見出し画像

コンサル起業日記1 

この夏、起業することを決めました。
社会人になって、およそ20年間コンサル畑を歩んできて、そろそろ独立して新たなチャレンジがしたい、と思ったのがきっかけです。

この創業日記では、自分の体験を共有することで、自分の振り返りとして、同じことをやろうとする人への参考として、こういう人もいるんだなぁということを知ってもらう機会として、何かしら資するものになればと思って書いていきます。

独立までのビジネス上の準備

独立しようと考えたのは5年前にも一度あったのですが、その時は会社をやめずに、会社が出資するベンチャーに3年間出向して事業開発をやってました。それを終えたのが2022年夏。
終えてすぐ独立も考えたのですが、ビジネス的に厳しそうなので、会社で独立後ビジネスに繋がる基盤を整えてから、独立しようと考えました。
なにが厳しいかというと、アカウント開発とコンサルネットワークづくり。それぞれどのような準備をしたかまとめたいとおもいます。

アカウント開発

出向からもどってすぐは、出向前にもっていたアカウントを全て引き継いでしまっていたので、新たにアカウントづくりをする必要がありました。独立後の仕事のもらいかたとしては、

  • 新会社で独自のアカウント開発をする

  • 旧会社のアカウントを旧会社商流で継続する

  • 旧会社のアカウントをもってる人から仕事をもらう

の3つあるのですが、新会社で、というのは時間とコストがかかるし、人から仕事をもらうのは単価面も管理面も融通が効きにくいので不安定。なので、旧会社商流ではあるけれどアカウントをもって継続するのがよいと判断しました。
場合によっては会社をやめるときにアカウントを社員に引き継ぐようにいわれるかもしれないのですが、いまのコンサル業界の人材不足からすると、受けとる人も足りていないし、むしろフル外注で利益だけ落として固定費不要というのが会社にとっても望ましいととられる状況になっています。

ということで、コンサル復帰以降、元々やってたPEファンドさんを中心に案件づくりに励み、大きくは2つのアカウントをもちつつ、案件として長期PJをデリバリーする状況が作れました。
これで独立後事業計画も3年くらいの売上見通しがたてやすくなっています。

コンサルネットワーク

もう一つがコンサルネットワーク。いまの時代、社内のコンサル人脈はもちろん、社外のコンサル人脈も重要です。出向していましたから、社外はもちろん社内もわからなくなってしまっていたので、この半年、いろんな人と飲みに行ったり、仕事上の協力関係を構築したりして、得手不得手を理解すると共に、私がどういう仕事ができるかを理解してもらうことにもつとめてきました。外部コンサルはコンサルマッチングサービスを使いながら、共同提案できる機会を模索していました。その中で、いろいろな強みをもつ人と一定の繋がりができたかなと思っています。

まとめ

このように、独立後の安定収益元として同ビジネスを継続するため、このように、ある意味元会社と協力関係を継続できるモデルを自分で作っておくということをやりました。それによって事業計画が確度をもって作りやすくなりますし、安定収益が見込める状態になるかなと思います。
その見込み利益を元に、また新たな投資を自己資金でできるようにしていければと思います。

次は会社をやめるに当たって悩んだこと、を書きたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?