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Day78_創業時の3年が会社の未来を決める

どうも!180日後に起業する人です。
今回は起業してから、最初の3年の過ごし方について考えていきます。

最初の3年はどんな時期か

経験上、最初の3年で会社のカルチャーが固まり、今後の会社の在り方を決めるのではないかと考えています。特に創業者の在り方や意思決定が大きく影響し、良くも悪くも社内基準が多くの所で出来上がります。なので、最初の3年は起業のモードとしても遮二無二頑張れるボーナスタイムであるとともに、良い意思決定やアクションをすることで、より良いカルチャーや基準を醸成できる時期だと思います。

実際に会社に伴走してくれた友人の弁護士にも、経営者はIntegrity(誠実・真摯さ)が大事であると助言をくれました。特に弱いベンチャーはお付き合いするクライアントの無理な条件にも乗らざるを得ないと思ってしまうシーンが出てきます。ただ、一度その意思決定をしてしまうと「癖になる」という風に言ってくれました。まさにそれが会社のカルチャーとして、汚濁になる。人間は易きに流れる生き物であるがゆえに、ここのIntegrityを持ち続けることは、重要であるなと強く感じています。

1年目 : 会社の基礎を作る

基本的な会社に必要な仕組みやオペレーションフローもなければ、顧客もいない状況です。兎にも角にも、創業者のリソースで形を作っていく。この時は希望に溢れ、色んな挑戦をするものの、何を決めて、何を決めないかといった優先順位付けが生じます。こういった過程で、共同創業者同士の目線感やビジネス観の違いなどが見えてきます。そういった違いについて、今後の方針で納得する形を見出すために話し合うものの、根本的な価値観の違いや、建設的な話し合いができる相手かどうかが重要かと思います。こういった違和感は先送りにしない方が、その後の溝は大きくならないと思います。

2年目 : 顧客数と売上の増加

それなりにお客様との取引が増え、目の前の仕事に忙殺され始めました。そんな時にボディブローのように効いてくるのが、消化できなかった「緊急ではないが重要なこと」です。短期的に目の前の判断をすることは困らないですが、中長期的な視点による積み上げや、その他採用やファイナンス等の部分で仕込みがしづらくなってきます。いかに序盤に将来の構想を絵に描いた餅でも良いので描きつつ、ベクトルを持って事業展開することが重要かを痛感しました。

3年目:キャッシュは一定積み上がった先に、何をするのか

我々のビジネスは基本受託型で、販管費以外は基本案件が生じた際に外注費やコンテンツ制作費がかかるキャッシュエンジン型事業だったので、キャッシュは十分に残りました。そのキャッシュで何を事業として作るのか?この問いに対して、自社の現事業の集客施策を投資先として、選びました。元々、新しいプロダクトを作りたいと言っていたチームが、トライをしないという選択肢をとりました。

何を大切にして、何を捨てるのか

今まで携わってきた強い企業と弱い企業の違いは何かというと、ビジネスモデルといったハード面もありますが、企業カルチャーというソフト面の違いが大きかったように思えます。その強いカルチャーを作ることが創業者の大きなミッションであり、それによって、今後の望んだサイズの企業成長ができるかどうかが決まるように思いました。

だからこそ、今思案し、スタートを切った時には一心不乱に取り組んでいければと思う、今日この頃でした。

180日後に起業する人

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