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エレベーター・アクション


 皆さん、こんにちは。「エレベーター・アクション」ってゲームは今の技術でリメイクすべき。木賃もくちんふくよし(芸名)です。

 007(ジェームズ・ボンド)の映画「ゴールデンアイ」は、非常に面白いゲームに生まれ変わりました。映画はイマイチだったけれど、ゲームとしては抜群に面白かったのです。

 特に、マルチプレイが。


 そう。コレはまるでかの名作「スパイvsスパイ」をリメイクしたかのような面白さ。

 ※ 「スパイvsスパイ」と書くが、「すぱいあんどすぱい」と読ませる。
 2人のスパイが、鍵、金、書類、パスポートと、それを入れられるスーツケースなどを奪い合って侵入したビルから脱出する知的競争ゲーム。傑作ではあるが、とにかく罠を仕掛けまくるのと、解除しまくる事で面倒なゲームになってしまう一面もある。続編の「スパイvsスパイ 南国大作戦」はその辺を解消したものの、玄人向けになりすぎて今ひとつウケなかった。


 で。スパイのゲームといえば、かつてタイトーから出ていた「エレベーター・アクション」ってゲームが傑作だったんですよ。リメイクもされましたし。リメイクはパッとしませんでしたが。

 ゲームは侵入したビルから書類を奪い、エレベーターを使ってビルを降りていき、脱出すればクリアという概要だけを説明すると「スパイvsスパイ」とどう違うのかわかりにくいですが、スパイvsスパイの敵は敵企業のスパイ。
 エレベーター・アクションは、無数に湧いてくる敵を銃撃で倒せるアクションゲーム。エレベーターで敵を押し潰したり、ドアで銃弾を防いだり、アクション映画の「欲しいところ」をちゃんと押さえてます。

 だからこそ、今の技術を持って「ミッションインポッシブル」として発売すりゃ売れるんじゃないかと思うんですよ。ええ。

 と言うわけで、本日の話題は、

 エレベーターです。


 はい。ウチの職場は移動に何かとエレベーターを使います。
 何しろデパートですので、800kgぐらいの重量は余裕で搭載できます。何しろ、フライヤーみたいな巨大な調理器具も搬入しなければいけませんから。他にも液体分の多い缶詰が詰まった段ボールを100ケースとか。

 で。このエレベーターがなかなかに厄介なのである。

 ぶっちゃけ、料理を運んだりしてるんでなければ、階段を利用した方が早い。
 しかし、番重(コンビニとかにパンを搬入してる、あのケース)を重ねて、料理や食器を運んでいるので、トラブルを避けるためにはエレベーターを使用する方が得策なのである。

 このエレベーター、楽だが遅い。遅い上に、待ってる側がドア側で待ってたり、降りる側が反対側で待ってたりして、


 (´°Д°)」 お前らは
 それでもデパート勤務者か?


 と、キレそうになる。他にも、いったん上に上がるか下に降りるか、という場面で乗らない人が多い。
 正直、1秒でも早くドアを閉めたいので、無人になったら数秒間無駄になる(自動で閉まるのに5秒ほどかかる)のが嫌なのである。
 しかも、目的の方向と違うエレベーターに乗ると、


 (╹◡╹) 「上に向かいますけど、大丈夫ですか?」


 みたいな声を掛けられたり、怪訝な顔をされたりする。


 (´°Д°)」 エレベーターから出る時に、
 「閉まるボタン」を皆が押すなら、
 ワタクシも乗りませんけどね?


 とにかくエレベーターはとてもストレスが溜まるのである。
 特に、エレベーターが自分のいる階に止まっている事が少なすぎるのである。

 ワタクシがメインで使用しているエレベーターは、1階、地下1階、地下2階の3ヶ所だけを行き来する。
 なのに、エレベーターが自分のいる階に止まっている事は、滅多にない。


 (´°Д°)」 何故だ?
 1/3の確率だろう?


 いや、1/3は正確ではない。むしろ、1/2と言える。と言うのも、このエレベーターは1階の従業員はあまり使用しないのである。(時間帯により激増するが) なお、ワタクシは地下2階がメインの仕事場。

 つまり、地下1階と地下2階の1/2の確率に、ひたすら負け続けている事になる。

 おかしい。何故だ? 何故こんなにエレベーターはワタクシを避けるのか?

 そこで嘆くのは性に合わない。理由は解明しなければならない。何故エレベーターはワタクシのいる階に止まっていないのか。

 1/2だぞ? おかしいじゃないか。


 単に運が悪い? 気のせい? いや、違う。そもそもが1/2ではない。存在する確率で考えれば1/3で計算した方がいいだろう。だが、それにしてもハズレを引きすぎである。

 だが、天才的なワタクシは、その真実に気付いてしまったのである。

 確率は1/3ではない。


 図解しよう。


  1階
  ↓ 1階から地下1階へ
  地下1階
 ↓ 地下1階から地下2階へ
  地下2階


 そして、


  1階
↑ 地下1階から1階へ
  地下1階
↑ 地下2階から地下1階へ
  地下2階


 という計10パターンが存在し、実質地下1階と地下2階しか使用しないワタクシがエレベーターに出会えるのは10パターンの中でわずか4つ!!

 (;´・Д・)」 あれ? 多いぞ?


 ええと。違うな。考え直すと、10パターンではない。図解の中で、停止状態のエレベーターは重複するから、7パターンである。
 で。自分がエレベーターに会えるのは地下1階、2階停止中の2つ!

 2/7? (´・Д・)」 あれ?


 約分すると1/3よりちょっと低いぐらい? あれ? おかしいな。

 違う。ええと? そうか。自分がいる階にいる可能性だから、1/7に絞られるのか。


 結論は、1/7である。


 1/7なら、出会えないのも仕方ない。そうだろ? 実際、1階に関わるケースは少ないが、決してゼロではない上、待たされるケースが多いから、集約しても1/6から、せいぜい1/5だ。


 (´・Д・)」 1/5なら、
 ハズレを引き続ける可能性は高い。


 特に地下2階なら余計にそうなる。←説明が面倒なので割愛する。

 つまり、原因は運の悪さではない。1/3だと思い込んでいる事が間違いなのだ。原因は自分の頭の悪さである。自分の思い込みなのである。

 おわかりいただけただろうか。

 (´・Д・)」 世の中、自分の「運が悪いのだ」と世界を呪ったりする残念な人が多い。しかし、フタを開けてちゃんと分析してみると、別に運が悪い訳ではなく、順当な結果だったりする。

 無論、降って湧いた不幸や、どうしようもない環境下にいる人は存在する。


 だが、多くの不幸や巡り合わせの悪さってのは、不理解や思い込みが生み出した幻想なのだと知る必要があるのではないだろうか。


 ※ この記事はすべて無料で読めますが、納得した人は投げ銭(¥100)を払ってくれてもええんやで? ええんやで? な? お願いやで?
 なお、この先には、どうでもいいクイズ番組の話しか書かれていません。 


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。