武器よこんにちは

　皆さん、こんにちは。このタイトル、アーネスト・ヘミングウェイの「武器よさらば」と、フランソワーズ・サガンの「悲しみよこんにちは」を掛け合わせた最強のタイトルだと思いませんか？ 文学大好き、木賃もくちんふくよし(芸名)です。

　いやあ、のっけからチョット学のある所を、

　見せすぎちゃい　(´･∀･)」ましたかね？

　いやー、ほんとスミマセン。なんて言うんですか？ ワタクシってば、言わば「歩く教養」みたいな存在ですから、フツーにしてても、知性が滲み出ちゃうんですよね。

　もう、立てば文系
　座れば理系
　歩く姿はプロレスラー

　(´°Д°)」 それが
　ワタクシなのです！

　それこそがワタクシ。文武両道に見せかけた、

　(´･Д･)」 器用貧乏なの。

　まあ、何と言いますか。ハンパ者なんですよ、ワタクシ。何をやらせても、

　(´･Д･)」 そこそこダメ。

　ドラクエで言うとレベルが低い勇者。攻撃魔法も回復魔法も使えるし、だいたい装備できるし、肉弾戦も可能。
　だけど、同レベルの戦士や魔法使いや僧侶には勝てない。って言うか、パーティーから外せるなら真っ先に外したい。そんな存在。それがワタクシ。
　パーティーから外せない理由は勇者だからでも、主人公だからでもない。

　(´°Д°)」 自分だから。

　しかもレベルが上がらないどころか、年齢的に能力が下がる一方。これってドラクエじゃなくてウィザードリィだったのか。

　そんな訳でそろそろ本題(の前の前振り)に入りましょう。
　ワタクシ、文学をこよなく愛する一方、もう年齢的にまるで動けないが、武術・格闘技の類も大好き。

　なので、ネット上でよく見かける「インターネット格闘術」(自称格闘技経験者、その実はド素人)を見ると、

　(´･Д･)」 殴り合いの喧嘩とか
　した事ないんだろうなあ、、、

　って思ってしまうのです。そしておそらく、試合の経験とかもないんだろうな、と。
　だから、割と見当違いな「格闘論」を展開してしまう。

　例えば、武器なんですけどね？

　素人は、下手すると、

　(´･Д･)」 武器を持った方が弱い。

　コレを言うと、「いや、武器を持ってる方が強いだろ」って反論する人が多いんだけど、マジで、武器を持った素人は、弱体化する恐れがある。

　(´･Д･)」 だって
　武器の使い方を
　知らないんだもん。

　考えてもみてくれ。突然、使い方を知らない道具を渡されて、有効活用できる？

　すると、「別に棒っ切れ１本に使い方もクソもないだろ」って反論が来るんだけど、

　相手に奪われたら形成逆転するって考えないの？
　武器を奪われない立ち回り方法はわかってるか？
　棒切れを掴まれたらどう対処するのか知ってる？
　掴まれないためにどう動くか、そして、動ける？

　(´･Д･)」 練習もしてないのに
　出来るワケがないって思わん？

　って言うと、「じゃあ、包丁とかナイフみたいな武器ならどうよ！？」みたいに食い下がる人もいるんだけど、実は、

　(ヾﾉ･∀･`) もっと弱体化する。

　
　フツーの人間は、相手に大怪我させかねない武器なんか怖くてまともに扱えない。
　人間、普段の平和な日常生活に飼い慣らされすぎて、コレやっちゃったら、相手や自分が大怪我する可能性が高い行為には、常識というリミッターが掛かるのである。

　そしたら、「じゃあ、キレてリミッターを外せば最強じゃん？」と、反論のための材料を探し始めるワケだが、

　(´･Д･)」 常識がない奴とか
　ブチギレてる奴は最初から強い。

　そもそも、都合のいい瞬間だけキレるなんてのは所詮ポーズやらハッタリで、リミッターが働いている証拠でしかない。
　普段からキレ散らかしてるヤバい奴とか、喧嘩や試合になるとテンションが何倍にも上がってくる戦闘民族みたいな奴は確かに存在する。
　存在するが、そーゆー奴はネット上で「俺は強いんだぞ！」とか言わんのよ。

　(´･Д･)」 ハイ、論破。

　てな訳で、ハッキリ言っておくが、使い慣れない武器なんて、

　持ってない方がマシって事は多々ある。

　無論、素手で心細いよりは、棒切れでも何でも持ってる方がいい。
　殴り方も知らないのに、下手に殴って痛い思いをするより、とりあえず素手じゃない方がいいに決まっている。
　言うまでもなく、短いリーチより、武器を持って数センチでも長い方が有利だ。
　武器が与える威圧感だってある。使い方なんて無視して、ブン回す、投げつけるってのは効果的な使い方だったりもする。当然だが、武器を持ってる方が基本的には強い。

