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本当に重要なのはスキル以上に 問題解決能力

こんにちは、WORK Design Libraryです。
本日はライフワークバランスを考える上で、大切にしていただきたい問題解決能力について。問題解決能力は高さではなく、強さ。どのような違いがあると考えているかについてご紹介します。

問題解決能力の高さと強さ

前述のように、自分で自分の仕事をコントロールできるように、自分の仕事を守れるようにスキルや資格だけに走ってしまう人もいるようです。そのすべてが間違いだとは言いませんが、少し落とし穴があることを自覚する必要があるかもしれません。

そのことを説明するために「問題解決能力」のことに触れたいと思います。

問題解決能力を上げるということは、それ単体で書籍が出るほど、これが仕事において重要だということは異論のないところでしょう。そして私たちの持論では、問題解決能力は多くの方が気づいていない2つの概念があります。

問題解決能力が高い/低いという表現をよく見ますが、実際の仕事の90%以上は問題解決能力の高さよりも、強さが重要だということです。頭がいいあの人、勉強ができるあの人が、実は仕事になるとイマイチなんていうのは、この問題解決能力が弱いことに起因しています。

やりきる力

別項でこの件には詳しく触れますが、簡単に言うと問題解決能力の強さとは、グリット・やりきる力のことです。すぐやること、徹底的にやること。これが結果を出すために最も必要なことです。

そしてそれが個人でできた後は、他人を巻き込んでやれること。1人で完結できる仕事は決して多くはなく、人間は誰もが違うわけですから、他の人と協力しあって、切磋琢磨しあったりガスをぬいたり、そうしてチームで結果を出していくのが、問題解決能力の強さです(私たちの会社ではそこにユーモア、笑いのセンスも重要になっています。これは社風ですね)。

また、問題解決が確実に成されると、お客様がうれしい、会社もうれしい、従業員もうれしい、この三方良しとなるはずです。同時にこれが成り立つということではなく、三方のうちどこかが先行して良くなり、他の2者にも波及するということが実態ですが、いずれにせよ、3者のどこかにしわ寄せが来るような施策は長続きせず、問題解決になりません。

問題解決は スキルだけでは足りない

ですから問題解決能力に関しては、お客様のことをよく知り、従業員のことをよく知っていないとできません。

そこで最初の話題に戻るのですが、スキルだけを追ってしまうと、この三方良しの理解が低いままになってしまいます。

会社は、常に経済的合理性で動くわけではありません。むしろ、そう動くほうが少ないくらいです。やはり個人の感情があり、個人の立場の集まりで会社=法人の感情が成り立ちます。決して、正しいということだけでは動きません。

そのことを理解して、周りを動かし、中長期的にお客様に喜んでいただけるように物事を動かすには(多くの企業にとって)スキルだけでは足りないと私たちは考えています。

3年とか5年、あるいは10年くらいの期間で問題解決できるかどうかを考えても、遅くありません。それぐらい価値について突き詰めて考えるこのプロセスも、大事な時間になるはずです。

もちろん、短期集中で結果を出すことの大切さも理解していますし、自分の会社にそんなに先を見つめられないという方もいるでしょう。働いている人全員に当てはまる話ではなく、あくまで知識として知っておいてほしいと思います。

ーWORK Design Libraryオフィシャルサイトはこちら


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