いろんな人がいる

今年度の開始早々に、私は異動した。

自分から異動願いを出し（いわゆる社内公募という制度を利用したのだが）て、異動したわけだが、結果として早まった気持ちもないわけではない。前の担当も、ストレスはあったが、楽でもあったため、昇進を考えれば、残ったほうが良かったということも否めない。

ただ、異動してきて、新しい業務に携わることで得られる知見もあり、それが、今後のIT業界で生きていく上での、糧となることもあるだろう。

人生の選択において、完全なる正解はない。正解だと思えるように今後の未来の自分を良い方向へ導けるかどうか、そこに全てがかかっている。

そういう意味では、今は正解だ！と思えていても、後々に、その状況に甘んじてしまい、転落の人生を歩むことだってある。そういう意味では、辛い道を選んだとしても、結果として成功すれば、ある意味で正解と言えなくもないだろう。

そういう視点で見ると、世の中には実にいろいろな人がいる。一見、やっちまったなぁ、と思える人でも、後々に成功する可能性もあるから、あながち現状だけをとらえて、その人を馬鹿にすることもできないだろう。

ただ、なんでも一生懸命に取り組む人は、魅力的には見える。一生懸命の人を見て、なにをあんなに一生懸命になっちゃってんの、と馬鹿にする人もいるかもしれない。でも、そんなことを気にせずに一生懸命に生きる人は、自分の中の達成感は得られているだろう。結局、独りよがりと言えなくもないが、一生懸命にやる、ということは人のためではなく、自分の気力の充実のためにも必要なのだと思う。

だから、私も自分の気力の充実のために、今のこの境遇にも甘んじることなく、楽しんで、進んでいきたいと思う。

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