　だが、武器を持つデメリットはそれなりに大きい。それを理解せず、武器を持ってるメリットだけを甘受できると勘違いしてる人は多いのだ。

　例えば異種格闘技戦、これが武器ありに変わったとして、相手の「そんな技知らねえよ」ってのは不利だし、相手が「そんな動き知らない」は有利になる。
　同様に、相手のルールで戦えば勝ち目がないように、相手と同じ武器で戦えば不利。こっちの武器で戦えば有利。

　実際、ワタクシは武器術(槍術や棒術、剣術など)はかじった程度で、素人相手ならいざ知らず、その筋の人間相手に太刀打ちなどできるはずがない。
　何度か交流戦をさせてもらった事があるけれど、当方徒手空拳(素手)の方が、相手はこっちの戦い方を知らない分だけ、まだマシな試合になる。
　当たり前だが、剣道の経験者は剣道相手にばかり戦っているのだから。

　慣れない武器なんか持って、どう動いていいかわからないより、こっちは素手の方が思い通りに動けるし、相手はこっちの手の内がわからない分だけ、攻めあぐねてくれる。
　そーゆー側面もあるのだ。

　そこで、今更だが、本日の本題である。

ちっとも問題解決に向かわない。 pic.twitter.com/sJh95Z2ZKr

— 木賃ふくよし(芸名) @ 寿烏丸るみの中身 (@wb_opus_1) October 20, 2022

　ひろゆき(西村博之)のアンチを自称する人って、

　ひろゆき的論法を使う人が多いんだけど、

　それって、

　劣化版ひろゆきだよね？

　ってか、「この論法を使えば議論に勝てる」って勘違いした劣化版ひろゆきが雑に大量生産されてる訳ですよ。
　コレって、「強い武器を使ったら強いに決まってる」っていう小学生みたいな発想であり、

　それじゃ、頭がいい人に勝てる訳がないんですよね。

　戦術的に言えば、ひろゆきの戦法ってのは、当たりもしないけど、大爆発の大砲をこけおどしに１発撃った後は、歩兵でゲリラ戦を仕掛けて個別撃破なんですよ。
　その際の最初の大砲の威力がデカい(影響力が大きい)コトと、ゲリラ戦(揚げ足取り)の展開が上手いのが強みなんですよ。

　なのに、ひろゆきの戦法を真似ようとする人ほど、大砲を当てに行く。
　そして、ゲリラ戦が下手。

　ハッキリ言って、ワタクシは別にひろゆきの信者ではない。かと言ってアンチでもない。メンタリストDAIGOよりは好きけど、ホリエモンよりは嫌いじゃない、ぐらいの位置。ちなみにこの２人ともあんまり好きじゃない。
　そして、意見が合わない事も少なからずあるが、方向性は遠くないと思う。一方で時折、何を「トンチンカンな事を言ってるんだろう？」と思う事もある。
　それでもやはり頭の良さや回転の速さは群を抜いていると思うし、その発想はなかったと驚かされる事も少なくない。

　しかし、彼の論法ってのは概ね、

　「その方法は間違いである」

　というシステムの穴をついた指摘に過ぎず、

　「こうすれば良い」という正解を探すモノではない。

　つまり、議論において相手を簡単に負かす事はできるが、一向に問題の解決には向かわないやり方なのである。
　そして、彼はその戦法において、自らの特性を熟知し、相手が大物であろうと大舞台であろうと臆する事なく、幾度となく戦ってきているのだ。

　ひろゆきの戦法は確かに強い。だがそれは彼がその戦い方のエキスパートだからこそ、謀略が反映されているだけなのだ。
　だから、強いけど操作が難しい武器で、運用も難しい武器なのだ。

　それを真似したところで、

　(´･Д･)」 相手は本家やで。

　まさに、相手の土俵に自分から挑んでいく感じ。

　てか、悪いけど、将棋相手にオセロで挑んで、

　わざわざコマを挟んで、
　ひっくり返してあげてる

　自ら、ただの歩兵を

　と金にして
　どうするのよ。

　そーゆー人をよく見る。思う壺やで。ホンマに。

　使用する武器や格闘スタイルもそうだ。どんな武術を身につけるか。それは体格や性格を選択に反映させた方が強くなれる。論法も同じだ。

　一見強そうだから、その方法で強い人がいるからって、

　(´･Д･)」 お前まで
　強くなる訳じゃねえよ。

　大谷翔平が凄いからって、野球を始めても、大谷になれる訳じゃないんだよ。大谷(翔平)はもちろん、中谷(将大)にも小谷(正勝)にもなれない。
　強くなりたい、勝ちたいなら、自分に合ったファイティングスタイルを見つける事から始めた方がいい。
　別に、大谷翔平が大好き、野球が大好きで で、及ばずとも野球選手になりたいなら、才能や向き不向きなんかかなぐり捨てて突き進めばいいさ。

　でも、お前ら、

　(´･∀･)」 ひろゆき嫌いなんだろ？

　真似しなくてもいいじゃないの。ねぇ？

　※ この記事はすべて無料で読めますが、この記事書いた奴も性格歪んでるなぁ、と思った方も思わなかった方も投げ銭(¥100)をお願いします。
　なお、この先には最近のひろゆきについて思う事が書かれています。