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DP①「キャプテン・アメリカ 卍帝国の野望」


 皆さん、こんにちは。マーベルを直訳すると「驚愕」です。木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 さて。映画「デッドプール3」こと「デッドプール&ウルヴァリン」を観てきた訳ですが、


 (´°Д°)」何を言っても
 ネタバレになっちゃう!


 ので感想が書けないと言う恐ろしい事態になってしまいました。しかし、


 (´・∀・)」感想は言いたい。


 なので全力でネタバレを回避しつつ、ワタクシの内にコールタールのように溜まったドス黒い感情を吐き出すため、マーベル作品を中心に、


 (´・∀・)」これまでの
 アメコミ映画の歴史を
 振り返って行こうと
 思い立った訳です。


 まあ、ここで既に映画DP3を観た人は苦笑いしてると思いますし、これは既に、

 スパイダーマンでやったよな。↑



 とか思ったりもする訳ですが、そんなコトは知ったコトじゃねえ。デップーファン、アメコミファン、映画ファン、アメコミ映画ファンとして、


 (´・Д・)」やるんだよ。


 と言う訳で、アメコミ映画の歴史をドカーンと掘り返して行こうかと思いますが、何処まで遡るか、という問題が出てきます。
 調べた限りでは、「魔術師マンドレイク」が最古の実写アメコミヒーローになる模様ですが、ぶっちゃけ知らないので何も書きようがない。

 てな訳で、現在にも続くアメコミ初の実写化は、おそらく「キャプテン・マーベル」の1941年になるかと思いますが、ワタクシは研究者じゃないので正確な所はわかりません。

 ちなみに「キャプテン・マーベル」という名前ですが、マーベル社のコミックでもありません。ぶっちゃけ、現在でいう「シャザム」がコレで、現在のマーベル社から出版されている「キャプテン・マーベル」とは別モノ。ややこしい。
 なお、シャザムは現在、マーベル社のライバルとされるDC社のキャラクタですが、初出はフォーセットコミックス。DCへは諸々あって移籍している。更にややこしい。

 また、アメコミ映画の歴史を語る上でややこしいのが、


 (´・Д・)」原作が存在していない
 アメコミ映画が割とあるってコト。


 「スターウォーズ」「ロボコップ」や「コナン・ザ・グレート」「ハンコック」なんかがソレに該当する。
 要は「スーパーヒーロー映画」ってのが子供向け作品って括りだったのだろう。
 スターウォーズやロボコップは「映画を原作」として、後にコミカライズされているので逆輸入という形になる。
 「コナン」シリーズはロバート・E・ハワードの小説が原作で、A・シュワルツェネッガーをスターダムにのし上げた映画化作品としても知られる。後にアメコミ化。
 ハンコックなんかは一般的にアメコミ映画とされるが、原作はない。知る限りではコミカライズもされていない。

 話が少し逸れたが、広義で言うと「アメコミ映画」っては色々ある。映画と実写ドラマの区別も少しややこしい。ドラマが編集されて映画になったケースなどもある。あと、アニメ映画もあるし。

 なので、実写アメコミ映画と言う存在が確立されたのは、1978年の「スーパーマン」だと言っても過言ではないだろう。ちなみにスーパーマンはDC社。
 一方のマーベルはと言うと、実写化作品の映画は、


 1986年の


 (´°Д°)」ハワード・ザ・ダック

 🐥


 が最初ってコトになってしまう。いや、マジで。🐤


 アチャー(ノ∀`)


 一応、「スターウォーズ」のジョージ・ルーカスが撮った作品でもあるのだが、最低映画に数えられるほど評判が悪い。マジで悪い。個人的に嫌いではないのだが、コミックスとも設定が違うし、いわゆるアメコミ・ヒーロー映画と言うのは少し無理がある。

 となると、マーベル初の実写ヒーロー映画はと言うと、


 1989年「パニッシャー」である。



 当時、「ロッキー4」の敵役として注目を浴びたドルフ・ラングレンを主役に据えたこの映画だが、


 (´・Д・)」パニッシャーの
 基本設定となる「元海兵」が
 「元刑事」に改変され、
 シンボルの髑髏コスチュームも
 オミットされてしまう。


 それ、ただの80年代刑事アクション映画や。

 いや、ドルフ・ラングレンはB級アクション映画の常連になっちゃう訳だが、この「パニッシャー」もその扱いである。
 個人的にはトンチキ日本(同じくドルフ・ラングレン主演「リトルトーキョー殺人課」と共通する)が最高だし、台詞回しとかはちゃんとパニッシャーしてて大好きなんだけど、


 (´・Д・)」B級映画感は
 ぜんぜん拭えてないの。


 悲しい。悲しいが、歴史的に見て、マーベル初の実写A級映画と呼ぶ事は難しい。

 ならば、その次は1990年、


 キャプテン・アメリカ
 卍帝国の野望


 ※正確には「卍」ではなく、ナチスの「鉤十字」です。

 キャプテン・アメリカ生誕50周年を記念して作られたこの映画、


 制作費1000万ドル!


 なんと、スーパーマン(1978)の、


 (´・Д・)」1/5以下。


 スーパーマンが5500万ドルで3億ドルの興行収入に対し、制作費1000万ドル!
 前年度の「バットマン」か。3500万ドルで4億ドルの興行収入に対し、制作費1000万ドル! 資料が少なくてわからないけど、300万ドルって説まである!

 しかも! 史料が少なくて詳細は不明だが、「キャプテン・アメリカ卍帝国の野望」の興行収入は、


 (´・Д・)」いちまんどる。


 という噂さえある。
 なお、日本未公開。2年ぐらい後にビデオで発売されたレベル。日本市場からは相手にさえされてなかったのである。

 (´・Д・)」地獄やん。


 ちなみに、作品自体はめちゃくちゃチープだし、衣装もアクションももっさりしてるし、ストーリーもかなりお粗末なんだが、


 (´・Д・)」ワタクシは
 割と好きなんやで。


 ひたすらに、そんな不遇のマーベル映画。
 わかるだろうか。アメコミ好きとして、マーベルがひたすら辛酸を舐め続けた日々が。
 ワタクシは幸い、DC社もマーベル社もイメージ社(スポーン)もダークホース社(ヘルボーイ)、ミラージュ社(ニンジャタートル)も好きだったから良かったが、マーベルはそれなりの人気があるはずなのに実写映画が悲惨な結果になると言う地獄みたいな状態だったのだ。

 それでも、それでも、話題にすらならない他社作品(スポーン、ヘルボーイ、ウィッチブレイドなどは、まだ始まってません)に比べれば、優遇されている方である。大丈夫。大丈夫、マイフレンド。

 そこから約10年。マーベルの実写ヒーロー映画は息を潜める。その間、


 DCはバットマンで
 大当たりしてるのに!

 してるのに!!



 だが、ついにマーベルは大きく動く。





 1997年、



 (´・Д・)」倒産。



 大きく動くってか、潰れとるやん。あかんやん。ダメやん。大丈夫じゃないやん。

 だが、マーベルは倒産の前に、少しでも資金を捻出しようと、コミックスの映画化権を叩き売りしていた。

 これが、奇跡を生むのである。


 1998年、マーベル実写映画がついに動き出す。そう、皆が待ったあのヒーローが、スクリーンで大暴れする。


 彼の名は、




 エリック・ブルックス。




 (´・Д・)」え、誰?



 みたいな顔すんなよぉ、、、。




 次回、DP②「ブレイド」に続く。


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 なお、この先には本音しか書かれてません。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。