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Respect, Love and Equality

This is what #BLM for me.

わたしにとっての #BLM
※長文になってます。

今回の事件があって、毎日苦しかった頃にFacebook に想いを投稿をしました。

Mamがシェアして、たくさんのお友達がコメントをくれて、励まされ、noteをはじめよう!となりました笑っ

・全てのはじまりは留学生の言葉
・ジャッジするもう1人のわたし
・「人種差別」黒人のホストファミリーにはタブーなのか

全てのはじまりは留学生の言葉

留学も後半に入った頃。
同じ留学機関のメンバーの集まる会でかけられた言葉が全てのはじまりでした。

それぞれに日々の学校生活などをシェアしていた時、私のアルバムを見た仲間の1人が突然

「黒人ホストファミリーなのに、白人と仲良くするなんて信じられない。Tokoは恥だと思わないのか?」と。

その瞬間は時が止まったような感覚があります。

I really don’t care about that.
They are all my friends.

なんとか絞り出した答え。
心が痛くて、ザワザワして、その場を離れました。

彼もまた黒人のホストファミリー。
「なぜ??」が頭の中にしばらくありました。

ジャッジするもう1人のわたし

それからというもの、友達と会うたび頭の中で声がするんです。

ハイディはヨーロッパ系?
ミーナはママがフィリピンだと言ってた。
ケンドラはドイツ
ジョーはスペイン
マイケルはメキシコだよね。
クリスティンはインディアンだったな。。

おはよー!
次の授業何だっけ?
その服好きよ。かわいいね!
お昼食べよー!
昨日のドラマ見た?

なんてたわいもない会話をしながら、頭の中で巡る、相手のルーツを言うもう1人の自分。

その違和感は言葉にするのは難しいけど、とてつもなく嫌でした。

なんで、そんな事するの?
みんな友達でしょ?何が違うの?と
自分に問う日が続きました。

誰にも言えないまま、1週間、2週間と時が過ぎた頃

アイリッシュカトリックなのよって授業で話してくれてた先生に話をしました。

私の肌の色は白人よりも白いからすぐにわかってしまうわ。でも、変えられないものだし、私はそんな自分が好きよ。
Toko,この国は日本のように長い歴史があるわけではないわ。公民権運動だってまだ50年も経ってないの。
違いを受け入れるとはすごく難しいことなのよ。

先生はそんな事を話してくれたと思います。
誰かに話した事で、少し落ち着いた気はしてました。

でも、だからって意識しなくなることもなく、また時は過ぎました。

「人種差別」は黒人のホストファミリーにはタブーなのか

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ホストファミリーに話すのは戸惑いよりも怖かった。
こんなによくしてもらっているのに、
こんな事考えてるなんて言えるはずもない。
言ったら悲しむだろう、黒人だもの、
人種差別なんて触れて欲しくないだろうと。

少しして中学生のホストブラザーに聞いてみました。弟の親友アダムはユダヤ系の白人の男の子だったから。

私:アダムは親友なんだよね?
弟:そうだよー。今日も一緒に遊んでた。
私:違いとかって感じる?人種の違いとかさ。
弟:ううん。アダムはアダムだもん、そんなの関係ないよ。

そうだよ、そんなの関係ない

弟の会話でそれは自分の中でハッキリした事を覚えています。

でも
まだ、ジャッジする自分は確かにいました。

約1ヶ月
自分で、自分に耐えられなくなった私は、
Mamに話しをしようと覚悟を決めていました。

いつもならママがキッチンにいる時間

キッチンにMamはいなくて、リビングでDadがいつものようにTVを見ていました

タイミング悪っと、一瞬諦めかけたものの。
話そうと決めていたこと。
話さないという選択肢はもうなかったんだと思います。

Dad, I need to talk.
と、ことの一部始終を話したことは覚えています。

Daddyはじっと話を聞いて、私が言い終わったタイミングで聞きました。

Tokoはどう思うの?

私:みんな変わらないよ。みんな大事な友だちで、大好きなの。
D:その通りだよ。
Tokoは間違ってない、正しいよ。
話す言葉、信じる宗教、障害の有無、肌の色に限らず、人にはたくさんの違いがあるよね。でもね、その違いに関係なく人は怪我をすると赤い血が流れるでしょ?
だから私たちは如何なる違いがあっても同じ。人は人なんだよ。

私はこの言葉を聞きながら、ただ泣いていたのを覚えています。

そして、その後もしばらくそのまま泣いていました。

思い出して書いている今も泣きそう笑

それからさっぱり、ジャッジする声は聞こえなくなりました。
ハイディ、ミーナ、ケンドラ、ジョー、マイケル、クリスティンetc., 以前のように名前だけ。

その人のルーツが何とか
宗教がどうとか
家族構成だとか
LGBTQだとか

そんなことは、その人と仲良くしない理由にはならなくなりました。

その人が好き!
Toko!って声をかけてくれる
ちゃんと1人の人として扱ってくれる
女の子として優しくしてもらえる
何かと助けてくれる
たくさんの愛情で接してくれる
だからこそ、こっちも愛で返そう

そんな関係になれた気がします。

帰国前最後の留学生の集まりで現地のコーディネーターさんから、黒人のホストファミリーを持ってた彼のファミリーは彼に白人社会がどれだけのことをしてきたかを日々伝えていたのよって話しを聞きました。

それを、聞いて彼の言動に納得することができました。
たくさん苦しんだけど、彼のことも恨んだりはしません。自分の弱さ、小ささを知ることができたから。そして、一生の学びを得たから。

HateはHateしか生まない
だからこそRespectとLoveが必要だと
そして、Equalityがどれだけ尊いことか

あの時、話すことすら躊躇したこと。
でも、話をして良かったんだと今は思えます。そうじゃなければ20年も続かなかっただろうな、と。

コロナが終わってアメリカ🇺🇸に帰れる日がきたら、次はD.C.に立ち寄って国立アフリカンアメリカン歴史文化博物館にいって学んで来ようと思っています。

6/25にプライドウィークが世界的に開催されました。
#BLM を訴える活動も続いています。

Daddyが教えてくれたこと
かけがえのない学びを私の #BLM として綴りました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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