クレイジーでいること
おはようございます、WORK Design Libraryです。
本日はクレイジーについて。唐突すぎる言葉で驚かせてしまっていたらすみません(笑)。ライフの中に占めるワークの割合が、ライフ100%=ワーク100%になってしまうあの状態。それ自体は素晴らしいことですが、短期間の話ではなく、もう少し長期的な視点で見ていただきたいと思います。
真面目な人ほど陥る罠
私たちがライフワークバランスを考える中で、真面目な人がよく陥る落とし穴があります。それは、「あのときのようには頑張れない」ということです。
これは何も他者からそのような働き方を要求されているということではなく、自分がそうしたい、そうあるべきだと思っているのにそれが出来なくなるという事象です。
今までの自分の働き方を振り返ってみると、誰しも何かしら仕事に没頭していた時期があると思います。これを読んでいる方の中には、まさに今その瞬間である人もいらっしゃるかもしれません。プライベートの時間も仕事のインプットが常に入ってきていたり、周りからは頑張っているねと言われたり。でも、自分としては、どんなに大変そうだと周りから言われても、楽しくて夢中で仕方がなくて、自分の時間やエネルギーの100%を仕事に向けている状態。この状態のことを、私たちは「クレイジー」な状態と呼んでいます。
熱中し、熱狂していて、周囲の状況は見えなくなるくらい没頭している。仕事を通じての成長を感じたり、誇りを覚えたり、働きがいを覚える瞬間にたくさん出会える。しかし、そのクレイジーな体験をしている人が、何らかの理由で当時のように働けなくなってしまうと、どこか寂しさや虚しさを覚えたりするものです(まだ実感がない方もたくさんおられるかと思いますが)。あの時の情熱に比べたら、今の自分はそんなに思いを傾けられない、他にも大切なことが気づいてしまった、など様々な理由があるかと思います。そんな気持ちで働く自分に、罪悪感を覚えたりすることもあります。
永い視点でみつめてみる
でも、私たちはそれでいいと考えています。
人の人生を長期で考えてみたときに、時間の概念は有限です。特にライフイベントや周囲の環境によって最も影響を受けるのが時間だと言えます。自分の自由で使える時間が短くなっていく。体力という概念も、年を重ねるごとに少なくなっていく傾向があります。そうした限りある環境の中で、どう仕事に向き合っていくか。
貢献の仕方は様々です。なにも定年するまでずっとクレイジーに、100%向き合うことだけを会社が求めているわけではありません。そういうときもあっていい。でも、また向き合えるその時は、その時に最大限できる貢献をしていくこと。そうすることが、永くワークライフバランスをとっていく上で、大切なことであると考えています。
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