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#最近の若者が知らなそうな事を言ってみる


 皆さん、こんにちは。むしろ、「ナウなヤングに馬鹿ウケ」は逆に通じるよね。木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 はい。そんな訳でワタクシ、最新の技術を使ってるので、

 く。ひらく。
 そそぐ。ぐ。
 つらい。からい。
 まずい。つたない。
 った。おこなった。


 このnoteでもナウな表現が出来るようになりました。ドヤァ(´・∀・)」

 開くや注ぐなんかは基本的に同じ意味なので良いのですが、辛いや行ったは意味が変わりやすいので、この機能は助かります。

 さて。 #最近の若者が知らなそうな事を言ってみる  、と言うハッシュタグを何度かTwitterで見掛けたのですが、おっさんになってくると、そんなのだらけ。


 そもそもこのテの話題はよくよく考えてみると、若者よりも、当時の人間に向けて発信されているケースが多い。そりゃそうだ。今の若者は知らないんだから、何の話だか、わかりようがない。そもそも若者に向けているとも言ってないし。

 なので、これらは正確には「その時代を生きていた者が忘れてること」なのではないかと思っている。
 よく挙げられるのが、データ保存のアイコンがフロッピーディスクだと言うこと。


 💾←コレ。


 フロッピーディスクを知っている人間にはフロッピーディスクにしか見えないが、知らなきゃ黒い色のお店か何かにしか見えない。


 📛←コレ。


 この幼稚園の名札のアイコンも日本人には馴染み深いが、外国人には謎のマークにしか見えないらしい。
 つまり、知らないと理解しようがないのは仕方ないのである。
 要するに、知ってる人間にはフロッピーディスクだが、未だにフロッピーディスクを現役で利用している人間は少ないだろう。
 そう。結局はハードディスクやUSBメモリやマイクロSDに移行する過程で消え去った訳であり、むしろ意識しないほど滑らかに減少したため、その時代を生きていた者が、

 忘れている事さえ
 忘れている事なのだ。


 だからこそ誰かが時折、「今の若者は知らないだろうけど」と、ふと思い出したことを定期的に、散発的に発信しているのではないかと思うのだ。

 考えてみてほしい。


 ハードディスクって、若者には
 何がディスクなのか謎だと思うよ?


 名称の由来は一般的に、記録媒体の形がディスク(円盤状)だった事にあり、それがフロッピー(「柔らかい」の意味)であったのに対し、ハードディスクは円盤が金属製であったためハード(硬い)と対象化されたされている。
 ただし、ソフト・・・・ウェア」が記録されたフロッピーディスクにはディスクを読み込む装置が必要だった。
 しかし、ハードディスクは読み込む機械装置と一体化していたため、ハード・・・ウェア・ディスクとされた部分があったのではないかと個人的には思っている。

 つまり、記録そのものを意味する「レコード」が名称化した事に似て、「ディスク」は名詞化した訳だ。
 近頃で言えば統一規格であるはずの「USB」が、「USBメモリ」の略語としても使用されるのにも似ている。

 おっと。少し話がズレてしまった。

 そんな訳で、その時代を生きてきた「当たり前」が知らないうちに、忘れている事さえ忘れてしまっている。我々の日常はそんなモノであふれていると思うのだ。

 今でこそ誰もが手にしているスマホ。少し前はスマホと区別するためにガラケーと呼称され、ケータイと呼ばれていた。その前にはポケベルことポケットベルも存在している。
 なお、このケータイの中には主流だったフィーチャーフォン、現在のスマホ、そしてPHSなどが含まれるが、


 PHSピッチ


 の存在なんかは忘れている人が多いのではないだろうか。

 って言うか、


 自動車電話カーテレフォン


 の存在はアレほど存在感を放ったのに、今、


 (´°Д°) 、、、忘れてた。


 となっている諸兄は多いのではなかろうか。


 ※ 自動車電話。まだまだ携帯電話の小型化が進んでいなかったため、持ち運び問題ポータビリティを始め、電力問題や電波問題を、自動車に積む事で強引に解決した。後の携帯電話の原型となる。なお、車社会全盛期だった1990年代の話だ。


 他にも、現在の主流となるBlu-rayディスク、まだまだ強いDVD。その前にVHSというビデオカセットテープがあった事を若者は知らないだろう。
 そしてこの話をすると必ず、


 (`・∀・´) ソニーのベータが!


 と参戦してくるおっさんがいるけれど、他にオートビジョンやVX方式、放送用として生き延びたU規格などがある事にまで言及する人は少ないだろう。てか、知らない人がほとんどだろう。

 あ。VHSの上位規格であるS-VHSなら覚えてるかも。


 またこの記録媒体がテープだった事から「巻き戻し」という言葉が使用されたが、近年は意味がわからないとして「早戻し」に変更されていると言う。

 ただ、巻き戻しと言う言葉はオーディオカセットテープやビデオテープが生んだ言葉ではなく、時計の竜頭やゼンマイ仕掛けなどを巻いて戻したり、糸巻きを手繰り寄せる仕草などから、少なくとも、


 二〇〇年以上前から
 使われている日本語だぞ!
 勝手になくすなよ!?


 と憤慨している。
 他にも、携帯電話にカメラ機能が付くまでは使い捨てカメラが全盛期だったとか、その頃は街にカメラ屋(現像屋)が雨後の筍みたいに出来まくってたとか、

 ビリヤードがブームになって、そこら中にビリヤード場やプール・バーが出来まくってたとか、忘れてる人は多いだろうし、若い人は知らないと思う。

 逆に、かつてはカラオケ屋という、カラオケに特化した商業施設は存在せず、カラオケは飲み屋の付属設備だったり、


 カラオケボックスなる、
 電話ボックス並の大きさの
 カラオケ施設があったなんて、


 てか、


 若い子は、
 電話ボックスさえ、
 使った事がない
 だろう現実を
 我々は現実として
 認めなければ
 ならないのだ。


 まあ、冷静に考えれば、今の方が、昔より便利に暮らしやすくなっている現実は認めなければならない。インフラや科学技術の進歩は日進月歩している。

 とは言え、悪い事ばかりじゃない。昔には昔なりの情緒ってもんがあったし、ドラえもんでしか見なくなってしまったような「空き地」という遊び場が存在した。
 小学校低学年の頃は男女の着替えが同室だったなんて、今じゃ考えられない事も沢山ある。まあ、世間そのものの性意識も薄く、あっけらかんとしていたので、それが良かったか悪かったのかはわからない。

 それこそ、ベビーブームで腐るほど子供がいた昭和の時代、今では信じられない規模の巨大学園都市はそこかしこに存在したし、生徒の数が圧倒的に多いから、教師なんかより権力を持つ生徒会なんてざらに存在した。

 高度経済成長期には両親がともに海外赴任しており、一人暮らしを満喫する中高生は当たり前だったし、今みたいに一人っ子は少なかったかったし、家督制度が強かったから、兄が大好きなお兄ちゃんっ子の妹や後継を溺愛する姉は当然で、


 街を歩けば、
 ドラクエのモンスターみたいに
 ラッキースケベと遭遇したのである。


 って言っても、


 (´・∀・)」 にわかには信じられないだろうなァ。



 バブル期には金持ちが山ほどいたから、ですわ口調のお嬢様も、ザマス口調の教育ママも、ごく普通に存在したのである。



 ※ この記事はすべて無料で読めますが、「そんな時代があったのか」って思った人は、若者であれオッサンであれ、投げ銭(¥100)すべきだと思う。
 なお、この先には昭和の関西のおっさんの話しか書かれてません。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。