商品とはBeingでありDoingである
こんにちは、WORK Design Libraryです。
前回の「仕事の価値を考える」、たくさんの人に見ていただけてうれしいです。
本日はその大事な、会社の商品とは一体どういうものなのかについてご紹介します。有名な石切工の話から、自分は一体誰に何を届けているのか考えてみみてください。
商品=Doingがなければ届かない
前述の通り、企業が提供しているもの=商品は、その会社の提供したい価値をそのまま表現しているものです。
これはお客様が認知できるDoingにしなければお客様に届けることは出来ないからです。企業の思いだけがあっても、対価は支払っていただけません。しかし、商品は、会社の提供したい価値でもあるので、同時に会社のBeingでもあるものです。良い商品には思いやコンセプトが詰まっています。そして、それが素晴らしく表現されています。解決したいコトや提供したい価値=Beingをお客様に届けるDoingで表したものが商品なのです。ですからこの商品こそが、私たちの仕事を考える上で、最も大切な概念です。
BeingとDoingについてはこちら
自分の仕事のBeingについて考える
こんな有名な寓話があります。とある町に教会を作っている3人の石切工がいました。村人がこの3人の石切工にこんな質問をしたそうです。「あなたは何をしているんですか?」と。
質問に対して、3人はそれぞれこう答えました。「私は、石を切り出しています」、「私は、教会を作っています」、「私は、人々の生活を豊かにする歴史に残る作品を作っています」と。
3人とも同じDoingをしています。
しかし、自分が提供している価値=Beingの捉え方が違うことに気付かされます。1人目の石切工は石を切り出す仕事を単なる作業としか考えていませんが、3人目の石切工は、自分の仕事にどんな価値があるのか、自分の商品を届けるために一生懸命になっている状態だと言えます。この3人目の考え方こそがBeingを大切にしながらDoingを行っている状態なのだと私たちは捉えています。もちろん、3人目の石切工のDoingが素晴らしいことが前提になるのですが。
私たちが価値を提供することは、商品を通じてしかできません。つまり商品こそが仕事の本質なのですが、その商品をDoingだけで捉えずにBeingでも捉えて、Beingに誇りを持つことができると良いと私たちは考えています。
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