。時には経営者側から意図的に「トラップ」を仕掛けることも有効です。例えば、軽減税率の仕分けなどをチェックしてみるのもいいでしょう。

  • 必要なサービスだけを契約する: 多くの事務所では、経営サポートなど様々なオプションサービスを提案してきます。過剰なサービス契約は避けることが重要 (小規模な法人に必要のないものが大半です)。

  • 保険契約には要注意: 法人・個人の保険を税理士経由で契約することは避けたほうがよいでしょう。事務所の期末に積極的に提案をしてくる場合などもあるかと思いますが不要なものはきっぱり断ることが重要。

  • 社労士費用に注意: 資産運用会社では親族を役員にして給与を支払うなど一部雇用も発生することが多いかと思います。雇用領域は社労士を頼ることも多く細かい出費がなにかとあります。事務所お抱えの社労士に丸ごと任せる前に、必ず相見積もりを取りましょう。

広告代理店なども典型的ですがパートナー・代理店マネジメントは非常に重要です。上記を意識することで、税理士との良好かつ緊張感を保った関係を築き、効率的な資産形成が可能になるかと思います。

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